会社員が副業をして収入が増えている?

こんにちは、K2 College編集部です。

副業は多くの人にとって追加収入を得る手段として人気がありますが、成功するとは限りません。実際、副業に失敗した例は数多くあり、その理由は様々です。以下では、社員の副業失敗例をいくつか取り上げ、その原因と対策について詳しく説明します。

副業OKの会社も増えているので、副業をしている人も増えていますね。

UberEatsなどの配達や1日からできるバイトなど、アプリから登録してすぐにできるものも多いですね。その他、サイドビジネスとして始めてみる、という方も増えています。

  • 1. 時間管理の失敗
  • 2. スキルミスマッチ
  • 3. 法的および倫理的な問題
  • 4. 収入とコストのバランス失敗
  • 5. 不適切なマーケティング戦略

1. 時間管理の失敗

例1: 過労による本業への悪影響
ある社員が、夜間にライドシェアの運転手として働き始めました。しかし、昼間の本業と夜間の運転手業務の両立が難しくなり、慢性的な睡眠不足に陥りました。その結果、本業でのパフォーマンスが低下し、上司から注意を受ける事態となりました。
対策
副業を始める前に、自分のスケジュールを厳密に見直し、どれだけの時間を副業に割けるかを確認することが重要です。また、副業の時間帯や勤務時間を調整し、十分な休息を確保することが不可欠です。

本業に影響が出ると本末転倒ですね。

本業で日中の時間は仕事をしているので、休息時間も考慮してどれだけできるか時間管理しないといけませんね。

2. スキルミスマッチ

例2: 必要なスキル不足による失敗
IT企業に勤める社員が、ウェブデザインの副業を始めました。しかし、デザインの基本スキルが不足しており、クライアントからの要求に応えられず、プロジェクトが途中で打ち切られてしまいました。
対策
副業を始める前に、自分のスキルセットを客観的に評価し、必要なスキルを事前に習得することが重要です。オンラインコースや資格取得を通じて、関連スキルを向上させることが推奨されます。

スキルが足りない、ということもあるんですね。

はい、会社ではチームで取り組んでいるためできるように錯覚しますが、いざ一人でやってみるとできない、という事態になってしまいます。しっかりとスキルの棚卸しが必要ですね。

3. 法的および倫理的な問題

例3: 利益相反と企業規則違反
金融機関に勤務する社員が、副業として投資アドバイザーを始めました。しかし、会社の規則で副業が禁止されていることを知らず、利益相反の問題が発覚しました。最終的に会社から解雇される結果となりました。
対策
副業を始める前に、自分の本業の会社の規則を確認し、利益相反や規則違反にならないかをチェックすることが重要です。また、副業を始める前に上司や人事部に相談し、正式な許可を得ることも推奨されます。

会社との利益相反、というのはどういったものがありますか?

業務上知り得た情報を使って他の会社にコンサルすることで本業の会社に不利益を与える、というケース、監査法人などでは他社の財務情報を知っているので、その会社の株を買うなどの投資行為自体がNGとなるケースもあります。

4. 収入とコストのバランス失敗

例4: 収益不足による赤字経営
ある社員が、自宅で手作りアクセサリーを販売する副業を始めました。しかし、材料費やマーケティング費用が収益を上回り、最終的に赤字経営となりました。
対策
副業を始める前に、詳細なビジネスプランを作成し、収益とコストのバランスを慎重に計算することが重要です。初期投資や運営コストを考慮し、現実的な収益見込みを立てることが必要です。

しっかりしたビジネスプランを作るのは大変そうですね。

副業とはいえビジネスですから、自分の人件費、仕入れなどのコストを上回らないとやっていく意味がなくなってしまいます。逆に本業があるので、副業で始めて、利益が出せるのか試してみる、というやり方をするのもいいですね。

5. 不適切なマーケティング戦略

例5: 顧客獲得に失敗
ある社員が、ブログ運営を副業として始めましたが、適切なマーケティング戦略を持たず、トラフィックを増やすことができませんでした。結果として、広告収入も期待以下となり、ブログ運営を断念することとなりました。
対策
マーケティング戦略をしっかりと立て、SEO対策やソーシャルメディアの活用、ターゲットオーディエンスの分析を行うことが重要です。定期的にコンテンツを更新し、質の高い情報を提供することで、トラフィックを増やすことができます。

新規の顧客獲得は確かに難しそうです。

副業ではないですが、大手企業の営業マンだと、その企業の看板やマーケティングがあって顧客獲得できているのに、全て本人だけの成果で売れていると勘違いして独立して失敗するケースなどはよく聞きます。
これも自分自身のスキル、できることできないことを客観的に知っておくことが重要です。

まとめ

  • 副業にかけられる時間管理をしっかり行う
  • 自分のスキルを俯瞰的に見て、できることできないことを把握しておく
  • まずはテスト的に小さなビジネスから始めてみる

副業は追加収入を得るための有効な手段ですが、成功するためには多くの要素を慎重に考慮する必要があります。時間管理、スキルの習得、法的および倫理的な問題の確認、収入とコストのバランス、適切なマーケティング戦略、パートナーシップの確立、家族とのバランスなど、多方面での準備と対策が求められます。これらの対策を講じることで、副業のリスクを最小限に抑え、成功へと導くことができるでしょう。

著者プロフィール

K2編集部
K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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