新NISAでも金（ゴールド）は購入できる

こんにちは、K2 College編集部の森本です。
新NISAで金（ゴールド）に投資できるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、新NISAにおけるゴールド投資の可能性や種類・方法について解説します。新NISAでゴールド投資を検討したい方は参考にしてください。

新NISAでゴールド投資を考えていますが、リスクは高いのでしょうか？

ゴールド投資にも一定のリスクがあります。金関連のETFや株式を通じての投資になるため、それぞれの商品特性を理解することが重要です。

新NISAでは金（ゴールド）を現物購入はできない

金はインフレに強い資産とされ、インフレ対策として機能する可能性があります。

新NISAでも金（ゴールド）に投資することは可能ですが、現物を直接購入するのではなく、厳密に言えば金に関連した金融商品を通じて金に投資する形になります。

具体的には、新NISAの「成長投資枠」を活用して金関連の金融商品に投資することが可能です。

新NISAでは金貨や金地金などの現物を直接購入することはできません。また、金関連の投資は「つみたて投資枠」ではなく、「成長投資枠」でのみ行うことができます。

新NISAでゴールド関連の投資をする際の注意点は何でしょうか？

ゴールド価格の変動リスクや為替リスク、また金鉱山株の場合は、個別企業リスクなどがあります。長期的な視点で投資することが重要です。

新NISAの成長投資枠を使ったゴールド投資には、主に以下の3つの方法があります。

成長投資枠を利用して購入できる金関連の投資信託がいくつかあります。例えば、「三菱UFJ 純金ファンド（通称：ファインゴールド）」などがその一例です。

他にも、Smart-iゴールドファンド（為替ヘッジあり）やSMTゴールドインデックス・オープン（為替ヘッジあり）といった商品もあります。

金関連の投資信託を選ぶ際には、いくつかの要素を慎重に検討する必要があります。まず、ファンドの運用方針を確認し、自身の投資目標に合致しているかを確かめましょう。

金価格に連動するETFも成長投資枠で購入可能な対象に含まれます。ETFは取引所で株式のように売買できるため、柔軟な投資が可能です。

例えば、SPDR ゴールド・シェア（GLD）やiシェアーズゴールド・トラスト（IAU）などが該当します。

金ETFを保有することで、少額から金価格の動きに連動した投資が可能となり、現物の金を持つよりも手軽に金投資を始めることができます。

しかし、金価格の変動リスクや為替ヘッジがない場合の為替リスクには注意が必要です。

金鉱山会社や金関連企業の株式も成長投資枠で購入できます。

金関連の個別株は、主に以下の3つのカテゴリーに分類されます。

以下は、主な金関連の個別銘柄です。

金関連の個別株投資は、金価格の変動だけでなく、企業固有の要因も考慮する必要があります。そのため、より高度な専門知識と深い分析が求められます。

投資家は自身のリスク許容度や投資目的に応じて、慎重に銘柄を選択することが重要です。

金関連の投資商品の中で、成長投資枠に最適なものはどれでしょうか？

一概に「最適」と言えるものはありません。投資家の目標やリスク許容度によって異なります。ただし、いずれの場合も十分な調査を行なったうえで、さらに分散投資を心掛けてください。

新NISAでは、金（ゴールド）を現物購入することはできません。しかし、金に関連した金融商品を購入することはできます。

ゴールドに関連する投資商品を組み込むことで、ポートフォリオのリスク分散効果を増大させることも可能です。金は株式市場や債券市場との相関が低いため、リスク管理の観点から有効な選択肢となるでしょう。

新NISAでゴールド投資は可能ですが、慎重に検討する必要がありますか？

そうですね。新NISAでゴールド関連商品に投資することは可能ですが、リスクとリターンを十分に理解し、長期的な視点で取り組むことが重要です。分散投資のひとつとして検討しましょう。

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森本雅之: 金融機関や会計事務所で実務経験を積んだ後、現在は金融系Webライターとして活動中。

累計200本以上の記事を執筆し、様々な金融系メディアで執筆経験あり。自らの投資経験や金融の専門知識を活かし、読者にとって分かりやすく実践的な情報提供を心がけている。

保有資格は「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」