こんにちは、K2 College編集部です。
香港には、さまざまな目的や滞在期間に応じたビザの種類が存在します。以下に、主要なビザの種類とその詳細について説明します。
香港にも色々なビザがあるんですね。
はい、目的や滞在期間によって様々なビザがあります。どういったものがあるか見ていきましょう。
- 短期滞在ビザ
- 長期滞在ビザ
- 特別ビザ
短期滞在ビザ

- 観光ビザ
- 観光目的で香港を訪れる外国人に発行されるビザです。多くの国のパスポート保有者は、90日間までビザなしで滞在可能です。ただし、国によって異なるため、事前に確認が必要です。
- ビジネスビザ
- ビジネスミーティング、会議、商談などの目的で香港を訪れる外国人に発行されるビザです。観光ビザ同様、短期のビジネス滞在であれば、多くの国のパスポート保有者はビザなしで滞在可能です。
- トランジットビザ
- 香港を経由して第三国へ移動する場合に必要なビザです。通常、ビザなしで短期間(24~72時間)滞在が可能ですが、国によってはトランジットビザが必要な場合があります。
観光ビザで90日滞在できるんですね。
はい、ただ日本のパスポート保持者は90日以内の観光滞在の場合、ビザは不要です。
長期滞在ビザ

- 就労ビザ(Employment Visa)
- 香港での就労を目的とする外国人に発行されるビザです。雇用主がスポンサーとなり、香港入境事務所(Immigration Department)に申請します。ビザは通常1年間有効で、更新が可能です。
- 投資ビザ(Investment Visa)
- 香港でビジネスを立ち上げるまたは既存のビジネスに投資する外国人に発行されるビザです。申請者は、投資が香港経済に貢献することを証明する必要があります。
- トレーニングビザ(Training Visa)
- 香港で短期間の職業訓練や研修を受けるためのビザです。通常、6か月間有効です。
- 学生ビザ(Student Visa)
- 香港の教育機関で学ぶために発行されるビザです。入学許可証や学費の支払い証明が必要で、学業期間に応じてビザが発行されます。
- 家族ビザ(Dependent Visa)
- 香港で就労ビザや投資ビザを持つ外国人の配偶者や未成年の子供に発行されるビザです。家族と一緒に香港に滞在することができます。
投資ビザというのはいくら位の投資が必要ですか?
香港で3,000万香港ドル(約5億5,300万円)を投資する外国人が対象になります。
特別ビザ

- 優才計画(Quality Migrant Admission Scheme, QMAS)
- 特定の分野で優れた才能を持つ外国人を対象にしたポイントベースのビザプログラムです。ポイントシステムに基づき、学歴、職歴、言語能力などを評価されます。
- 人材計画(Admission Scheme for Mainland Talents and Professionals, ASMTP)
- 中国本土からの高度な人材を香港に招致するためのビザです。申請者は、香港での雇用契約を持ち、専門的な資格や経験を持っている必要があります。
- 入境計画(Capital Investment Entrant Scheme, CIES)
- 高額な資本を香港に投資する外国人に発行されるビザです。現在、このプログラムは一時停止されていますが、将来的に再開される可能性があります。
どの国でも優秀な人材を獲得するために、色々なプログラムがあるんですね。
はい、特に香港は中国との繋がりが大きいので、中国から香港に移る人も多いです。
まとめ
- 短期滞在、長期滞在それぞれビザがある
- その他、特別ビザも存在する
- 投資家ビザに必要な投資額はかなり大きい
香港には、観光、ビジネス、就労、学業、家族滞在など、さまざまな目的に応じたビザの種類があります。各ビザには特定の条件や必要書類があり、目的や滞在期間に応じて適切なビザを選択することが重要です。ビザの申請手続きや最新の情報については、香港入境事務所(Immigration Department)の公式ウェブサイトを確認することをお勧めします。また、信頼できるビザ申請代理業者に相談することも有効です。
著者プロフィール

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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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