なないろ生命 なないろメディカルスーパーワイド 引受基準緩和型医療保険

こんにちは、K2 College編集部です。

今回はなないろ生命の引受基準緩和型医療保険なないろメディカルスーパーワイド」を解説していきます。

なないろ生命の緩和型医療保険は、告知が2つでいいって聞いたんですけど、本当ですか?

はい。他社の緩和型保険に入れなかった人は、ぜひ1度確認してみてください。なないろメディカルスーパーワイドの告知事項や、契約するメリット・デメリット等をお伝えしていきますね。また、病気を持っている方のリスク対策法もあわせて解説するので、参考になさってください。

  • 動画解説
  • なないろ生命は朝日生命が設立したグループ会社
  • なないろメディカルスーパーワイドの告知事項と保障内容
  • なないろメディカルスーパーワイドを契約するメリット・デメリット
  • 将来のリスクに備えるなら、保険だけでなく資産形成も視野に入れよう

動画解説

なないろ生命は朝日生命が設立したグループ会社

会社概要

なないろ生命は2021年に朝日生命の出資により、設立されました。医療保険にターゲットを絞り、商品数は少ないながら、社会的認知度や評価を高めています。同社設立の背景に135年以上の歴史を持つ朝日生命が、多様化する顧客ニーズに応え、利便性を追求したサービスを提供する必要性がありました。「あきらめないで、いい保険」をキャッチフレーズに、保険に新しい選択肢をという理念のもと、営業を展開しています。

設立:2021年4月1日
総資産:735億9,300万円(2023年12月末時点)
保有契約件数:46.6万件(2023年12月末時点)

格付情報

なし

ソルベンシーマージン比率

3,150.3% (2023年12月末時点)

企業理念は立派ですね。でも親会社の朝日生命の格付が一時期BBBだったのは、ちょっと気になります。

朝日生命の現在の財務状況はかなり改善され、2024年5月時点でフィッチによる格付けで「A-」となっていますよ。何よりも、なないろ生命の医療保険の保障が良心的で、徐々に社会的評価が上がってきていますね。

なないろメディカルスーパーワイドの告知事項と保障内容

契約概要

商品名:なないろメディカルスーパーワイド
正式名称:引受基準緩和型医療保険(無解約返戻金型)
契約年齢:20歳~85歳
保険期間:終身
払込期間:(最低払込期間5年)60歳/65歳/70歳/75歳/80歳/85歳/終身
払込頻度:月払/年払

申込方法:ネット/郵送/対面

※ 告知内容は、以下の2項目のみ

保障内容

【主契約】

入院給付金

病気やケガで入院したとき、日帰り入院から保障されます。支払限度日数は、60日(通算1,000日)。日額は1,000円単位で、3,000円~1万円から設定します。

医療費充当給付金

入院が始まったとき、入院一時金として給付金が支払われます。入院給付金日額の0倍(なし)・5倍・10倍・20倍・30倍の5タイプから選択。通算50回限度です。

手術給付金・放射線治療給付金

所定の手術や治療を受けたとき、保障されます。給付金額は、入院給付金の0倍(なし)・5倍・10倍の3タイプから選択。支払限度は無制限です(放射線治療は60日に1回)。

【特約】

通院一時金特約

退院後180日以内に1回でも通院すると、一時金が給付されます。通算50回限度。

先進医療特約

所定の先進医療による療養を受けたとき、技術料の同額(通算2,000万円限度)と、一時金として技術料の10%(通算200万円限度)が支払われます。

商品解説

無解約返戻金型引受基準緩和型医療保険です。入院時や退院後の通院にまとまった額が受け取れる、一時金主体の保障になっています。告知が2項目のみ。他社と異なり、直近1年以上2年未満の治療状況については問われません。緩和型医療保険によくある「契約初年度の保障は半額」ということもなく、初めから満額給付です。

他社の緩和型保険への加入をあきらめていた人も、なないろメディカルスーパーワイドなら契約できる可能性がありますね。

そうですね。特約内容が多様性に富んでいるわけではありませんが、入院前後の保障や先進医療特約だけは持っておきたいという方向けの、シンプルな商品になっています。

なないろメディカルスーパーワイドを契約するメリット・デメリット

では、具体的な契約例を見ていきましょう。

契約例

保険期間:終身
払込期間:終身
払込頻度:月払
入院給付金日額:5,000円
手術・放射線治療:5倍
先進医療特約:付加


契約年齢:30歳/50歳
 男性:3,322円/4,503円
 女性:3,211円/3,920円

郵送による契約の場合は、9プランから選択します。プラン内容は以下のとおり。

入院給付金:1万円/5,000円/3,000円 から選択
手術・放射線治療給付金:入院給付金の5倍
先進医療特約:付加
医療費充当給付金:入院給付金の10倍/なし のどちらかを選択
通院一時金:3万円/なし のどちらかを選択

「保障内容を調節したいがネット契約が難しい」という人は、提携先が訪問するサービスもあるので、保険会社に連絡しましょう。

なないろメディカルスーパーワイドを契約するメリット・デメリット

次に、引受基準緩和型医療保険なないろメディカルスーパーワイドに加入する、メリット・デメリットを見ていきましょう。

【なないろメディカルスーパーワイドを契約するメリット

◆告知の2項目が「いいえ」であれば、一生涯の医療保障を持てる
◆がん等の3大疾病経験者であっても、入院・手術等から1年たっていれば加入できる
◆先進医療に備えられる(しかも、一時金つき)
◆退院後1日でも通院すれば、まとまった額が受け取れる
◆初年度から満額保障してもらえる
◆告知が少ない割に、保険料がおさえられる

【なないろメディカルスーパーワイドを契約するデメリット

◆まだ若い会社だけに、抜群の安定性があるわけではない
◆特約数が少なく、選択肢が限られる
◆3大疾病の治療に対する保障や、長期入院に対する保障がない
◆連続して保険料引き落としができなかった場合、復活制度がない

3大疾病の治療でも一段落して1年たっていれば契約できるというのは、かなりゆるやかな加入条件ですよね。医療保険をあきらめていた人は、一度確認してみるとよいのではないでしょうか。

はい。告知内容がゆるやかであれば、保険料が一般的に割高になるのですが、そういった傾向も見られません。

【以下のような点でお困りではありませんか?】

  • 資料を読んだだけでは、どの緩和型の保険商品がいいのかよくわからない
  • 自分の場合、標準体保障に特別条件付きで入れる商品はないか、情報がほしい
  • ずっと以前保険に入ったままで、病気をした後も内容を確認していない
  • 良い保障はほしいけれど、保険料はおさえたい。その場合、なないろ生命の商品がベストなのか教えてほしい

1つでも該当する方は、無料相談をご利用ください。弊社の保険アドバイザーがお客さまの状況に即した解説をさせていただきます。
※直接相談(無料)

将来のリスクに備えるなら、保険だけでなく資産形成も視野に入れよう

以上、なないろ生命の緩和型医療保険なないろメディカルスーパーワイドについて解説してきました。告知項目が2つだけの割に、他社に比べ保険料がおさえられています。給付金も初年度から満額払ってもらえ、先進医療の保障は良い内容です。もし「長期入院に備えたい」「3大疾病の保障も持ちたい」という人は、FWD生命の「FWD医療 引受緩和」やメディケア生命の「新メディフィットRe〈リリーフ〉」を参考にするとよいでしょう。保障内容や保険料のバランスがとれている商品なので、告知が通るのであれば、検討してもよい医療保障です。

保険は大切なリスク対策の手段ですが、それだけで全てのリスクをカバーすることはできません。必要な保障を確保したら、次は貯蓄や資産形成にも目を向けましょう。大きな病気を経験した方は、人生が予測できないものであることを身をもって理解しています。緊急時にまとまった資金が準備してあれば、心理的負担がかなり軽減されるはず。将来のリスクに備えるためにも、資産形成を計画的に進めていくことを考えましょう。

確かに先の見えない将来に対し、保険だけでリスク対策はカバーしきれませんよね。まとまった資金があれば、たいていのことに対応できるというのは納得できますし、何より安心感が持てます。でも、資産形成って何をどうすればいいんでしょう?

今の日本でお金を増やそうとしても、確かにムリがありますよね。ただインデックス型海外終身保険等、実質利回りが5%以上で資産形成をしつつ、同時に死亡保障も持つことができる商品もあります。
また、資産形成の手段として、「自分年金」を準備することも可能です。詳細は下記の入門書をダウンロードしてご確認ください。
※ 【入門書】公的年金に依存しない自分年金を準備するための入門書

お気軽に連絡いただければ、弊社の保険アドバイザーがご相談にのります。
※直接相談(無料)

まとめ

  • 緩和型医療保険なないろメディカルスーパーワイドの告知は2項目のみで、その内容もゆるやか
  • おさえられた保険料で、初年度から満額保障
  • 特約数が多くはなく、長期入院や重篤な疾病に備えることはこの保険だけでは難しい
  • 将来のリスク対策は保険だけではなく、資産形成も視野に入れよう

著者プロフィール

K2編集部
K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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