こんにちは、K2 College 松本です。
今回は実際に私が受けた相談事例をご紹介します(ご相談はコチラから)。
- 相談内容
- アドバイス(商品)
- アドバイス(全体)
相談内容

現在31歳の既婚、子なし 男性です。米国ドル建特定疾病保障終身保険(低解約返戻金型)を2021年12月に契約しました。そのまま放置しており、現状としては以下の状況です。
・保険料89.28米ドル月払
・既払込保険料累計額478,040円
・解約返戻金175,168円
・保険期間の終期
友人がジブラルタ生命で勤務し始めた時に契約をしましたが、離職し連絡も取らなくなってしまいました。いつまで払い続け、いつ満期を迎えて現金にするものなのかもよく分かっていない状況です。このまま続けるべきか否か何かアドバイス頂けたらと思いご連絡致しました。また他にも高度障害療養加算型家族収入保険を毎月5,783円払っております。
アドバイス(商品)

ジブラルタ生命 米国ドル建特定疾病終身保険(低解約返戻金型)〔無配当〕
三大疾病になった時に一時金としてまとまったお金が受け取れるのは安心できますし、払込が終われば支払った保険料以上の解約返戻金が貯まっているので、決して悪い商品ではありません(貯蓄性は低いですが)。しかし、デメリットもあって保険料払込期間中は本来の解約返戻金の70%になってしまいます。つまり、
・払込期間中に解約すると本来の解約返戻金の3割減になるけど、保険料を割引するよ
・ちゃんと払込満了を迎えると、本来の解約返戻金に戻すよ
ということです。
ジブラルタ生命 高度障害療養加算型家族収入保険(無解約返戻金型)〔無配当〕
死亡時には設定した年金月額の保険金を保険期間が終了するまで受け取ることができます。特徴は高度障害になると年金月額の1.5倍が受け取れる保障が基本装備されていることです。通常の収入保障保険は高度障害になると年金月額と同額を自分自身が受け取ることになりますが、ジブラルタの収入保障保険は高度障害療養加算年金として上乗せで受け取れるようになります。
アドバイス(全体)

高度障害療養加算型家族収入保険を毎月5,783円払っております。
こちらは割高なので、別の保険会社に切り替えた方がいいです。
米国ドル建特定疾病保障終身保険(低解約返戻金型)を2021年12月に契約しました。そのまま放置しており、現状としては以下の状況です。
・保険料89.28米ドル月払
・既払込保険料累計額478,040円
・解約返戻金175,168円
・保険期間の終期友人がジブラルタ生命で勤務し始めた時に契約をしましたが、離職し連絡も取らなくなってしまいました。いつまで払い続け、いつ満期を迎えて現金にするものなのかもよく分かっていない状況です。このまま続けるべきか否か何かアドバイス頂けたらと思いご連絡致しました。
終身保険なので満期はありません。そして日本の保険商品(外貨建を含む)は利回りが低く割高なので死亡保障と貯蓄目的で続けるのはオススメしません。
死亡保障と資産形成を両立するなら『新インデックス型海外終身保険』に切り替えた方がいいです。ジブラルタの終身保険は解約されてよいかと思います。
「ジブラルタ生命の米国ドル建終身保険」と『新インデックス型海外終身保険』の比較はこちらです。
ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険
契約年齢:30歳 男性
死亡保障:USD 100,000
保険期間:終身
払込期間:60歳満了
払込頻度:月払
保険料:USD 148
総支払保険料:USD 53,280
<解約返戻金と返戻率の推移>
20年後(50歳):USD 25,090(70%)
30年後(60歳):USD 60,340(113%)
40年後(70歳):USD 71,520(134%)
50年後(80歳):USD 82,870(155%)
払込が終わると支払った保険料以上の解約返戻金になりますが、30年でたった13%しか増えていません。それぞれを実質利回りで計算するとこちら。
<実質利回り>
30年後(60歳):0.79%
40年後(70歳):1.14%
50年後(80歳):1.24%
50年経過しても利回りは1.2%です。新インデックス型海外終身保険で同じ死亡保障額で試算すると下記になります。
新インデックス型海外終身保険
契約者:30歳 男性
死亡保障:USD 100,000
保険期間:121歳
運用先:NASDAQ
払込期間:15年
払込頻度:年払
保険料:USD 1,063(初年度のみUSD 1,188)*月換算保険料:USD 88.58
総支払保険料:USD 16,070
<解約返戻金と返戻率の推移> *過去の実績値からの数字
15年後:USD 22,394(139%)
20年後:USD 30,269(188%)
30年後:USD 62,533(389%)
40年後:USD 130,388(811%)
50年後:USD 273,737(1,703%)
60年後:USD 550,410(3,425%)
保険料の支払を15年間で止めた場合はこのようになります。長期で見ると将来はとてつもない返戻率になっていきます。ある程度増えてくると、金利で増えた分を毎年引き出すことで自分年金として利用することもできます。実質利回りを計算すると以下のようになります。
<実質利回りの推移>
15年後:4.54%
20年後:5.18%
30年後:6.19%
40年後:6.62%
50年後:6.87%
60年後:6.94%
同じ死亡保障額ですが、年間保険料は半額で、払込期間も半分の15年です。総支払保険料は約1/4とコストを大幅に削減できます。将来の解約返戻金もこちらの方が多くなります。
このように日本の外貨建終身保険の貯蓄性は低いので、解約して解約返戻金を『新海外個人年金』または『新海外固定金利商品』で運用する。支払っていく予定だった保険料は『新インデックス型海外終身保険』をされる方がいいです。
こんなに違うんですね。すぐに見直したいと思います。
下記の直接相談から「新インデックス型海外終身保険の資料希望」とお問い合わせください。
※直接相談(無料)
まとめ
- 死亡保障と貯蓄を両立するなら海外の終身保険
- 目的が資産運用でも新インデックス型海外終身保険は利用できる
- 日本の保険で貯蓄や運用はしない
- 今契約していたら、内容を見て個別に判断するので、お気軽にご相談ください(無料)
著者プロフィール

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大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。
外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。
また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。
そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。
クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。
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