「運用」に対して時間をかけるべきであり、「決断」に時間をかけるべきではない

こんにちは。K2 College大崎です。

松井証券が、全国の25歳(Z世代)、35歳(ミレニアル世代)、55歳(バブル世代)の男女・合計600名を対象に、世代別「お金事情」に関する実態調査をしました。
(調査結果や分析は『松井証券株式会社調べ』)

そこでは「お金の不安」に対する設問がいくつかあるですが、全世代の半数が「早い時期からお金の不安を解消するために行動すべきだった」と回答しています。

  • お金の不安を感じ始める年齢は若くなってきている
  • お金の不安を感じているが、6割以上が1年以内に行動できていない

お金の不安を感じ始める年齢は若くなってきている

「お金の不安」を抱えている人を対象に、不安を抱え始めた年齢を尋ねたところ、若い世代ほど早い段階でお金の不安を感じていることがわかったそうです。

これは、日本では給与が上がらないにも関わらず、支払う税金や社会保障費は増加の一途をたどり、将来受け取る公的年金は減額になることが明らかになってきておりますから、そう聞いて育った若い世代ほどお金に不安を感じるのは仕方ないですね。

「お金の不安」を感じているが、6割以上が1年以内に行動できていない

それぞれの世代でお金に対する不安を抱え始めた年齢は異なるにしても、全世代において6割以上が1年以内に行動できていないですよね。

バブル世代においては、半数以上が3年以内にも行動できておりません。

Z世代やミレニアル世代であれば、まだまだ運用して増やす時間はたっぷりあるので徐々にでも行動していけば良いとして、時間がないバブル世代は手遅れになる可能性があるのは理解しているのでしょうかね。

弊社でも50代の方からの相談は多いですが、時間に対する考え方を間違えている方が多いです。

運用に対して時間をかけるべきであり、
決断に時間をかけるべきではありません。

もちろん決断するための情報収集に時間が掛かるのは理解できますが、決断にはそれほど時間は掛からないと思います。

「お金の不安」を解消するために、バブル世代は3割以上が何も行ってない

「お金の不安」を解消するために、全世代において「支出の節約」や「資産形成/資産運用」、「お金に関する勉強」をしているようですが、一部においては「何も行ってない」ようです。

バブル世代では「何も行ってない」と回答した割合が、3割を超えているのですね。

お金に不安を感じているにも関わらず、6割以上が1年以内に行動できていないとの調査結果でしたが、「何も行ってない」方も一定数いますね。

不安を解消するために一刻も早く行動した方が、ずっと不安を抱えたままという状況から抜け出せますし、合理的だと思うのですが。

まとめ

  • 運用に対して時間をかけるべきであり、 決断に時間をかけるべきではない
  • 早めに資産運用に慣れておく

バブル世代にはお金を増やしていく時間は少ないですから、少しでも早く行動され、早めに資産運用に慣れておいてください。

人生100年時代、長く働くこともひとつの選択肢ですが、55歳以降は役職定年や再雇用などで収入も激減するかと思いますし、これからは運用しながらお金を遣っていくステージですから、資産寿命を延ばすことがポイントになります。

気軽にこちらから、ご相談ください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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