こんにちは、K2 College河合です。
本日もよく聞かれる質問にお答えしたいと思います。
「一括投資と積立投資、最初に始めるならどっちの方がいいですか?」
私も投資を始めたいと思ってますが、どこから手をつけていいのかわかりません。
どちらも必要なんですけど、投資する元手の資金がどこから出ているのか?で考えてみましょう。
- 一括投資とは?
- 積立投資とは?
- 銀行預金にあるまとまった資金なら一括投資、毎月の収入からなら積立投資
一括投資とは?
一括投資とは、100万円、500万円、1000万円、3000万円、1億円などまとまった資金を投資することを言います。金額によって投資できる選択肢や開設できる口座が異なったりしますが、基本的には投資した元本が年何%の利回りでまわるか?を目標にして投資をします。
仮に1000万円を投資したとしましょう。投資信託は1口=1万円から投資できますから、例えば・・・
グローバル・ソブリン:300万円
ピクテ・グローバル・インカム:300万円
ティー・ロウ・プライス 米国割安優良株式ファンド:400万円
という風に分散して投資します(これをポートフォリオという)。これが仮に年8%で運用していけたとしたら・・・
1年後:1080万円
2年後:1166万円
3年後:1259万円
4年後:1360万円
5年後:1469万円
10年後:2158万円
(複利運用の場合)
という具合に増えてきます。
次のボーナスが出たら100万円くらいまとまるので、それで一括投資すればいいですね。
その場合は次の積立の方がいいんです。今現在預金などにまとまった資金がなくて、(ボーナス含め)将来の収入から資産形成していきたいなら、今すぐに積立を始めましょう。
積立投資とは?
現在、まとまった資金を持っていないけれど、働いていて毎月の安定した収入がある方は積立投資をしましょう。
例えば、毎月40万円の給料をもらっていたとします。この場合、税金、年金、社会保険料などその他諸々を引かれて、30万円くらいでしょうか(可処分所得)。ここから更に家賃、光熱費、食費など諸々かかって残ったのが7万円くらいだとします。
「今月は7万円残ったな」
と思いながら、翌月・・・
「ちょっと多めに出費してしまって7万円使ってしまった」
では永遠にお金が溜まっていきません。資産形成できません。そのため・・・
「毎月〇〇万円は将来のために貯蓄する」
と決めて始めるのが積立投資です。ただ貯蓄するのでは増えませんから(インフレになったら目減り)、積立しながら毎月投資をすることで、ドルコスト平均法を使って長期的に資産を複利で増やしていきます。
私がまさにこれです・・・。独り身だからあまり気にしていませんでしたが、貯金が全然できていません。。。
これは投資の世界では有名な話で、人間とはそうなっているようです。皆さんそうなのでご安心ください(笑)。ただそれを自覚して、なんとかしないといけないと行動できるかどうかで、資産形成の差ができますね。
銀行預金にあるまとまった資金なら一括投資、毎月の収入からなら積立投資
ここまで読んで既に気づいて貰えてると思いますが・・・
銀行などにあるまとまった資金の運用 → 一括投資
毎月の収入からの資産形成 → 積立投資
という風に投資を分けてください。なのでどちらから始めたらいいか?ではなく、どちらの資金か?で決めてください。
なおどちらかをしたらいいというわけでもありません。積立をしていても、ボーナスや相続、退職金などまとまった資金が入ってくることがあると思います。その時に車を買うとか、家を買う頭金にするとか、消費のことばかり考えていては、これまた一生資産形成なんてできません。これからは年金もアテにならない時代ですから、老後資金、子供の教育資金、いざという時のお金は自分で貯めて、投資で増やしていかないといけませんね。
ありがとうございます。スッキリしました。実際それぞれ始めようと思ったら、また商品選びで悩みそうですが、どうしたらいいでしょうか?
そうですね、その時はまたこのK2 Collegeを参考にしてもらいながら、我々に相談してください(直接相談無料)。積立投資をしようと思ったら、税控除からまずはiDeCo、NISAになると思いますが、実際は積立をした先にちゃんとした投資先を選んでおかないと、増えないどころか減ったりするので気をつけてください。我々は海外の最低保証の金利が付く海外積立投資をお勧めしています。投資先も200本のファンドから自由に選ぶことができ、皆さん良いパフォーマンスを出してますよ。
※『海外積立投資入門書(マニュアル)』はこちら(無料)
まとめ
- 最終的には一括投資も積立投資も両方しよう
- どちらも投資先選定が大事なので、お気軽にご相談ください
- 海外で一括投資をするなら「オフショアファンド」、積立するなら「海外積立投資」
一括投資で国内の商品(投資信託など)を見た時、物足りないなと感じたら、オフショアファンドも考えてみてください。低リスクで高リターンなヘッジファンド、オルタナティブへ投資することができます。
※『オフショア投資入門書(マニュアル)』はこちら(無料)
著者プロフィール
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<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部国際経営学科ファイナンスコース卒業
中国天津南開大学漢語語言学院留学
野村證券にて4年半勤務、2008年リーマン・ショックの前日に退社
プライベートバンクを経て、2009年K2 Investment設立
2014年ボストン留学、2018年Paris留学
現在、K2 Holdings会長
<趣味>
ダイビング、クルージング、自然
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