こんにちは!K2 Collegeの半野です。
突然ですが、先日『世界で最も裕福な都市ランキング』というニュースがありました。
世界で最も富裕層が多く住む都市の番付でニューヨークが再び首位となった。同番付をまとめる投資・移民コンサルティング会社ヘンリー・アンド・パートナーズによると、ニューヨークでは昨年、100万ドル(1億3400万円)以上の投資可能な個人資産を持つ富裕層は約34万人だった。
※CGTNより抜粋
富裕層が一番多く住んでいる都市はニューヨーク。そして2位が何と東京。その他ランキングの都市を見ると、有名都市に集中しているのがよく分かります。またグローバル経済事情を反映して、中国の北京や上海もランクインしています。一方気になるのはビリオネアの人数。ニューヨークはさすがに多いなという感じですが、東京は2位でありながら、ビリオネアの数はトップ10の中で一番少ないのです。ミリオネアは多いけど、ビリオネアが少ないということですね。
東京が2位なのは少し意外。でもビリオネアは他の都市と比較して少ないんですね。
成功した起業家や開業医などが多いのでしょうね。やはり日本の中心地ですから。
- 富裕層の定義
- 富裕層を目指すのにニューヨークや東京に住む?
- タイが資産運用に向いている?
- 資産運用で富裕層を目指すなら日本よりもタイ
動画解説
富裕層の定義
改めて富裕層の定義です。この定義を改めて確認しますと、今ではこのようになっているようです。
「純金融資産1億円以上5億円未満」 ※野村総合研究所より
資産から負債を差し引いた金額(純金融資産)が1億円以上。例えば資産が2億円あっても、借金が1億5千万円あれば差し引き5千万円なので、富裕層とはカウントされません。
統計をとった年がずれますので、最初のランキングの数値と異なりますが、100万ドル(約1億3,400万円)以上となると、このランキングでの富裕層から上の層となります。そしてビリオネアは10億ドル(約134億円)ですので超富裕層の一部ということですね。
こんなふうに分類しているんだ。ただあまりピンときません。
調査する上で、便宜上分類しているんですね。一定の定義は必要ですから。
富裕層を目指すのにニューヨークや東京に住む?
会社経営者、開業医、弁護士などビジネス関係の理由でこれらの都市圏に住んでいる富裕層が多いと考えられます。ではビジネスではなく、私達が資産運用や投資で資産を増やし、富裕層を目指す場合、これらの都市に住むことが果たして正解なのかと考えてみました。東京を中心にみていきます。
ネックはキャピタルゲインへの課税
日本の場合、株式投資や投資信託、FXなどで得た利益に対し、分離課税として約20%の税金が発生することはご存知のとおりです。一方米国も0%、15%、20%と申告スタイルにより段階的に課税される仕組みになっています。つまり『投資をして資産を増やそう』と思っても、税金のおかげで複利効果が薄まってしまうということになります。
さらに日本の場合、資産を築いたとしても、子供や親族に相続する場合の相続税、大きな家に住むにも固定資産税と、いろいろと課税対象があるため、資産構築の妨げになってしまいます。そう考えるとランキングに入っている香港やシンガポールはオフショアですから、納得のいくところです。
もしかして税金のせいでビリオネアが少ないんですかね。
その可能性は否定できません。課税対象が多いのは日本税制の特徴です。
タイが資産運用に向いている?
ランキングには全く顔を出していないタイの首都バンコク、実はタイはキャピタルゲインへは非課税。つまり投資で得たキャピタルゲインはそのまま自分の利益になり再投資できるのです。それ以外にも大きく関わりそうな税金もチェックしてみましょう。
相続税:相続財産の合計金額1億バーツ(約4億円)を超える部分に対して課税。
税率は親・子孫などの直系尊属・卑属の場合は5%、それ以外の場合は10%。
配偶者が受取る相続財産は非課税。
固定資産税:土地家屋税と呼ばれる。0.15%~0.3%で設定。
配偶者への相続財産が非課税というのはすごいですね。またタイは外国人の土地所有が出来ませんので、コンドミニアム所有にかかる税金となります(以前はそれも非課税でした)都市部の中心地に大きな庭付きの戸建てが多くある理由も納得です。
タイがそんなに税制面で優遇されているのは意外でした。
タイ人で株やFXなどの投資をしている人は多いです。非課税というのが大きいのでしょうね。
資産運用で富裕層を目指すなら日本よりもタイ
このようにタイは投資に関してはタイ国民同様、寛容な?国といえます。相続税や固定資産税を日本と比較してもかなり優遇されている印象です。金融資産の運用でさらに資産を増やしてしていくことを目指すのであれば、日本よりもタイで運用した方が効率よく資産を増やし、さらに1ランク上の富裕層になれる時間も短くなるでしょう。
・事業ではなく、資産運用でさらに資産を増やす
・将来の家族への相続も考えている
このように考えているのであれば、タイを移住先として考えるというのも1つの選択肢といえるかもしれません。
タイで資産運用は税制面からもお得な感じですね。タイに住んでいる人はかなり有利かも。
すでにタイに滞在しているのであれば、日本よりも有利になりますから、滞在中に海外投資を実行してみてください。
まとめ
- 東京は富裕層の数は多くてもビリオネアが少ない
- 日本の税制が原因でビリオネア誕生が少ないと予想できる
- 資産運用での税制面をみた場合、タイは非常に優遇されている
- タイ滞在中に投資を実行しよう
お金を増やす方法は様々です。ご自分のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。
著者プロフィール
-
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。
最近の投稿
- コラム2023.06.22一括投資でも投資の考え方を変えてはいけない
- コラム2023.06.21株価が上昇中ですが投資には注意
- コラム2023.06.20仮想通貨取引所FTXの破綻とは
- 海外不動産2023.06.19海外不動産投資の魅力と問題点
この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/12499/trackback