元本確保型ファンドの四半期平均の考え方

こんにちは、K2 College 松本です。

今回は元本確保型ファンドのリターンに影響する『四半期平均』についてお伝えします。

四半期平均って聞いたことないので知りたいです!

私も初めて聞いたときは一回で理解できなかったので、この記事で理解を深めてください。

  • 動画解説
  • 四半期平均とは3ヶ月ごとのリターンの平均値
  • 四半期平均を用いることで満期時に暴落しててもプラスリターンになる
  • 元本確保型ファンドと組み合わせてリスクを最小限にできる

動画解説

四半期平均とは3ヶ月ごとのリターンの平均値

四半期平均とは、投資開始日の価格を基準として3ヶ月毎のリターンを出して平均した数字です。一般的に3ヶ月スパンのことをQuarterで表記します。

<Aファンドの四半期ごとの価格とリターン>
*投資開始日価格を100とする
Q1:110(10%)
Q2:90(−10%)
Q3:120(20%)
Q4:100(0%)

この1年間の四半期平均は「5%」となります。

1年後には投資した日と同じ価格ですが、リターンの平均を計算するとプラスになるということですね。

はい。計算は非常にシンプルですね。

四半期平均を用いることで満期時に暴落しててもプラスリターンになる

4つのシナリオでどのようなリターンになるのか確認してみましょう。

上図は縦軸が「ファンド価値」、横軸が「時系列」です。ファンドの投資初期(Strike Date)価値を100として、6年間(Q24)の運用して満期を迎える商品の設定です。

・シナリオ1は、6年間ずっと上昇し続けた場合
・シナリオ2は、3年間上昇し、残り3年間下降して投資初期の価値で満期を迎える場合
・シナリオ3は、3年間上昇し、残り3年間大きく下降して投資初期の半分の価値で満期を迎える場合
・シナリオ4は、5年6ヶ月上昇し、残り1年6ヶ月に大きく下落して満期を迎える場合

グラフだけでは四半期平均リターンがどれくらいか分からないので、具体的な数字で計算しましょう。

それぞれのシナリオの一番下の数字が四半期平均リターンになります。シナリオ1が一番リターンが良いのは感覚的に理解できると思います。大事なのはシナリオ2〜4です。シナリオ2は満期時点のファンド価値は投資初期と同じですが、四半期平均リターンだと27%になります。シナリオ3と4の場合は投資初期の価値を大きく下回っていますが、いずれもプラスリターンで着地しています。

逆にシナリオ1の場合はリターンが半分くらいになってしまいますが、まぁこんなに綺麗に上がり続けるファンドはないのであまり気にしなくてもいいでしょう。

満期の時にファンドの価値が下がっていてもプラスリターンなのは凄いです!!

下落リスクをできるだけ抑えられるのがいいですね。

元本確保型ファンドと組み合わせてリスクを最小限にできる

先程のシナリオで、満期時の下落リスクをヘッジできるのは理解できたと思います。結局のところ運用期間中にプラスリターンの時期が長く継続することが、四半期平均のプラスリターンになる条件です。もしマイナスリターンが継続した場合は、四半期平均をしてもマイナスリターンになります。ですが、この四半期平均は元本確保型ファンドに適用するというのがミソです。

元本確保型ファンドは満期時の元本を確保してくれるので、四半期平均で大きくマイナスだったとしても損失は最小限になります。元本確保の割合は90%、95%、100%など募集している条件により異なりますが、最大損失が分かった状態で投資できるのは安心材料です。

そこに四半期平均リターンを用いることで、ダブルで下落リスクを抑えながら投資ができます。また満期を迎える前に利益が出ていれば途中売却をすることで、利益を確定させることもできます。

投資してみたいです!今も元本確保型ファンドの募集はあるのでしょうか?

時期によって条件は異なりますが、今も期間限定で募集しています。
詳しい条件は下記の直接相談から「元本確保型ファンド資料希望」とお問い合わせ頂ければ個別にアドバイスいたします。
※直接相談(無料)

まとめ

  • 四半期平均リターンで満期時の価格を気にしなくてよい
  • 元本確保型ファンドと四半期平均で安心の投資
  • 元本確保型ファンドは募集期限があるので直ぐに確認しよう

著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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