こんにちは、K2 College 松本です。
今回は『新インデックス型海外終身保険』と「リタイアメントインカム」を比較します。リタイアメントインカムはプルデンシャル生命、ジブラルタ生命、PGF生命から販売されている商品です。
ちょうどリタイアメントインカムを提案されていたので助かります。
日本の外貨建養老保険(平準払)ではトップクラスの商品なので、提案されることが多いかと思います。どのような違いがあるのか確認していきましょう。
- 動画解説
- リタイアメントインカムの概要
- 新インデックス型海外終身保険の概要
- 払込期間と総支払保険料は半分以下なのに死亡保障は4倍以上
- 個人や法人で契約している人は個別に相談してください。
動画解説
リタイアメントインカムの概要
契約概要
商品名:米国ドル建リタイアメントインカム 米国ドル建年金支払型特殊養老保険〔無配当〕
契約年齢:0歳〜70歳
払込期間:40歳〜80歳まで
払込頻度:月払/半年払/年払
予定利率:3.00%(年金開始前)、2.25%(年金開始後) ※2024年3月時点
年金種類:20年確定年金/40年確定年金
年金月額:USD 200〜
死亡保障:年金月額×100
※ 年金月額USD 500以上の場合は割引があります
保障内容
被保険者が死亡または高度障害になった時に保険金額を受け取って契約終了です。
何事もなく満期を迎えると満期保険金を一括で受け取れます。また20年もしくは40年の確定年金として受け取ることもできます。
商品解説
死亡保障額が抑えられている米ドル建の養老保険です。
特徴としては特殊養老保険ということです。通常の養老保険は「満期金=死亡保険金」となりますが、リタイアメントインカムは途中から払込保険料総額と解約返戻金が契約時の死亡保障額を上回っていくようになります。つまり『元々の死亡保障額を下げることにより保険料を割安にできるので、返戻率が高くなる』ということです。
しかし、デメリットもあって『途中からは死亡保障の上乗せはなくなる』ということです。この商品をご契約される方は貯蓄目的だと思うので、そもそも死亡保障は必要ないはずです。当たり前ですが、死亡保障はタダではなく、しっかりと死亡保障コストが保険料に含まれて支払っているのです。不要な保障の為に支払いをしていては、本末転倒です。
でも利率が3%もあるなら、銀行の金利よりも遥かに高くて資産運用にもなるし加入したいです。
確かに銀行の普通預金に置いておくよりは良いのですが、早合点してはいけません。皆さんがよく勘違いするポイントですが、積立利率は「利回り」や「金利」とは違うので注意してください。あとで具体的なシミュレーションの数字で比較をするので、そこで確認しましょう。
保険用語については下記のリンクで詳しく解説しています。
『予定利率』『積立利率』『利回り』とは?
新インデックス型海外終身保険の概要
商品概要
死亡保険金:USD 100,000〜 *1
運用通貨:米ドル(USD)
被保険者年齢:1歳〜75歳
保険期間:被保険者年齢121歳まで
払込期間:自由(15年以上を推奨) *2
払込頻度:半年払、年払
積立利率:1%〜12% *3
運用先:S&P500、NASDAQ
健康診断:年齢と保険金額によっては必要 *4
*1 法人はUSD 500,000〜
*2 15年間の保険料支払があるとボーナスが付与される
*3 毎年変動する
*4 日本で診査可能
商品解説
新インデックス型海外終身保険は、米ドル建(USD)で払込期間は自由です。保険期間は121歳までなので終身保険と言っても問題はないでしょう。払込期間が自由という日本にはない仕組みなので最初は意味が分からないと思うかもしれませんが、契約時に何年と決めないので環境の変化に柔軟に対応できます。さらに、将来は引き出したい時に引き出したい金額を指定すれば都度引き出すことができます。
積立利率は毎年1〜12%の間で変動します。運用先(S&P500、NASDAQ)の年間リターンに応じて積立利率が決まるのですが、直近過去15年間または25年間の平均積立利率が下記になります。
15年間 | 25年間 | |
S&P500 | 7.48% | 7.37% |
NASDAQ | 8.52% | 7.99% |
どちらも高いのですが、特にNASDAQが高いですね。日本の米ドル建終身保険でトップクラスの積立利率は、メットライフ生命の「ドルスマートS」やプルデンシャルグループの「リタイアメントインカム」で3.0%しかありません。これだけ積立利率の違いがあれば、死亡保障に対する保険料が安く、将来の解約返戻率が高くなるのも当然ですね。
積立利率が倍以上違うのはビックリです。ただ、15年間も支払うのは長いと感じてしまいます。
そうですね。15年以上の保険料支払があるとボーナスがもらえますが、長いと感じる方もいると思います。そのような方には5年間で払い込む方法もあるので下記のコラムを読んでみてください。
『インデックス型海外終身保険』の返戻率を高める方法
払込期間と総支払保険料は半分以下なのに死亡保障は4倍以上
それでは『リタイアメントインカム』と『新インデックス型海外終身保険』の契約例を比較してみます。
リタイアメントインカム
契約者:30歳 女性
死亡保障:USD 50,000
払込期間:65歳
年金開始年齢:65歳
年金種類:20年確定年金
払込頻度:月払
保険料:USD 175/月(年間:USD 2,100)
総支払保険料:USD 73,500
<解約返戻金と返戻率の推移>
10年後(40歳):USD 18,675(88%)
20年後(50歳):USD 43,779(104%)
25年後(55歳):USD 59,509(113%)
30年後(60歳):USD 77,759(123%)
35年後(65歳):USD 98,916(134%)
20年確定年金として受け取るようにすると、毎月USD 500を20年間受け取れるので、合計受取額USD 120,000で、返戻率は163.2%になります。
これが日本の外貨建終身保険のトップクラスのパフォーマンスです。次に『新インデックス型海外終身保険』で同じ保険料で払込期間は半分以下の15年の数字を見てみましょう。
新インデックス型海外終身保険
契約者:30歳 女性
死亡保障:USD 216,495
払込期間:45歳
払込頻度:年払
年間保険料:USD 2,100(初年度のみUSD 2,225)
総支払保険料:USD 31,625
<解約返戻金と返戻率の推移> *過去の平均利率の場合
10年後(40歳):USD 18,318(87%)
15年後(45歳):USD 43,907(138%)
20年後(50歳):USD 64,965(205%)
25年後(55歳):USD 92,312(291%)
30年後(60歳):USD 132,309(418%)
35年後(65歳):USD 192,290(607%)
もう言うまでもなく、新インデックス型海外終身保険の圧勝ですね。毎年支払う保険料は同じですが、死亡保障額は4倍以上あり、保険料の支払期間はたった15年間なので、総支払保険料は半分以下です。それでいて、10年以降の解約返戻金は上回る結果になっています。
同じ保険料なのに死亡保障額が4倍以上で、総支払保険料は半分以下なのに解約返戻金は2倍以上の差になるとは驚きです。
コストをかなり抑えられますし、10年以降には解約返戻金額がリタイアメントインカムを上回っていきます。死亡保障としても資産運用としても利用価値が高いと思います。
個人や法人で契約している人は個別に相談してください。
『新インデックス型海外終身保険』は、死亡保障、教育資金、老後資金の備えができるので、一生を通して利用して頂けます。日本だと変額保険、外貨建終身保険、外貨建養老保険を勧められると思いますが、これらの保険を契約している人は改めて見直してみましょう。
外貨建終身保険に加入しているので見直したいです!どうすればよいのでしょうか?
下記の直接相談から「新インデックス型海外終身保険資料希望」とお問い合わせください。
※直接相談(無料)
まとめ
- 教育資金準備、老後資金準備、退職金運用が目的の人は選択肢に入れよう!
- 保険料の節約になる!
- 日本で終身保険(外貨建含む)を契約している人は見直そう!
著者プロフィール
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大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。
外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。
また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。
そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。
クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。
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