「コア・サテライト戦略」で運用する

こんにちは。K2 College大崎です。

普段から「コア・サテライト戦略」でアセット・アロケーションを組むようアドバイスをしておりますが、ブログやコラムを読んでいただいている方であれば理解できるでしょう。

  • コア・サテライト戦略とは
  • 「コア」で守りの投資、「サテライト」で攻めの投資
  • 守りの投資はできてますか?

コア・サテライト戦略とは

コア・サテライト戦略とは、保有する資産をコア(中核)サテライト(衛星)に分けて運用する戦略のことで、

「コア」部分は安定的にリターンを得られる資産クラスで運用していき、
「サテライト」部分はリスクをとって大きなリターンが狙える資産クラスで運用していきます。

運用イメージとしては、下図とおりですね。

お金を殖やす目的は人それぞれですが、老後資金や教育資金のためと考えている方は多いかと思います。

老後資金や教育資金が必要なタイミングになってお金を大きく減らすということはできませんから、「コア」は減らしたくないお金で安定したリターンが得られる資産クラスで運用していくことが大切です。

反対に、一時的には資産が減っても困らない余裕資金があり、タイミングによっては大きく減るかもしれないけれど、リスクをとって大きなリターンを狙っていきたいようなお金は「サテライト」として運用されるのが宜しいかと思います。

「コア」で守りの投資、「サテライト」で攻めの投資

投資する資産クラスごとに、リスク(値動き)とリターンの度合いが異なります。

コア・サテライト戦略では、一般的にリスク(値動き)の比較的小さい資産クラスを「守り」として「コア」で保有し、リスク(値動き)が相対的に大きい資産クラスを「攻め」として「サテライト」で保有することになります。

守りの投資はできてますか?

2019年〜2021年の株高で資産を殖やしている方々を見て、株式投資を始めた方は多くいます。

日本では可処分所得は減り続けておりますし公的年金も期待できないので、投資を始めることには賛成ですが、その投資対象が「株式」だけというのは、人によっては危険だと考えております。

その理由は、株式はリスクが年率平均で25%前後もあるようなリスクが高い資産クラスであり、前述したコア・サテライト戦略でいえば、「サテライト」として運用した方が良い資産クラスです。

考慮する必要があるのが、株式で運用している場合、大きく資産を減らすタイミングというのは過去に何度もあり、直近の高値に戻るのに6〜7年も時間を要したことも数回あるということです。

考えるべきは、
このような資産を大きく減らしたタイミングで、お金が必要なイベントが訪れても問題ないか
ということです。

そろそろ勤労所得がなくなるタイミングが来ているにも関わらず、リスクが高い資産クラスだけで運用している方も少なくないです。

「守りの投資」「攻めの投資

ご自身の置かれている環境もしっかり考えた上で、資産クラスを選択することをお勧めします。

まとめ

  • 「コア」で守りの投資、「サテライト」で攻めの投資をしていきましょう
  • アセット・アロケーションを見直そう

株式で運用している場合、
お金が必要なタイミングで相場がどうなっているかわかりません。

そのため、リスク(値動き)の比較的小さい資産クラスを「守り」として「コア」で保有し、運用して行きましょう。

アセット・アロケーションのご相談は、いつもの通りこちらから連絡ください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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