オリックス生命 医療保険  CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス]

こんにちは!K2 College編集部です。

最近、テレビCMで保険会社各社が医療保険をPRし、資料請求の問い合わせを促しています。近年はご高齢の方やご持病をお持ちの方でも加入できる商品も増えています。オリックス生命 医療保険  CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス]が紹介されているCMを見たことのある方は多いのではないでしょうか。

今回の記事では「オリックス生命 医療保険  CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス]」について解説しつつ、加入を検討する際のポイントについても具体的に解説していきます。これから保険の新規加入を検討している方や、見直しを考えている方はぜひ参考にしてください。

資料請求するだけで保険商品の内容を理解できるの?

そうですよね!保険は難しいですよね。実際に、パンフレットを見てもわからない点があると相談を多く受けているのが現状です。

  • 販売チャネルを多角化展開している生保会社
  • 通販・ネット・対面申込できる引受基準緩和型医療保険
  • 生活習慣病の保障を付加できる引受基準緩和型医療保険
  • 保険料・保障内容を総合的に加味すると一般的な引受基準緩和型医療保険

販売チャネルを多角化展開している生保会社

ここでは、オリックス生命の成り立ちについて紹介いたします。

会社概要

オリックス生命は1991年4月に「オリックス・オマハ生命保険株式会社」として設立されました。その後、1993年2月に現在まで続く「オリックス生命保険株式会社」に社名変更しています。

オリックス生命は通販チャネルや代理店・金融機関チャネルに加えて、早い段階からインターネット申込チャネルを始め、後追いで直販チャネルを兼ね備えています。2021年4月に設立30周年を迎えています。

格付情報

格付投資情報センター(R&I)AA-(2023年6月30日時点)

この格付情報は保険金支払能力を示していますが、保険金支払能力を保障する格付けではないとのことです。

ソルベンシーマージン比率

1,004.9%(2023年3月31日現在)

オリックスグループでオリックス生命の位置づけってどんな感じなの?

オリックス生命はグループ全体の中で10%ぐらいの影響力があり、オリックスグループとして注力している事業のひとつです。

通販・ネット・対面申込できる引受基準緩和型医療保険

オリックス生命 医療保険  CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス] の契約概要から基本保障、特約まで解説いたします。

契約概要

  • 商品名:オリックス生命 医療保険  CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス]
  • 正式名称:無配当 引受基準緩和型医療保険(2019)・引受基準緩和型先進医療特約(2019)
  • 契約年齢:20歳~85歳
  • 保険期間:終身型
  • 払込期間:終身払
  • 払込方法:月払/半年払/年払
  • 決済方法:口座振替またはクレジットカード払
  • 申込方法:ネット申込・通販申込・対面申込

保障内容

保障内容は主契約と特約に分かれています。主契約では病気やケガ、不慮の事故で入院したときに給付金を受け取れ、特約では生活習慣病に備えることも可能です。他にも、手術時や死亡時の給付金などもあります。

加入基準も一般的な他社の引受基準緩和型医療保険と同水準です。保険会社によっては、もう少し加入基準が緩く設定されている商品もあります。

商品解説(主契約

オリックス生命 医療保険  CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス] は病気で入院したときに疾病入院給付金、不慮の事故で180日以内に入院したときに災害入院給付金を受け取れます。通販・ネットでは、入院給付日額3,000円・5,000円・10,000円のいずれかから選択可能です。

また、七大生活習慣病入院給付特則(三大疾病無制限型)を適用した場合には、糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎臓病で入院したときは、1回の入院につき120日まで保障があります。さらに、三大疾病で入院したときは、支払日数無制限で受け取れることが最大のメリットといっても過言ではありません。さらに、病気または不慮の事故で約款所定の以下の手術を受けたときに手術給付金を受け取れます。入院中の場合は1回につき主契約の入院給付金日額の10倍、外来の場合は1回につき主契約の入院給付金日額の5倍の保障額です。つまり、入院給付日額の金額設定が手術給付金の保障額に関わります。具体的には、手術給付金は入院せず手術した場合1回につき入院給付日額の5倍、入院し手術した場合1回につき入院給付日額の10倍です。例えば、入院給付日額を5,000円に設定した場合、手術給付金は入院なしの手術時25,000円・入院ありの手術時50,000円です。

商品解説(特約

ここでは、多くある特約について解説いたします。

引受基準緩和型先進医療特約(2019)

病気または不慮の事故で約款所定の先進医療による療養を受けたときに通算2,000万円までの先進医療給付金を受け取れる特約です。また、先進医療給付金が支払われる療養を受けたとき1回の療養につき50万円限度で先進医療一時金の保障もあります。

引受基準緩和型重度三疾病一時金特約

がん・急性心筋梗塞・脳卒中に備える特約です。それぞれの病気に罹患した際、1年に1度を限度に一時金を受け取れます。

引受基準緩和型がん一時金特約(2019)

初めてがんと診断確定されたとき、または、2回目以降、がんの治療を目的として入院を開始したとき
、1年に1回を限度に一時金を受け取れます。

引受基準緩和型入院一時金特約

主契約の入院給付金が支払われる入院をしたときに一時金を受け取れる特約です。通算50回まで受け取れ、設定金額は最大10万円です。

引受基準緩和型通院治療支援特約(退院時一時金給付型)

病気・ケガによる入院給付金が支払われる入院後に生存して退院したときに一時金を受け取れます。通算50回まで受け取れ、設定金額は最大10万円です。

引受基準緩和型終身保険特約(低解約払戻金型)(2019)

死亡保障を付加できる特約です。

主契約のなかで不要な保障を外すことはできないのでしょうか?

できません。付け外しができる保障は特約のみです。

生活習慣病の保障を付加できる引受基準緩和型医療保険

オリックス生命 医療保険  CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス]のポイントは他社の商品と比較していくつかあります。ポイントのなかでも、筆者が思う他社商品と比較して押さえておくべき点について見ていきましょう。

生活習慣病の場合、保障が上乗せされる

キュア・サポート・プラスは商品解説でも触れた通り、通常の入院や手術に加えて、三大疾病(七大疾病)の場合に保障を上乗せしています。オリックス生命の商品ラインナップにがん保険はありますが、その他の生活習慣病に手厚く備える保険はありません。そのためか、キュア・サポート・プラスでは七大疾病の保障を手厚くしています。

一方、他社で三大疾病の保険に加入している際は、保障が重複するかもしれません。自分に見合った保障を考える必要がありますね。

保険料は、他社とほぼ同じ水準もしくは少々劣る

似たような保障内容で保険料を他社と比較した場合、ほぼ同じ水準か若干、他社に劣る場合があります。

しかし、さまざまな保険比較サイトのランキングで引受基準緩和型医療保険の部門で上位にランクインしています。背景には、オリックス生命のPR力や乗り合っている保険代理店の多さなどが挙げられるでしょう。

死亡保障を付加できる

キュア・サポート・プラスでは特約で死亡保障を付加できます。医療保険に死亡保障を付加できるケースは非常に少ないです。そのため、医療保険と死亡保険を別々に加入している方は多くいます。では、特約で死亡保障を持つことにどのようなメリットがあるのでしょうか。

「死亡保険の加入を検討する際、掛け捨てで一生涯の保障を持ちたい」と考えている方もいるでしょう。しかし、一般的な終身タイプの死亡保障には解約返戻金があります。そのため、掛け捨てではありません。

しかし、キュア・サポート・プラスであれば、特約のため少額ではありますが、掛け捨てで一生涯の死亡保障を準備できます。

キュア・サポート・プラスを解約すると戻ってくるお金はないの?

はい。無解約返戻金型の保険ですので、解約金はありません。

保険料・保障内容を総合的に加味すると一般的な引受基準緩和型医療保険

いかがでしょうか?
オリックス生命 医療保険  CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス] についてはなんとなく理解できたでしょうか。

オリックス生命 医療保険  CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス] は特約を付加することにより、生活習慣病(三大疾病)や死亡保障にも備えられる保険です。1つの商品で保障をまとめると給付金請求などの手続きは1度で済みます。保険料水準は、他社と比較して特出して安くもなく高くもないです。一方で、1つの保険に全ての保障をまとめることにデメリットもあります。

たとえば、医療の部分は不要だけど死亡保障は残したいケースです。一般的に、特約部分のみを残して主契約のみ解約はできません。そのため、医療が主契約である[キュア・サポート・プラスを解約する際は死亡保障もなくなります。

キュア・サポート・プラスに加入するのはおすすめですか?

持病や既往症を踏まえて公的医療保険のみで不足を感じるのであれば加入を検討してもよいでしょう。一方で、医療保険ではなく、貯蓄や投資により将来の不安に備える選択肢もあります。どちらが自分に適しているかわからないようであればお問い合わせください。※直接相談(無料)

まとめ

  • 生活習慣病(三大疾病)の保障を手厚くできる医療保険
  • 保険料水準は他社とほぼ同じ水準、もしくは若干の見劣り
  • 特約で死亡保障も付加できる

また、まとまったお金がある場合は下記の入門書も効率の良い資産運用ができるので一読ください。
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著者プロフィール

K2編集部
K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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