オリックス生命 がん保険 Believe[ビリーブ] 無配当 新がん保険(2010)

こんにちは!K2 College編集部です。

最近、テレビCMで保険会社各社が医療保険終身保険だけでなく、がん保険をPRし、資料請求の問い合わせを促しています。オリックス生命には、がん保険が「がん保険ビリーブ」と「がん保険ウィッシュ」の2種類あります。

今回の記事では「オリックス生命 がん保険 Believe[ビリーブ]」について解説しつつ、加入を検討する際のポイントについても具体的に解説していきます。これから保険の新規加入を検討している方や、見直しを考えている方はぜひ参考にしてください。

資料請求するだけで保険商品の内容を理解できるの?

そうですよね!保険は難しいですよね。実際に、パンフレットを見てもわからない点があると相談を多く受けているのが現状です。

  • 販売チャネルを多角化展開している生保会社
  • 終身タイプのがん保険
  • 上皮内がんを100%保障できる保険
  • がん罹患後も保険料を払い続けないといけない保険

販売チャネルを多角化展開している生保会社

ここでは、オリックス生命の成り立ちについて紹介いたします。

会社概要

オリックス生命は1991年4月に「オリックス・オマハ生命保険株式会社」として設立されました。その後、1993年2月に現在まで続く「オリックス生命保険株式会社」に社名変更しています。

オリックス生命は通販チャネルや代理店・金融機関チャネルに加えて、早い段階からインターネット申込チャネルを始め、後追いで直販チャネルを兼ね備えています。2021年4月に設立30周年を迎えています。

格付情報

格付投資情報センター(R&I)AA-(2023年6月30日時点)

この格付情報は保険金支払能力を示していますが、保険金支払能力を保障する格付けではないとのことです。

ソルベンシーマージン比率

1,004.9%(2023年3月31日現在)

オリックスグループでオリックス生命の位置づけってどんな感じなの?

オリックス生命はグループ全体の中で10%ぐらいの影響力があり、オリックスグループとして注力している事業のひとつです。

終身タイプのがん保険

オリックス生命 オリックス生命 がん保険 Believe[ビリーブ] の契約概要から主契約、特約まで解説いたします。

契約概要

  • 商品名:オリックス生命 がん保険 Believe[ビリーブ]
  • 正式名称:無配当 新がん保険(2010)・がん先進医療特約(2018)・がん通院特約
  • 契約年齢:0歳~75歳
  • 保険期間:終身型
  • 払込期間:60歳払済(契約年齢:0歳~55歳)・65歳払済(契約年齢:0歳~60歳)・終身払(契約年齢:0歳~75歳)
  • 払込方法:月払/半年払/年払
  • 決済方法:口座振替またはクレジットカード払
  • 申込方法:ネット申込/通販申込/対面申込

保障内容

保障内容は主契約と特約に分かれています。主契約ではがんと診断された際の一時金、さらには入院や手術の保障があります。特約で先進医療や通院の保障を追加も可能です。

商品解説(主契約

オリックス生命 がん保険 Believe[ビリーブ] の主契約には、次の保障があります。

  • がん初回診断一時金
  • がん治療給付金
  • がん入院給付金
  • がん手術給付金
  • がん退院一時金

それぞれについて解説します。

がん初回診断一時金

初めてがんと診断されたとき、基本給付金額の100倍の一時金を受け取れます。基本給付金額とは、入院1日につき受け取れる保障額です。

がん治療給付金

がん治療を目的に入院したとき、基本給付金額の50倍の給付金を受け取れます。診断一時金と異なり、受取回数に制限はありません。

がん入院給付金

がんの治療を目的に入院したとき、入院日数×基本給付金額の給付金を受け取れます。入院日数に制限はありません。

がん手術給付金

がんの治療を目的に約款所定の手術をうけたとき、基本給付金額の20倍の給付金を受け取れます。こちらも受取回数に制限はありません。

がん退院一時金

がんで10日以上の継続入院をしたとき、基本給付金額の10倍の給付金を受け取れます。こちらも受取回数に制限はありません。

商品解説(特約

オリックス生命 がん保険 Believe[ビリーブ] に付加できる保障は次の通りです。

  • がん先進医療給付金(がん先進医療特約(2018))
  • がん先進医療一時金(がん先進医療特約(2018))
  • がん通院給付金(がん通院特約)

それぞれについて解説します。

がん先進医療給付金

がん先進医療給付金は、がん先進医療特約(2018)の保障内容のひとつです。がん治療の先進医療を受けたとき、技術料と同額もしくは通算2,000万円を限度に給付金を受け取れます。

がん先進医療一時金

がん先進医療一時金は、がん先進医療特約(2018)の保障内容のひとつです。がん先進医療給付金を受け取れる治療を受けたとき、先進医療給付金の10%もしくは50万円を限度に給付金を受け取れます。

がん通院給付金

がん通院特約の保障内容です。がんで約款所定の通院をしたときに、給付金を受け取れます。支払日数は無制限ですが、がんで入院して退院1年以内は60日が限度です。

入院の保障に日数制限はないの?

ありません。がん保険の場合、保障は他社も含めて日数無制限が一般的です。一方で、医療保険の場合、保障は他社も含めて通算日数や1度の入院日数に限度があります。

上皮内がんを100%保障できる保険

オリックス生命 がん保険 Believe[ビリーブ] の保険料は表の通りです。女性を中心に比較的検討しやすい商品と言えるでしょう。また、がん保険ビリーブのポイントは他社の商品と比較していくつかあります。ポイントのなかでも、筆者が思う他社商品と比較して押さえておくべき点について見ていきましょう。

上皮内がんでも100%保障

他社のがん保険の診断一時金は、上皮内がんの場合、設定額の50%や10%に制限しているケースが多くあります。しかし、がん保険ビリーブであれば、診断一時金の100%を受け取れます。

一方、がん保険ビリーブは一時金の最大額が100万円と少額である点はデメリットです。

保険料払込免除特約がない

オリックス生命の他商品ならびに他社含めて、一般的に、保険料払込免除特約を付加できるケースがほとんどです。しかし、がん保険ビリーブには、保険料払込免除特約を付加できません。

設定する基本給付金額で保障内容が大きく変わる

先ほど紹介した通り、保障内容は「基本給付金額の◯倍」のケースが多くあります。たとえば、「入院給付金は1日5000円あれば問題ないけど、一時金は100万円欲しい」と考える人もいるでしょう。しかし、がん保険ビリーブは保障内容が基本給付金額に連動しているので、あまり詳細なプラン設定ができません。

一時金などの保障を増やしたい場合は、どうしたらいいの?

他社商品などに加入して保障を追加するしかありません。また、保険に多く加入しているなどの場合によっては、追加できる保障に制限が出るかも知れません。

がん罹患後も保険料を払い続けないといけない保険

いかがでしょうか?
オリックス生命 がん保険 Believe[ビリーブ] についてはなんとなく理解できたでしょうか。

オリックス生命 がん保険 Believe[ビリーブ] は上皮内がんも100%保障されるめずらしい保険です。また、診断時から退院後まで幅広く保障できる商品です。一方で、保険料払込免除特約を付加できないなどのデメリットもあります。

保険料については、女性を中心に検討しやすい商品と言えるでしょう。

ビリーブに加入するのはおすすめですか?

一時金が少額でも問題ないのであれば検討してもよいでしょう。一方で、男女によって保険料は大きく異なりますので注意しましょう。どの保険が自分に適しているかわからないようであればお問い合わせください。※直接相談(無料)

まとめ

  • 診断一時金の最大が100万円しかない
  • 診断から退院後の通院まで幅広く保障できる
  • 保険料の男女差が大きい

また、まとまったお金がある場合は下記の入門書も効率の良い資産運用ができるので一読ください。
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著者プロフィール

K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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