こんにちは。K2 College大崎です。
インフレを抑制するために各国中央政府は政策金利を引き上げ続けておりますが、それに伴い株式・債券市場からは資金が流出しておりました。
ところが、10月のCPI(米消費者物価指数)の上昇率が市場予想を下回ったのを背景に、世界の株式と債券市場には資金が流入し、価格は大幅に上昇しております。
しかしながら、S&P500を構成している企業の業績は、第4四半期には過去2年間で初めての減益になるとの見方が出てきており、このまま株価上昇は続くでしょうか。
- 逆イールドは継続中 景気後退(リセッション)入りはいつか
- 市場は「逆業績相場」へ以降しつつある
- 「海外固定金利商品」100%元本が保証されて満期後には確定された金額が戻ってくる
逆イールドは継続中 景気後退(リセッション)入りはいつか
市場ではリセッション(景気後退)の指標として2年物国債と10年物国債の利回りを注視しており、2年物国債の利回りが10年物国債を上回るイールドカーブ(利回り曲線)で逆イールドが発生し続けております。
逆イールドが発生したのは7月ですが、逆イールドが発生してからリセッションに陥るまでには6カ月から24カ月のタイムラグがあるとのことですので、来年はリセッション入りとなり、企業の利益はさらに下がることになるかも知れません。
米国のIT企業が続々とリストラに踏み切っておりますが、これもリセッション懸念が高まっているからですね。
市場は「逆業績相場」へ以降しつつある
現在の米国市場は「逆金融相場」にあると考えられておりますが、景気後退局面へ向かっており、企業業績の悪化も踏まえると、「逆業績相場」へ移行しつつあるように感じます。
ブログではリセッションに備えてヘッジをしておきましょうと、以下ディフェンシブセクターをポートフォリオに組み込むことを提案してきましたが、
生活必需品
ヘルスケア
公益
セクター別に年初来リターンを確認すると、これらセクターのリターンは他のセクターに比べて良いですね。
「逆業績相場」においては、株価は下落、もしくは一定の値幅の範囲で上げ下げを繰り返す状態となりますので、本格的な株価上昇となる「金融相場」への移行タイミングまでは、これらセクターに対するポートフォリオの割合を高めておくと宜しいかも知れません。
「海外固定金利商品」100%元本が保証されて満期後には確定された金額が戻ってくる
「海外固定金利商品」の金利は上昇しており、現在の金利はそれぞれ以下のとおりです。
3年: 3.25%
5年: 3.75%
7年: 4.0%
10年: 4.5%
元本の解約(一部解約を含む)がない場合、100%元本が保証されて満期後には確定された金額が戻ってくるので、50代以上の方である程度まとまった資金のある方は、一部資産をこちらのプランで運用すると宜しいかと思います。
50歳でUSD100,000を拠出して10年満期プランで運用した場合、
10年で約1.54倍となり、
満期時にはUSD154,239となって戻ってきます。
USD54,239の利益が決まっているというのは、資産形成する上で大きいですよね。
株式で運用している場合、10年後にはどうなっているかわかりませんよね。
もしかしたら約1.54倍以上に増えているかも知れませんし、逆にそれ以上に資産を減らしているかも知れません。
「高年齢者雇用安定法」によって65歳までの雇用確保が義務づけられることとなりましたが、雇用確保に伴って賃金は見直しされるでしょうし、大企業に勤めていても「役職定年」で賃金が大幅に減少している方も増えてきております。
人的資本が減少していくならば、金融資本で補っていけば良いのですが、金融資本まで減らしてしまうと老後の生活が立ち行かなくってしまう方もいるでしょう。
そのようなことが心配の方は、10年プランで4.5%と貰える金利が高いいうちに「海外固定金利商品」で運用を開始して、10年後に受け取る金額を確定しておきましょう。
まとめ
- 市場は「逆業績相場」へ以降しつつある
- 株式で運用している場合、株価はどうなっているかわからない
- 100%元本が保証されて満期後には確定された金額が戻ってくる「海外固定金利商品」で運用する
株式で運用している場合、お金が必要なタイミングでどうなっているかわかりません。
金利が高いうちに、一部資金は「海外固定金利商品」での運用をしておきましょう。
運用商品のご相談は、いつもの通りこちらからご連絡ください。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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