複利の凄さを再確認

こんにちは!K2 Collegeの半野です。

今回は複利の効用を検証してみましょう。投資をする際、よく「複利運用するのがお得」「単利じゃあ投資効果が低い」そういう意見を聞くことが多いと思います。ただ、知識としては知っているが、実際のところはどうなの?そう感じる人も多いのではないでしょうか。実際に複利運用をして、実感している人以外はピンとこないかもしれません。ということで、今回ここで検証していきましょう。

複利、複利ってよく聞くんですが、そんなにすごいのかな。

意外と凄さがわからないんですよね。利益を再投資することが、どれぐらい凄いのかをみてみましょう。

  • 複利と単利の運用比較
  • 為替リスクもカバーする

複利と単利の運用比較

今回、日本円ではなくUSDで検証してみました。オフショア投資を実感できるように、円安が将来円高になり、ドルから円に交換すると為替損が発生するという想定で実施しています。為替レートは実際のデータから抽出していますので、シミュレーションとはいえ、かなりリアルに近いです。その比較がこちら。1ドルが126.65円の時に10,000ドル投資、これを25年間単利と複利で比較となります。

USDだけで比較すると、下のようになります。

複利 USD 10,000⇨USD 33,864  約3.4倍
単利 USD 10,000⇨USD 22,500 約2.2倍

差額 USD 11,364

何と差額だけで元本分以上の差がつきます。同じリターンでも25年ともなると、これだけの大きな差がつくのです。

為替リスクもカバーする

次に日本円で確認です。運用開始時、1ドル=126.65円だったのが、終了時に20円近くも円高となり、1ドル=106.77円になってしまいました。それでも結果はこのようになります。

複利 JPY 1,266,531⇨JPY 3,615,767   約2.8倍
単利 JPY 1,266,531⇨JPY 2,402,429 約1.9倍

差額 JPY 1,213,338


ここでもほぼ元本に近い金額差が出ることになります。なによりも20円近く円高になったにもかかわらず、為替差損分を感じさせないリターンが出ているというのがポイントです。もちろん今回の場合、開始当初より円安になれば、より大きなリターンを得ることができますが、そうでない場合でも、為替差損分を、複利運用の方がよりカバーしてくれているということがわかります。

単利と複利でこんなに差が出るんですね。元本分の差がつくとは想像しませんでした。

外貨で投資をする場合でも、複利を使った方が為替差損を軽減してくれています。効果が大きいですね。

まとめ

今回の検証で改めて分かったことは、投資に複利は欠かせないということ。運用による増え方が複利と単利では、大きく異なることがお分かりいただけたかと思います。配当を受け取るという目先ではなく、長い目でみる投資、複利で投資を運用することを重視するようにしてください。

まとめ

  • 複利は運用期間が長ければ、より効果を実感できる
  • 複利で運用すれば為替リスクの軽減にもつながる

お金を増やす方法は様々です。ご自身のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。

著者プロフィール

半野輝明
半野輝明
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。

この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/basics/10018/trackback