投資初心者が思い込んでしまう誤った考え

こんにちは！K2 Collegeの半野です。

つみたてNISAや、iDeCoが盛んに取り上げられているせいでしょうか。「投資を始めようと思います」「利回り希望はXX％の商品で」という話を聞く機会が多くなりました。いろいろ聞いていく中で、どうしても修正したほうがいいのかなと思う話が出てくることもあります。今回はその部分について解説をしていきます。

「元本保証」はありえないと思え

先日大きな詐欺事件があったということでこちらでも記事にしましたが、その時のキーワードと思えるのが「元本保証」。投資をする人は私含めて、この言葉に非常に弱いです。しかし金融の世界では、それこそ「銀行への預貯金1,000万円まで」が対象になりますね。「国債」は元本確保であって、元本保証ではないので注意が必要です。ここで、これらに共通していることが何かわかるでしょうか。そう、リターンはほとんど期待ができないということ（というよりナシに近い）。元本保証のものにリターンを期待してはいけないということです。リターンを出すにはそれなりの運用が必要で、資金の保証は出来ないのです。当然運用がプラスになることもあれば、マイナスになることもある、だから資金が増えることも減ることもあるのです。高いリターンを期待するのであれば、そこに元本保証はありえないのです。

「短期で利益を出す」のは当たり前ではない、中長期で考えよ

「資産運用や投資は中長期で考えるもの」このスタンスが重要です。1日、1ヶ月、1年で大きい利益を出すというのは、投資というより投機に近い発想となります。それこそデイトレーダーなどがそれに当てはまります。しかし日々画面に張り付いてチャート監視が出来ない人にとってはそれは無理です。短期で儲けが出たというのは、たまたまギャンブルがうまく行ったのと同じ発想、例えば競馬やパチンコで当てたような感じでしょうか。それは投機（というよりもここではギャンブルですね）であって、投資ではないのです。ですから我々のような個人投資家は、中長期で利益を出すことを考えていく必要があります。「短期で大きく儲けよう」こういう考えは捨てる必要があります。

「運用成績はチェックしなくても良い」は間違い

資産運用を中長期で行う、そしてそれが積立投資などの場合（つみたてNISAなどもそうです）投資するものを一旦決めたら、そのまま、毎月投資されることになるので、完全に放置状態となります。だからといって、運用成績を全然チェックしなくていいということにはなりません。もちろん毎日、毎週チェックする必要なんてありませんが、やはり最低でも3ヶ月や半年に一度は、しっかり目を通しておくべきです。そして運用成績がダメなものは見直しを行い、スイッチング、すなわち投資する商品を変更していく必要があります（つみたてNISAはこれが出来ないのが大きな欠点です）日々の成績に一喜一憂する必要はありませんが、定期的にチェックすることは必要です。

著者プロフィール

半野輝明

大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。

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