お金とは?

こんにちは、K2 College大崎です。

今回は、K2 Collegeらしく「お金とは」について解説したいと思います。

  • お金とは
  • お金の役割
  • お金の本質は「信用」であり「負債」である

お金とは

お金とは何だと思いますか?

「生活に使えるもの」だと思います。

なるほど。主婦らしい回答ですね。
「モノ」であることに間違いありませんね。

わたくしは、お金は「道具」だと考えております。

・それこそ、生活するために必要な道具
・欲しいものを手に入れるための道具
・やりたいことをするための道具
・自分(他人)を助けるための道具

お金という「道具」をうまく使って、生活の質を高めたり、人生を豊かにしたいですね。
そして、余裕ができたら他人を助けるためにも使いたいですね。

お金の役割

一般的に、お金には以下3つの役割(機能)があると言われています。

  1. 価値の保存
    お金の価値が変動してしまうと、価値を測る尺度としてはうまくいきませんし、それこそモノやサービスと交換できなくなります。
    腐ったりすることなく、価値は保存されます。

  2. 交換(決済)
    お金はモノやサービスと交換することで、モノやサービスの取引ができ、流通できるようになります。


  3. 価値の尺度
    モノやサービスの交換、また決済がスムーズに行われるため、価値を測る尺度としての働きがあります。

お金の本質は「信用」であり「負債」である

普段、何気なく使用しているお金も、様々な「役割」があるのですね。

お金の「役割」については解説した通りですが、その本質は、「信用」であり「負債」です。


16世紀後半~17世紀初頭のイギリスは、資金が世界から集まってくる国でしたが、決済手段は金(ゴールド)でした。商人たちは儲けた金をどこかに預ける必要がありましたので、頑丈な金庫を持っていた金細工職人(ゴールド・スミス)に預けました。

ゴールド・スミスは、商人たちから金を預かり、「預り証」を発行し、商人は決済が必要なときに預り証を持って行き、金を金庫から出してもらっていました。

預り証さえ持っていけば、いつでも金と交換してくれますが、わざわざ金に交換しなくとも、その「預り証」が別の買い物で使用できるようになっていき、こうして「預り証」がお金の価値を持つようになっていきました。そして、この預り証がまさに「信用」になるのです。

また、わたくし達が普段、何気なく使用しているお金(日本銀行券)については、「日本銀行が発行する銀行券は、法貨として無制限に通用する」と日本銀行法で定められておりますが、闇雲にばら撒くわけにはいきませんので、銀行などに貸し付けたり、証券などの資産を購入したりして、その支払いに日本銀行券(お金)を充てることにしています。

日本銀行のバランスシートには、きちんと「負債」として記載されています。

要するに、日本銀行券は日銀が発行した「債務証書」であり、誰かがお金を貸しているという「預り証」のようなものです。日本銀行のHPにも、以下と記載されています。

日本銀行は銀行券の発行を1885年に開始しました。当初、日本銀行の発行する銀行券は、銀との交換が保証された兌換銀行券でした。その後、金本位制度の採用を経て、金との交換が保証されました。こうした制度の下で、日本銀行は、銀行券の保有者からの金や銀への交換依頼にいつでも対応できるよう、銀行券発行高に相当する金や銀を準備として保有しておくことが義務付けられていました。このような銀行券は、いわば日本銀行が振り出す「債務証書」のようなものだと言えます。このため、日本銀行は、金や銀をバランスシートの資産に計上し、発行した銀行券を負債として計上しました。

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著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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