こんにちは。K2 College大崎です。
2024年1月に米国で上場しましたブラックロックのiShares Bitcoin Trust(iシェアーズ・ビットコイン・トラスト)が世界最大のビットコインファンドとなりました。
そこで、今回はiShares Bitcoin Trust(iシェアーズ・ビットコイン・トラスト)について解説します。
- 動画解説
- iShares Bitcoin Trust(IBIT)概要
- iShares Bitcoin Trust(IBIT)の運用状況
- ビットコインへ投資しておいた方が良い理由
動画解説
iShares Bitcoin Trust(IBIT)概要
・ビットコインの価格に連動する上場投資信託(ETF)
・運用資産額で世界最大の資産運用会社である BlackRockによって提供
・ビットコインを直接保有することがなく、運用上の負担、潜在的に高い取引コスト、税務報告の複雑さを軽減するのに役立つ
・ビットコインの購入や保管に伴う技術的な複雑さを回避し、従来の証券口座を通じて取引できる※1
ビットコインにETFで投資ができるのは良いですね。
そうですね。
ビットコインを直接保有する場合、安全に保管するためにはウォレットが必要だったり、秘密鍵の管理などが必要ですから、運用上の負担は軽くなりますね。
iShares Bitcoin Trust(IBIT)の運用状況
このETFが設立されたのは2024年1月5日ですから、まだ6ヶ月弱しか実績はありませんが、3ヶ月のトータルリターンを確認すると、8.67%のプラスリターンとなっております。
しかしながら、過去10年間(2013年〜2023年)でビットコインと主要な資産クラスとパフォーマンスを比較した表を確認すると、ビットコインはかなり高いパフォーマンスを上げていることがわかります。
累積リターンの315,678%はもちろんのこと、年換算リターンの124%もやばいですね。
もちろんリターンだけでなく、大幅なドローダウンがあった時期があったことも忘れはいけません。
これだけ高いリターンが得られるならば、投資をしておいた方が良いですね。
将来のことはわかりませんが、控えている「イーサリアム現物ETF」が承認されればビットコインETFも再び強い上昇をする可能性がありますし、アセットアロケーションに組み入れておくと良いですね。
また、ビットコインの2024年の半減期は4月20日実施されましたが、過去3回の半減期を見てみると半減期後12か月以内に価格が上昇しておりますので、こちらも期待したいですね。
ビットコインへ投資しておいた方が良い理由
iShares Bitcoin Trustの製品概要に、ビットコインの採用を推進するテーマが記載されておりました。
<デジタル価値の保存>
希少でグローバルな分散型資産。
特定の投資家にとって金が果たしてきた「価値の保存」の役割を果たす可能性がある。
<地政学的および金融的ヘッジ>
世界的な混乱の増加と政府、銀行、法定通貨への信頼の低下に関する表現。
<ブロックチェーンの採用>
主要な暗号資産であるビットコインのパフォーマンスは、多くの人から全体的なブロックチェーンの採用の重要な指標と見なされています。
ビットコインは、インターネット上で取引や通貨発行が行われる分散型暗号資産の一種です。
取引にブロックチェーンを活用することで、政府や中央銀行等の中央機関を介さず、P2P(ピア・トゥー・ピア)ネットワーク上で取引が行われる分散型通貨となります。
また、ビットコインの通貨単位はBTCで、発行上限が2,100万BTCと決められており、法定通貨の価値が下がる局面において、価値保存手段としての役割が期待されます。
金も同じような役割を担っておりますが、そのためビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれています。
そして現在は、中央銀行が大量の紙幣を印刷して法定通貨の価値が低下しており、金融システムが不安定になっているわけですから、金やビットコインをアセットアロケーションに加えて、リスク分散をしておくべきだと思います。
また、今後、中央銀行デジタル通貨(CBDC)が導入されるとプライバシーも失われますので、一部資産は分散型で管理されないビットコインや金に投資しておくと良いでしょう。
※1
なお、日本国内の証券会社で取扱うには金融庁に「外国投資信託に関する届出」がなされたETFであることが法令により定められておりますが、このETFは外国投資信託に関する届出がなされていないため、現状、日本国内の証券会社で取扱うことはできません。
iShares Bitcoin Trustは『海外積立(変額プラン)』や『オフショア資産管理口座』から投資できます。
『海外積立(変額プラン)』や『オフショア資産管理口座』の資料を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ。
まとめ
- iShares Bitcoin Trustはビットコインを直接保有しない
- ビットコインの年換算リターンは124%(過去10年)
- ビットコインをアセットアロケーションに加えてリスク分散をしておくべき
著者プロフィール
-
投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
最近の投稿
- 投資信託2024.11.21SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)〜SBIアセットマネジメント
- オフショアファンド2024.11.20CTAファンド(Superfund Green Gold)
- 投資信託2024.11.19「楽天SCHD」 vs 「SBI VYM」
- オフショアファンド2024.11.16金関連ファンド(Superfund – Gold Silver & Mining)
この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/22800/trackback