【国内保険相談事例】ジブラルタ生命のリタイアメントインカムに払済前提で加入しており、払済のタイミングを相談したいです。

こんにちは、K2 College 松本です。

今回は実際に私が受けた相談事例をご紹介します(ご相談はコチラから)。

  • 相談内容
  • アドバイス(商品)
  • アドバイス(全体)

相談内容

はじめまして。ジブラルタ生命の米国ドル建リタイアメント・インカム(米国ドル建年金支払型養老保険)の払済タイミングについて、ご相談させてください。

もともと払済前提で勧誘を受け、払済するのは「2020年~2024年の間で」とメモしてあるので、今回(2024年11月末引き落とし)のタイミングで払済をと考えておりましたが、保険証券を確認すると、2026年(下記の年金月額から)なのかも?と分からなくなってしまい、適切なタイミングをアドバイスいただけると助かります。

*(そのような勧誘はコンプラ違反だったのかと想像)担当の方が外れてしまい直契約となっているので、ジブラルタに聞くのも、、と悩んでいたところ、こちらのサイトを発見しました。m(__)m

契約日  2016年11月22日
年金月額  2,430.00米国ドル
年金開始日/年金の種類 2037年11月22日/20年確定年金
満期保険金額    480,734.19ドル
基本死亡保険金額  243,000.00ドル
死亡保険期間 21年
払込期間   21年
保険料  19,593.09ドル/年

~解約返戻金額・払済保険金額(保険証券より)~
経過年数  解約返戻金額  払済保険(年金月額) 払済保険(死亡保険金額)
  8年  148,268.88   1,029.86       203,740.00
  9年  170,729.37   1,158.00       229,090.00
  10年  193,819.23   1,228.31       243,000.00
  11年   216,418.23   1,228.31       243,000.00

円安で支払保険料が年々上がり、本年11月分は 3,020,079円 予定です。

アドバイス(商品)

ジブラルタ生命 米国ドル建リタイアメント・インカム 米国ドル建年金支払型特殊養老保険〔無配当〕

特徴としては特殊養老保険ということです。通常の養老保険は「満期金=死亡保険金」となりますが、リタイアメントインカムは途中から払込保険料総額と解約返戻金が契約時の死亡保障額を上回っていくようになります。つまり『元々の死亡保障額を下げることにより保険料を割安にできるので、返戻率が高くなる』ということです。

しかし、デメリットもあって『途中からは死亡保障の上乗せはなくなる』ということです。この商品をご契約される方は貯蓄目的だと思うので、そもそも死亡保障は必要ないはずです。当たり前ですが、死亡保障はタダではなく、しっかりと死亡保障コストが保険料に含まれて支払っているのです。不要な保障の為に支払いをしていては、本末転倒です。

アドバイス(全体)

はじめまして。ジブラルタ生命の米国ドル建リタイアメント・インカム(米国ドル建年金支払型養老保険)の払済タイミングについて、ご相談させてください。

もともと払済前提で勧誘を受け、払済するのは「2020年~2024年の間で」とメモしてあるので、今回(2024年11月末引き落とし)のタイミングで払済をと考えておりましたが、保険証券を確認すると、2026年(下記の年金月額から)なのかも?と分からなくなってしまい、適切なタイミングをアドバイスいただけると助かります。

*(そのような勧誘はコンプラ違反だったのかと想像)担当の方が外れてしまい直契約となっているので、ジブラルタに聞くのも、、と悩んでいたところ、こちらのサイトを発見しました。m(__)m

担当者というのは営業マン(募集人)なだけで、契約自体は最初からジブラルタ生命としております。払済前提の契約は募集違反ですが、担当者も辞められていると思うので、今となってはどうしようもないことです。また募集人が悪いだけで、契約自体には何ら問題ないのでご安心ください。

契約日  2016年11月22日
年金月額  2,430.00米国ドル
年金開始日/年金の種類 2037年11月22日/20年確定年金
満期保険金額    480,734.19ドル
基本死亡保険金額  243,000.00ドル
死亡保険期間 21年
払込期間   21年
保険料  19,593.09ドル/年

~解約返戻金額・払済保険金額(保険証券より)~
経過年数  解約返戻金額  払済保険(年金月額) 払済保険(死亡保険金額)
  8年  148,268.88   1,029.86       203,740.00
  9年  170,729.37   1,158.00       229,090.00
  10年  193,819.23   1,228.31       243,000.00
  11年   216,418.23   1,228.31       243,000.00

円安で支払保険料が年々上がり、本年11月分は 3,020,079円 予定です。

結論からお伝えすると、解約して解約返戻金を『新海外個人年金』で運用されるのが良いです。リタイアメントインカムは利率が低いので払済にして寝かせても低い利率で運用されるだけです。

それぞれで運用した場合の比較をします。

リタイアメントインカムを今すぐ払済にして満期(13年後)まで寝かせておく場合

総支払保険料:USD 156,744.72
13年後(60歳)の解約返戻金:USD 203,740(129%)
13年後(60歳)から年金月額(20年間):USD 1,029.86(=年間 USD 12,358.32
20年間の年金受取合計額:USD 247,166.4(157%)

『新海外個人年金』で現在の解約返戻金 USD 148,268 を運用する場合

『新海外個人年金』の保険料は USD 148,268 ですが、リタイアメントインカムに支払った USD 156,744.72 を基準に比較します。

13年後(60歳)の解約返戻金:USD 275,179(175%)
13年後(60歳)からの年金額(128歳まで):USD 18,500

20年間(79歳)時点の年金受取合計額:USD 370,024(236%)
20年後(79歳)時点の解約返戻金額:USD 282,908(180%)
合算価値:USD 652,932(416%)

40年間(99歳)時点の年金受取合計額:USD 740,139(472%)
40年後(99歳)時点の解約返戻金額:USD 365,312(233%)
合算価値:USD 1,105,451(705%)

どれだけ違うかが分かるとお思います。

解約返戻金の増えるのが早いので年金額も多くなるのは当たり前ですが、年金額を20年間ではなく一生額受け取り続けることができます。

さらに年金を受け取り始める13年後の解約返戻金を増やしながらも年金を受け取り続けられます。

そのため今月のリタイアメントインカムの支払いもせずに解約される方がいいです。その保険料分を『新海外個人年金』に上乗せしていただくのが良いと思います。

13年後の満期金額もかなり増えますし、年金額も多くなり、20年間ではなく一生涯受け取れて、解約返戻金も増えるのは安心できます。切り替えたいと思います。

それでは下記の直接相談より「新海外個人年金の資料希望」とお問い合わせください。
※直接相談(無料)

まとめ

  • 日本の終身保険や年金保険には加入しない
  • 海外の終身保険や個人年金保険を選択肢にいれよう
  • 今契約していたら、内容を見て個別に判断するので、お気軽にご相談ください(無料)

資産運用については大きく2つの方法があります。
・毎月の収入から積立投資(海外積立海外終身保険など)
・200万円などまとまった資金の運用(新海外固定金利商品新海外個人年金など)年齢、ご家族状況、資産、収支バランスによってベストな商品は変わりますので、ご相談したい方はコチラからお問い合わせください。

著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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