72の法則で複利効果を実感する

こんにちは!K2 Collegeの半野です。

投資の話になると必ず出てくる単利と複利。この違いを明確に説明できますか。?以前こちらでも紹介しました。特に投資では非常に大切な運用方法です。今回改めてこの複利効果を考えてみましょう。

そういえばよく聞きますが、投資や資産運用にどんな影響があるんでしょうか

複利を投資で利用することはとても大切なことです。

今回の記事ではタイトルにもある

「72の法則」

を解説し、複利効果とどう関連づけて、投資を考えていけばいいのかを解説します。

  • 単利と複利の大きな違い
  • 72の法則

単利と複利の大きな違い

単利」と「複利」をもう一度ここで確認しておきましょう。預金金利で考えるとわかりやすいかもしれません。例として100万円預金し、毎年5%の利息がつくとしましょう。単利の場合、このようになります。

毎年5万円ずつ利息がつきます。

1年目 100万円→105万円
2年目 105万円→110万円・・・
10年後には150万円となります。

一方、複利ですが、この利息の5万円が元本に上乗せされ、そのプラス分も含めて、毎年利息がつくことになるのです。

1年目 100万円→105万円
2年目 105万円→110.2万円・・・
10年後には162.8万円となり、単利の場合と比べると12.8万円ほど上乗せされるのがわかりますね。このように、同じお金でも複利を利用すると、お金の増え方が全く違ってくることがわかるかと思います。

『数学における最も偉大な発見は複利である』

かの有名なアインシュタインの言葉です。

こうやってみると、やっぱり複利ってすごいんですね

これがいわゆる複利効果です。海外投資はほぼ100%と言ってもいいぐらい、この複利を利用した投資です。

72の法則

この偉大な?複利効果を確認したところで、『72の法則』を考えてみましょう。複利は知っていても、72の法則は知らない人が多いかもしれません。

なぜ72という数字が出てくるんですか?

簡単な算数ですから、投資や資産運用でぜひ活用してみてください

資金が倍になる期間を算出する

72の法則とは、72と複利の利用で、投資資金が倍になる年数を計算する法則です。例えば毎年6%の複利運用の場合、何年後に資金が倍になるでしょうか。その計算と答えはこちらになります。

72÷6=12

答えは12年後です。年利7.2%で複利運用すれば、10年で元本が倍になるというところから、この72の法則が投資の際にはよく使われます。このように、72という数字を使うことで、資産を倍にする期間を算出することができるのです。

銀行預金の場合の計算

日本の銀行の1年定期預金金利を見てみましょう。一般的にメガバンクと呼ばれている大手銀行の場合ですが、0.002%です。計算したくないような小数点の多さです。今日本で一番定期預金の金利で高いのは1年もので0.3%(2023年1月現在)、この数値で計算してみましょう

72÷0.3=240

つまり金利が一番高い定期預金に預けても、銀行では資金が倍になるのに240年!かかることになります。銀行預金で資金を倍にするというのは、現実的ではないことがわかります。

先日お話しした郵便局(現在のゆうちょ銀行)の3年以上の定期預金は、8%だった時期があります。これだとどうでしょう。

72÷8=9

9年で資金が倍になるということ。実感が湧いてきます。これだと預けておこうという気になりますね。

【まとめ】72の法則で、資金が増える時期の目安としましょう

自分の資産を、いつまでに、どのくらいまで増やしたいのかを考える場合、72の法則が便利なツールであることがわかるかと思います。まとまった資金を投資する場合、このようにご自身で計算しながら自分のニーズと資金を増やしたいタイミングを考慮して、商品を選択してみてください。預貯金だけで資産を増やすことは難しいことが、この計算式で改めて理解いただけたかと思います。

まとまった資金での投資をする場合に便利なツールになりそうです。

とても簡単ですし、資金が2倍になる時期の目安を知ることができます。必要な金額と時期を見ながら、投資商品を選んでみてください。

まとめ

  • 72の法則をつかって、資金が倍に増える時期を考える
  • その法則と投資のリターンをみながら、投資する商品を考える
  • 預金だけでは資産を増やすことは難しい

お金を増やす方法は様々です。ご自分のニーズに合った方法を選択して、効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。

著者プロフィール

半野輝明
半野輝明
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。

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