こんにちは。K2 College大崎です。
今回は、海外積立(変額プラン)で運用されていたクライアントが、戦術を変更したケースをご紹介いたします。
どのように戦術を変更されたのでしょうか。
『海外積立(変額プラン)』で運用されていたのですが、一部の纏まった資金を『海外固定金利商品』に移されました。
- 動画解説
- 70代半ばで戦術を変えた理由
- 状況に応じて投資の「戦術」を変えることは大切
動画解説
70代半ばで戦術を変えた理由
このクライアントは、『海外積立(変額プラン)』をされていたのですが、収入が減ってしまい、昨年から積立を停止されておりました。
弊社のサポートがやり取りをしていたのですが、偶々、本人からの電話をいただいて私が話をすることになり、その際に、以下状況であることがわかりました。
・海外積立(変額プラン)は来年に満期を迎える
・現状は拠出された金額に対してある程度の利益が出ている
・年齢が70代半ば
そこで、現在運用しているファンドたちがどのような性質を持っているのかを説明し、
また、現在から来年にかけて想定される市況を説明し、今後、株価が上昇して増える可能性を放棄することにはなるが、減らない運用に切替えてはどうかとの提案をしました。
具体的にどういう提案をされたのでしょうか。
株式系のファンドから債券系のファンドへの切り替え、また、纏まった資金は満期まで保有することで元本が確保され、毎年、金利がもらえる『海外固定金利商品』への切り替えです。
来年の満期までに『海外積立(変額プラン)』の資産が大きく上昇することはないでしょうし、資産が減る可能性があります。また減らない運用への切替えを提案したといっても、元本が確保された上で、毎年4.5%の利回りで増えていく商品への切り替えです。
このクライアントの年齢は70代半ばです。
収入も減ってしまいましたので、纏まった資金をリスクに晒しておくよりもお金を減らさない商品で運用をした方が適しております。
しかも来年に満期を迎えますから、このタイミングで資産を大きく減らすことは避けるべきです。
積立投資は「ドル・コスト平均法」を利用しますから、運用期間の終盤になればなるほどリスクに晒される資産が増えていきますし、
積立投資も資産が大きくなるとドル・コスト平均法の効果は小さくなります。
だからこそ、弊社では【積立投資の出口戦略】として、これまで積立した分は下がる前に売ってリスクが低い資産へ移管することを推奨しているわけです。
状況に応じて投資の「戦術」を変えることは大切
この方は、老後資金に対してお金を増やすといった「戦略」に対し、『海外積立(変額プラン)』で増やしていくといった「戦術」を取ってきました。
しかしながら、それを70代半ばになり、減らさない運用をするといった「戦術」に変えたのです。
具体的には、『海外固定金利商品』10年プランで、毎年4.5%の金利で増やしていくことにされました。
なお、10年、7年、5年、3年プランとありますが、10年プランを選択されたのも、わたくしが現在の年齢に対する「平均余命」をお伝えした際に、母親が100歳を超えて存命のために、自分もそれくらいまで生きそうだという話になり選択されました。
なお、『海外固定金利商品』は毎年の金利分は引き出すことができるため、それにも魅力を感じられたのも理由です。
毎年の金利分は引き出して、旅行や美味しいものを食べるというのもひとつの楽しみですしね。
ただ、100歳を超えて生きそうだとは言っても、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)となるとまた別の話です。
女性で言えばおよそ75歳(令和3年12月)までが健康寿命と言われておりますから、
この方にも、それを意識をした上で一日一日を過ごされた方が、人生の質が上がるとお伝えしました。
旅行といってもこれからは遠出は億劫になるかも知れませんし、美味しいものを食べるといっても味覚が落ちてくると、その満足度も下がるかも知れません。
ですから、お金の価値を最大限活かすには、日常生活が制限されることなく生活できる期間のうちに使った方が良いわけです。
頑張って増やしてきたお金ですから、そのお金の価値を最大限活かして欲しいですからね。
まとめ
- 状況に応じて投資の「戦術」を変えることは大切
- 『海外固定金利商品』で投資元本を確保しながら毎年4.5%の利息をもらう
今回の70代半ばの投資家のケースのように、状況に応じて投資の「戦術」を変えることは大切です。
投資家それぞれで状況は異なるわけですから、ご自身に合った、また変化する状況に適した方法を取っていくようにしてください。
それぞれに適したアドバイスしますので、ご相談はこちらからご連絡くださいませ。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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