こんにちは。K2 College編集部の鈴木翔馬です。
投資商品の中でも比較的ハードルが低いとされている投資信託ですが、現在では100円から始められるケースも増えているため、さらに始めやすくなりました。しかし、100円から始められる投資信託にはデメリットもあります。本記事では100円から始められる投資信託の特徴を解説します。
100円なら誰でも投資を始められますね。
そうですね。デモトレードもよいのですが、実際にリスクを負っているときと同じ精神状態での取引は難しいので、100円でも自己資金を使ってみるのがおすすめです。
- 100円から始められる投資信託のメリット
- 100円から始められる投資信託のデメリット
- 100円から投資信託を始められる証券会社
- 投資初心者はスモールスタートがおすすめ
100円から始められる投資信託のメリット
実際に投資を経験できる
100円から始める投資信託でも、実際に自身のお金を使って投資をすることになります。そのため、デモトレードにはない取引感覚で実践を積めます。少額とはいえ、リスクを背負って投資するのは緊張感を伴うため、よい経験となるでしょう。
失敗してもダメージが小さい
投資信託を100円から始める場合、万が一投資に失敗したとしても、失う金額は小さくて済みます。例えば、1口100円の投資信託が90円に下落した場合、損失額はわずか10円です。このように100円の少額投資では、価格変動リスクによる損失が小さく、投資初心者でも安心して始められます。
さまざまな金融商品に分散投資できる
100円から始められる投資信託は、1口の金額が小さいため、限られた分散投資できます。例として、毎月3,000円の投資資金を用意できる場合は、最大30銘柄へ積立投資できます。多くの銘柄に投資することで、リスクを分散できるうえ、高い投資スキルアップ効果も期待できるでしょう。
100円から始められる投資信託はまさに初心者向けですね。
投資も実体験が一番の経験値につながります。少額でも投資を始めることで、学びに対する姿勢が変わり、知識やスキルは着実に身についていきます。
100円から始められる投資信託のデメリット
短期間では資産が増えにくい
100円から投資信託を始める場合、例え利回りが高い商品を選んでも、利益額が小さくなります。あくまで長期投資が前提となるため、短期間での大きな利益は期待できません。大きな利益を目指す場合は、一気に高いリターンを期待するのではなく、小さな利益を積み重ねることが重要です。
選択肢が少ない
100円から始められる投資信託は徐々に増えてきたものの、ラインナップが充実しているとは言えません。一般的な投資と比べて自由度が低くなるため、自分の取引したい銘柄を買いにくいことが欠点です。また、取引時間に制約が設けられているケースもあります。
手数料で赤字になるケースがある
実際の投資では手数料が発生するため、利益をそのまま受け取れるわけではありません。例えば投資信託の場合、買付手数料や信託報酬、信託財産留保額がかかります。そして投資金額が小さいと、利益額を手数料が上回り、赤字となるリスクがあります。
手数料で赤字になるのは避けたいですね。
投資金額が小さいと手数料は割高になる傾向があるため、要注意ですね。
100円から投資信託を始められる証券会社
100円から投資信託を始められる証券会社は、以下のとおりです。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 松井証券
- 岡三証券
- auカブコム証券
- tsumiki証券
- PayPay証券
5大ネット証券会社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券)は、いずれも100円から投資信託を始められます。
どの証券会社を選ぶか悩みますね。
証券会社ごとに異なる強みがあり、人によって適した選択肢が変わってくるため、公式サイトを確認して情報収集するのがよいですね。
投資初心者はスモールスタートがおすすめ
知識やスキルも乏しい状態では、投資の成功率は当然低いため、大きな金額を投資に回すのは危険です。投資初心者は、まずは100円から始められる投資信託のように、小さな自己資金から始めましょう。大きく稼ごうとするのは、経験を積んでからで遅くありません。
毎月100円ずつ積み立てて放置するような投資方法でもよいのでしょうか?
それはおすすめではありませんね。100円投資の大きな魅力は実際に投資経験を積めることであるため、チャートを見たり、銘柄について調べたり習慣を身につけたほうがよいです。
まとめ
- 100円でも自己資金を使って投資するのはよい経験になる
- リスクを抑えて投資しやすい
- 大きな利益は狙いにくく、むしろ手数料で赤字になるリスクがある
- 投資初心者はいきなり大きなリスクを負うべきではない
初心者の方が自身に合った証券会社を選ぶのは難しいかもしれません。お困りの際は無料相談にてお話を伺いますので、ご希望の方はこちらからご連絡ください。
著者プロフィール
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フリーランスの金融ライターとして活動中。
記事執筆本数は累計1,000本以上で、様々な金融系メディアにて記事執筆および監修経験あり。
保有資格は「宅地建物取引士」「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」
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