マレーシアMM2Hビザ(Malaysia My Second Home Visa)は、マレーシア政府が提供する長期滞在プログラムで、リタイアメントやセカンドライフを楽しむ外国人に対して発行されます。このプログラムは、外国人がマレーシアで10年間の長期滞在を可能にし、必要に応じて更新が可能です。以下に、MM2Hビザの詳細と申請手続きについてまとめます。
他の国では聞かないビザですね。
マレーシア政府が提供している独自のビザです。マレーシアでは永住権を取得するのが難しいので、MM2Hが長期滞在するのに有効な手段になります。
- ビザの利点
- 申請条件
- 申請プロセス
- 必要書類
- 更新と維持
ビザの利点
MM2Hビザには多くの利点があります。
長期滞在の許可
- 10年間の滞在が可能で、必要に応じて更新が可能です。
家族も対象
- 配偶者および21歳未満の未婚の子供もビザを取得できます。
住居の購入
- マレーシアでの不動産購入が可能です(最低50万リンギット)。
自動車の購入
- 新車を輸入するか、マレーシアで新車を購入する際の税制上の優遇措置が適用されます。
教育機関への入学
- 子供がマレーシアの教育機関に入学する際に、特別な手続きが簡素化されます。
ビジネスの運営
- ビザ保持者は、マレーシアでビジネスを開始し、運営することができます。
これがあればほとんど制限のない生活ができそうです。
マレーシアで長期滞在を考えてるなら取得したいビザですね。
申請条件
MM2Hビザを申請するためには、以下の条件を満たす必要があります。
年齢要件
- 申請者は21歳以上である必要があります。
資産証明
- 申請者は、以下のように年齢に応じた資産証明を提出する必要があります。
- 50歳未満: 最低50万リンギットの流動資産(預金、株式など)と、月収1万リンギット以上
- 50歳以上: 最低35万リンギットの流動資産と、月収1万リンギット以上
マレーシアでの銀行預金
- ビザが発行される前に、マレーシアの銀行に一定額の預金をする必要があります。
- 50歳未満: 30万リンギット
- 50歳以上: 15万リンギット
預金の維持と利用
- 預金額のうち、一部は1年後に不動産購入、教育費、医療費など特定の目的で引き出すことができます。
- 50歳未満: 15万リンギットを最低1年間保持し、残りは1年後に引き出し可能
- 50歳以上: 10万リンギットを最低1年間保持し、残りは1年後に引き出し可能
健康保険
- 申請者および同伴家族は、マレーシアで有効な健康保険に加入している必要があります。
健康診断
- マレーシアの病院で健康診断を受け、健康状態を証明する必要があります。
収入と預金額が一番重要な感じですね。
まずはそこが最低条件になります。
申請プロセス
MM2Hビザの申請プロセスは以下の手順を含みます。
書類の準備
- パスポートのコピー
- 申請書
- 資産証明書(銀行口座の明細、株式の証明書など)
- 収入証明書(給与明細、年金証明書など)
- 健康診断書
- 健康保険証明書
- 結婚証明書(配偶者が同伴する場合)
- 子供の出生証明書(子供が同伴する場合)
申請書の提出
- すべての書類を揃えて、マレーシア観光文化省(Ministry of Tourism and Culture, Malaysia)またはMM2Hセンターに提出します。
審査と承認
- 提出された書類は審査され、通常1~3ヶ月以内に結果が通知されます。審査期間中、追加書類の提出が求められることがあります。
預金の実施
- 申請が承認された後、指定されたマレーシアの銀行に必要な預金を行います。
ビザの発行
- 預金の確認が取れ次第、MM2Hビザが発行されます。ビザはパスポートに貼付され、申請者はマレーシアに入国することができます。
申請手順はシンプルですね。
難しいところはないと思います。
必要書類
申請には以下の書類が必要です。
パスポートのコピー
- 有効期限が十分に残っていることを確認します。
申請書
- 正確に記入された申請書。
資産証明書
- 銀行口座の明細、株式の証明書など。
収入証明書
- 給与明細、年金証明書など。
健康診断書
- マレーシアの病院で発行された健康診断書。
健康保険証明書
- マレーシアで有効な健康保険に加入している証明。
結婚証明書
- 配偶者が同伴する場合。
子供の出生証明書
- 子供が同伴する場合。
ややこしい書類はなさそうですね。
直ぐに揃えられるものばかりかと思います。
更新と維持
MM2Hビザは10年間有効であり、その後は更新が可能です。更新手続きには、再度資産証明や健康診断書の提出が必要です。マレーシア滞在中に資産条件や健康保険条件を維持することが求められます。
更新さえすればまた10年有効なのは助かりますね。
一度取得すれば、ほぼ永住権に近いと思います。
まとめ
- マレーシアMM2Hビザは、リタイアメントやセカンドライフを楽しむために理想的なプログラム
- 長期滞在の許可、家族の同伴、住居の購入、自動車の購入など、多くの利点がある
- 申請には一定の資産証明や健康診断が必要です
- 適切な準備と手続きを行うことで、スムーズにビザを取得することが可能
最新の情報や具体的な手続きについては、マレーシア観光文化省の公式ウェブサイトやMM2Hセンターに問い合わせることをお勧めします。また、ビザ申請のプロセスをスムーズに進めるために、専門のビザ申請代理業者や移民コンサルタントの助けを借りることも有効です。最新の情報はこちらからお問合せください。
著者プロフィール
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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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