こんにちは、K2 College編集部です。
ニュージーランドには、外国人投資家が永住権を取得するための投資ビザプログラムがいくつか存在します。主に「Investor Visa」と「Investor Plus Visa」の2種類があります。以下に、それぞれのビザの詳細と申請条件について説明します。
*2022年7月に投資ビザは廃止になりました。
*2022年9月から「Active Investor Plus Visa」制度が始まりました。
投資家ビザというのもあるんですね。
富裕層向けのビザで、ニュージーランドに移住を考えている方には選択肢の1つになります。
- インベスタービザ(Investor 2 Visa)
- インベスタープラスビザ(Investor 1 Visa)
- 手続き、投資例、注意点
インベスタービザ(Investor 2 Visa)
概要
ニュージーランドで永住権を取得するための投資ビザで、中規模投資家向けです。
申請条件
- 最低投資額: 300万NZドル以上。
- 投資期間: 最低4年間。
- 年齢制限: 65歳未満。
- 投資管理経験: 最低3年以上の経営管理またはビジネス経験が必要。
- ポイントテスト: 年齢、ビジネス経験、投資額、英語能力、その他の要素に基づいてポイントが付与され、最低ポイントをクリアする必要があります。
- 英語能力: 英語能力の証明が必要(IELTS 3.0以上など)。
- 滞在要件: 投資期間中、最低146日間をニュージーランドに滞在する必要があります。
投資対象
債券、株式、不動産開発プロジェクトなど、ニュージーランド政府が認可した投資先に投資することが必要です。
インベスタープラスビザ(Investor 1 Visa)
概要
ニュージーランドで永住権を取得するための投資ビザで、大規模投資家向けです。
申請条件
- 最低投資額: 1000万NZドル以上。
- 投資期間: 最低3年間。
- 年齢制限: 年齢制限なし。
- 投資管理経験: 必要なし。
- ポイントテスト: 必要なし。
- 英語能力: 必要なし。
- 滞在要件: 投資期間中、最低88日間をニュージーランドに滞在する必要があります。
投資対象
債券、株式、不動産開発プロジェクトなど、ニュージーランド政府が認可した投資先に投資することが必要です。
手続き、投資例、注意点
申請プロセス
1. 事前準備
申請条件を満たしていることを確認し、必要な書類を準備します。
- パスポート
- 経営管理経験の証明書
- 英語能力の証明書(Investor 2 Visaの場合)
- 投資資金の証明書
- 健康診断書
- 犯罪歴証明書
2. Expression of Interest(EOI)の提出
投資ビザの申請を始めるには、まずExpression of Interest(EOI)をニュージーランド移民局に提出します。これは、あなたの興味を示し、初期評価を受けるためのステップです(主にInvestor 2 Visaの場合)。
3. 招待状の受領
EOIが受理され、選ばれた場合、正式な申請を行うための招待状を受け取ります。
4. ビザ申請の提出
必要書類とともに正式なビザ申請をニュージーランド移民局に提出します。
5. 審査
提出された書類が審査され、追加情報が求められる場合があります。
6. 承認
申請が承認されると、投資ビザが発行されます。投資期間中に規定された条件を満たすことで、永住権が取得できます。
投資期間中の要件
投資維持
規定の期間、投資資金をニュージーランドの承認された投資先に維持する必要があります。
滞在要件
規定の期間中、ニュージーランドに一定期間滞在する必要があります。
投資報告
投資の進捗状況や状況について定期的に報告を行います。
投資の例
債券
ニュージーランド政府、地方自治体、企業の発行する債券。
株式
ニュージーランド証券取引所(NZX)に上場している企業の株式。
不動産開発
ニュージーランド国内の商業不動産や住宅不動産の開発プロジェクト。
注意点
リスク管理
投資にはリスクが伴います。適切なリスク管理と投資先の選定が重要です。
最新情報の確認
ニュージーランドの移民政策や投資条件は変更されることがあります。最新情報を常に確認し、必要に応じて専門家に相談することが推奨されます。
専門家の助け
投資ビザの申請プロセスは複雑なため、移民コンサルタントや法律事務所の専門家の助けを借りることが有効です。
投資家ビザにも色々な種類があるんですね。
各ビザには特定の条件や必要書類があり、目的や滞在期間に応じて適切なビザを選択することが大切です。
まとめ
- ニュージーランドの投資ビザは、Investor 1 VisaとInvestor 2 Visaの2種類があり、それぞれ異なる条件と投資額が設定されている
適切な準備とプロセスの理解、そして専門家の助けを借りながら、ニュージーランドでの新しい生活を実現するためのステップを進めることが重要です。最新の情報はこちらからお問合せください。
著者プロフィール
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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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