ウォーレン・バフェットが保有株式を売りまくっているのは、経済危機を予見しているから!?

こんにちは。K2 College大崎です。

今回は、最近のウォーレン・バフェット氏の動きから、今後の株価について解説したいと思います。

  • 動画解説
  • バフェットが株式を売却し続けている
  • バフェットは「下落リスクに備えている」
  • S&P500は今後10年間、低迷する

動画解説

バフェットが株式を売却し続けている

今年8月に書いた 【CLIP】グローバルX 米国T-Bill 1-3か月 ETF の記事で、

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイの2024年第2四半期の現金準備金は2,770億ドルに達し、 第1四半期の1,890億ドルというこれまでの記録から驚異的な増加を見せている。

ただ、このかなりの部分(2,346億ドル)を「短期米国債」で保有しており、バフェットは短期米国債を「最も安全な投資」と呼び、資本保全への取り組みを強調している

と取り上げました。

この際はアップルやバンク・オブ・アメリカなどの株式を売却したのですが、

バンク・オブ・アメリカの株式については、7月中旬以降、売却し続けており、14回目の売却で総売上高は約101億3,000万ドル相当となったようです。

ちなみに、保有株式全体としても、2022年第4四半期(2022年10月1日)から7四半期連続で株式の大量売却を行っており、売り越しが続いております。

どうしてこんなに保有株式を売り続けているのでしょうか?

理由は公表されておりませんからわかりません。

ただ、売却した資金の多くを「短期米国債」で保有しているわけですから、このまま株式を保有しているよりも「短期米国債」で保有した方が良いと考えたからでしょうね。

バフェットは「下落リスクに備えている」

バークシャー・ハサウェイの決算発表によると、2024年第2四半期末時点で2,346億ドルの短期米国債を保有しており、これはFRB(連邦準備制度理事会)の短期米国債保有額をも上回っております。

バフェットは短期米国債を好みます。
なぜなら、短期米国債は最も高い安全性を提供するからです。

2024年5月に行われたバークシャー・ハサウェイの年次株主総会で、バフェット氏は短期米国債を「最も安全な投資」と呼んでいます。

スミード・キャピタル・マネジメントの最高投資責任者であるビル・スミード氏はCNBCに出演し、ウォーレン・バフェットは現在「これまでで最も弱気だ」とバークシャー・ハサウェイの年次総会に対する感想を語っておりました。

ビル・スミード氏はファンドマネージャーとして、ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーの動きを注視し、割安株を長期保有するという2人の戦略を実践してきました。

その一方で、バフェット氏が下落リスクに備えるタイミングにも注目しており、バフェット氏がアップルやバンク・オブ・アメリカなどの株式を大幅に売却し続けている今は、まさにそのケースと考えているとのこと。

ビル・スミード氏は、バフェット氏が下落リスクに備えていると考えているということですね。

バフェット氏が保有株式を売り続けているのは、下落リスクに備えているからなのですね。

先ほども述べましたが、理由は公表されておりませんからわかりません。

ただ、バフェット氏が下落リスクに備えるタイミングに注目してきたビル・スミード氏が述べている考えですので、参考にする価値はあるかと思います。

S&P500は今後10年間、低迷する

バークシャー・ハサウェイが2022年第4四半期から7四半期連続で株式を売り越してきたことや、

バフェット氏が短期米国債を「最も安全な投資」と呼び、FRB(連邦準備制度理事会)の短期米国債保有額をも上回る勢いで短期米国債の保有を増やしてきたのは事実です。

そして、特にこの2年間は、短期米国債の利回りは長期米国債よりも高く、安全性だけでなく、年率5%以上の高い利回りを享受してきました。

不確実性が増している昨今において、我々、一般投資家もバフェット氏のように高い利回りが享受できる商品で運用しては、いかがでしょうか。

そして、上述したビル・スミード氏は「S&P500は今後10年間、低迷する」と指摘しております。

また以下は、2024年3月22日にバンガードが公表した金融市場見通しですが、今後10 年間の米国株の年率リターンは3.7%〜5.7%と見込んでおります。

しかも、年率リスクは17%と、大きなボラティリティを抱えながらの年率リターンが3.7%〜5.7%です。

これであれば、ボラティリティがなく、毎年決まったリターンが得られる商品で運用する方が合理的という考えもあります。

弊社が紹介しております『新海外固定金利商品』であれば、10年満期のプランはまだ金利が5.20%もあり、

複利運用するとその年率リターンは6.60% となります。

途中で売却しなければノーリスクで年率リターン6.60%ですから、
年率リスク17%を抱えながら年率リターン3.7%〜5.7%を目指すよりも良いですよね。

バフェットのように短期米国債に投資するのも良いですが、短期米国債は12ヶ月以内に満期を迎えてしまいますので、近々使う資金でなければ、長期間、高い金利を固定してしまってはいかがでしょうか。

『新海外固定金利商品』で10年満期プランで運用すれば、下落リスクに備えることができますし、この先10年、米国株が低迷しても良いですね。

そうですね。
少なくとも50代以降の方は、10年後に「こんなはずではなかった」という可能性を避けることができますし、選択肢の一つにしてください。

まとめ

  • バフェットは株式を売却し、短期米国債の保有を増やしている
  • 下落リスクに備えましょう
  • 『新海外固定金利商品』で「こんなはずではなかった」を避ける

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著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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