貴金属関連ファンド(Superfund – Gold Silver & Mining)

こんにちは。K2 College大崎です。

近年、貴金属価格が大きく上昇しておりますが、その理由には、いくつかの世界的な要因が関係しています。

  • 貴金属価格が大きく上昇している理由
  • 貴金属それぞれの特徴と市場動向
  • 貴金属への直接投資の課題
  • Superfund – Gold Silver & Miningとは

貴金属価格が大きく上昇している理由

地政学リスクと経済不安
ウクライナ紛争や中東での緊張、中国・台湾問題など、国際情勢の不安定化が貴金属の需要を押し上げています。こうした状況下で、投資家は「安全資産」としての金に注目し、価値が安定している貴金属へ資金を移しています。

各国の中央銀行による金の買い増し
特に中国、ロシアなどのBRICS諸国はドル依存を減らし経済的な独立を強めるために、金の保有を増加させています。2008年以降、各国の中央銀行が金の主要な買い手となり、これが金市場での需要をさらに押し上げています。

供給の制約

金の供給は増加しておらず、需要の増加に追いついていません。
これにより、供給の制約が生じており、価格が上昇しています。また、貴金属の採掘コストも上昇していることが影響しています。

金(ゴールド)への投資は資産防衛やインフレ対策として人気がありますが、
金以外の金属も投資対象になっているのですね。

金、銀、パラジウム、プラチナはそれぞれ特有の特徴と市場動向があり、異なる投資価値となっておりますよ。

貴金属それぞれの特徴と市場動向

金(ゴールド)
金は「安全資産」として評価され、経済の不確実性やインフレ時に価値が上がる傾向があります。また、金は他の資産との相関が低く、ポートフォリオ分散に適しています。

銀(シルバー)
銀は工業用途が多く、太陽光パネルや電子機器の製造に使われます。そのため、産業の需要に応じて価格が変動しやすい傾向があります。価格は比較的金よりも安価ですが、ボラティリティが高いです。

パラジウム
パラジウムは自動車業界での排ガス触媒(特にガソリン車)に使用されており、供給が限られているため高い価格変動が特徴です。環境規制が強化されるほど、需要が増える可能性が高いです。

プラチナ
プラチナも自動車の排ガス触媒(特にディーゼル車)に使用され、工業用途に強い関連性があります。近年、パラジウムに押され気味ですが、燃料電池の触媒としての将来性もあります。

需要と供給によって価値が変わるのですね。

特に銀、パラジウム、プラチナはボラティリティが高いです。
ただ、貴金属は採掘できる量が限られておりますから、稀少性があり、貨幣価値が下がっても価値が維持される可能性があります。

貴金属への直接投資の課題

私は貴金属への直接投資をして「現物」での保有をお勧めしておりますが、それもなかなかハードルが高いのですよね。

自己保管の場合は盗難や紛失などのリスクがありますし、販売会社での保護預かり、銀行の貸金庫利用、特定保管預かりなどは、保管料や保険料などが掛かりますし、現物を送ってもらう際にも、輸送費や通関費などの費用が掛かってきます。

また、部分的な売却や利益確定をする際も、金価格に連動するファンドに投資していれば、希望するユニット数だけ売却することは可能ですが、これが1kgの金地金を保有している場合、そのうち500gだけ売却するという事はできません。

ですので、私は100gずつ小分けにして保有するようにアドバイスしております。

小分けにしておけば、お子さんなどに分けて渡す場合に便利ですし、買取業者は一回あたり200万円を超える取引については「金地金等の譲渡の対価の支払調書」を税務署に提出することになっておりますが、現状100gであれば、まだ200万円以内ですから、その必要もありません。

そして売却の際の税金に関しても、金価格に連動するファンドに投資していれば、金融商品の収益として一律20.315%の税率による源泉徴収で済みますが、

金地金の売却となると、他の所得(給与、事業所得など)と合算されて総合課税の対象となってしまいますから、累進課税で最大45%の所得税(プラス10%の住民税)と、利益によってはとても大きな税金を支払うことになる可能性もあります。

投資すると言っても、その方法で色々違うのですね。

そうですよ。
ですから、投資する目的や出口戦略を考えた上で投資すべきなのです。

Superfund – Gold Silver & Miningとは

貴金属への直接投資は、上述したようにチャンスだけでなく課題も伴うため、直接投資に伴うリスクや不便さを排除しながら、規制された金融商品を通じて間接的に投資する方法を取り入れてはいかがでしょうか。

Superfund – Gold Silver & Miningに投資することで、貴金属の可能性とその採掘、加工、取引に参加できます。

国際的に認められた投資ファンド基準であるUCITS ファンドシェルの枠組み内で投資をしますので、投資家保護に関する厳格な EU ガイドラインの対象となります。

「Superfund – Gold Silver & Mining)」の設定は2023 年 9月 1日ですが、設定来リターンは+23.50 %(2024 年10月 31日時点)となっております。

また、2024年10月時点におけるアロケーション、ならびにそれぞれ資産クラスのパフォーマンスは以下の通りです。

プラチナはマイナスリターンとなっておりますが、それ以外の資産クラスはプラスリターン。また、金や銀よりもパラジウムのリターンが高いです。

しっかり分散が効いておりますね。

金以外の金属にも投資しておいた方が良い理由がわかりました。

金、銀、パラジウム、プラチナはそれぞれ特有の特徴と市場動向がありますからね。
このファンドに投資しておけば、貴金属セクターから総合的な成長機会を得ることができますね。

まとめ

  • 貴金属にはそれぞれの特徴と市場動向がある
  • 貴金属への直接投資する際の課題を理解しておく
  • ファンドは部分的な売却や利益確定をする際に便利

まずは資料請求をして、このファンドについて知ってください。
資料を希望の方は、こちらから「貴金属関連ファンド 資料希望」とお問合せください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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