こんにちは。K2 College大崎です。
海外積立投資を始めた当初は、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)との連絡も密で、「これからしっかりサポートしてもらえる」と安心していた方も多いのではないでしょうか。
しかし、年数が経つにつれて連絡が減り、運用相談もできずに不安を感じている方が少なくありません。実は、そんなときこそIFAを変更する好機です。
今回は、海外積立投資家がIFA変更を真剣に考えるべき3つのタイミングについてご紹介します。
- 契約後にIFAからの連絡がなくなったとき
- 市場環境が大きく変わったのに、アドバイスがないとき
- 自分のライフステージが変化したとき
契約後にIFAからの連絡がなくなったとき

海外積立を始めた当初は、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)から定期的な連絡があり、運用状況や今後の見通しについての説明があった方も多いはずです。
しかしながら、契約から数年が経つと「急に連絡が来なくなった」「質問しても返信がない」「担当者が退職していた」というケースも少なくありません。
特に香港IFAと契約している日本人投資家の間では、こうした「契約後の放置」に悩む声が多く聞かれます。
海外積立は長期での資産形成を目的とする投資であり、金融市場の変化に合わせて、資産配分や積立額を見直す必要がある場合もあります。その際に、適切なアドバイスをくれるIFAの存在は不可欠です。
「このまま連絡が来ないまま、満期まで続けるしかないのか…」と感じたときこそ、IFA変更を検討すべき最初のタイミングです。
実は多くの金融商品では、契約先を変えずにアドバイザーだけを変更することが可能です。IFA変更を通じて、今後の資産運用に対して前向きなサポートを得られる環境を整えることができます。
連絡がなくなるということもあるのでしょうか?
香港IFA経由で海外積立投資を始められた方は、間に紹介者を通していることが多いですが、紹介者は、契約時にIFAと投資家を仲介してコミッションを得るだけの関係で、契約後の運用アドバイスやサポートには一切関与しないケースがほとんどです。
中には、IFAそのものよりも「紹介者とのやり取りだけで進んだ」という投資家もいます。
市場環境が大きく変わったのに、アドバイスがないとき

2020年以降のコロナショックや、2022年からのインフレ・利上げ局面、そして為替の大きな変動。
こうしたマーケット環境の変化は、海外積立投資家にとって重要な見直しの機会です。にもかかわらず、「IFAから何のアドバイスもなかった」「今後どうすればいいか不安だけが募る」といった声も多く聞かれます。
そもそもIFAの役割は、金融商品を売ることではなく、契約後も投資家の目的や市場の変化に応じた継続的なアドバイスを提供することにあります。特にドル建ての海外積立などは、米国金利や為替などの影響を強く受けるため、運用方針の再評価が欠かせません。
それにもかかわらず「契約後のサポートがない」「最新の市場情報が提供されない」と感じた場合、IFAの変更を真剣に検討すべきです。新しいIFAによっては、市況に応じたリバランスの提案や、効率的に資産を運用する方法を一緒に考えてくれるケースもあります。
海外積立の運用を「放置」するのではなく、戦略的に「見直す」ことができるアドバイザーを持つことで、将来の資産形成に大きな差が生まれます。
K2は毎年、推奨ポートフォリオやリバランスの提案もしてくれますね。
投資家も、K2 Collegeで市場の変化に関する記事を見て、ポートフォリオの見直しを相談されるなど、リテラシーが高くなっていますよ。
自分のライフステージが変化したとき

結婚・出産・転職・退職・帰国など、人生の節目は誰にでも訪れます。そうしたライフステージの変化は、資産運用の目的や優先順位にも大きく影響します。
たとえば「教育資金を意識して積立を増やしたい」「老後資金のために運用方針を見直したい」「将来的に一部引き出す可能性がある」など、必要なアドバイスも変わってきます。
しかし、残念ながら、従来のIFAの中にはこうした変化に対応できず、「契約時のプランのまま」でフォローを止めてしまうケースも多く見られます。特に海外で契約した積立商品をそのまま放置している方は、現在のライフプランに合った最適な運用ができていない可能性があります。
このような場合、IFAを変更することで、現状に即したアドバイスを受けられるようになることがあります。ライフステージに合わせた積立額の調整、資産配分の見直し、将来の出口戦略など、あなたの「これから」に寄り添ってくれるIFAの存在が、資産運用の安心感につながるはずです。
契約時にポートフォリオを設計して、それきりになっております。
海外積立は通常、10年~20年以上という長期契約になるため、その間に投資家のライフステージは大きく変わるのが当然です。
ポートフォリオ変更をしないことが、将来の後悔につながることすらあります。
まとめ
- 連絡が途絶えたらIFA変更を検討
- 市場変化に無反応なIFAは要注意
- ライフステージに合った運用が重要
運用成績が悪いから見直したい、紹介者やIFAに連絡が取れないなど、海外積立投資についてのご相談は、こちらから『海外積立投資 相談希望』とお問合せください。
著者プロフィール

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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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