こんにちは。K2 College大崎です。
今回は、Banco Santander S.A.によって元本が保証される元本確保型ファンドについて解説します。
- 動画解説
- 元本確保型ファンド概要
- 収益計算方法
- ベネフィット&リスク
- サンタンデール銀行について
動画解説
元本確保型ファンド概要

この商品は「 SANTANDER S&P 500 100% CAPITAL PROTECTED NOTE 」という、S&P 500指数に連動した元本確保型の商品です。
発行体: Santander International Products Plc(保証: Banco Santander S.A.)
信用格付: A2(Moody’s)、A(Fitch)、A+(S&P)
元本保証: 満期時に100%の元本を保証
投資期間: 6年間(2025年9月12日~2031年9月12日)
連動指数: S&P 500指数(四半期平均)
参加率:130%
通貨: USD(米ドル建て)
最低投資額:USD10,000
購入手数料:なし
解約手数料:なし
売買:毎日
募集期限:~9/5(金)
(オフショア資産管理口座、スイスプライベートバンク経由可)
四半期平均と参加率130%というのがよく分からないのですが・・・。
それでは事項で説明しますね。
収益計算方法

この商品のリターンは、S&P 500指数の四半期ごとの平均パフォーマンスに130%を乗じた額で決まります。つまり、S&P 500の成長率×130%のリターンを受け取る仕組みですが、計算には四半期ごとの平均値を使用します。
運用期間6年間で、以下のように24回の観測日がありますが、

各観測日におけるS&P 500の指数値を記録し、その算術平均を算出します。そして、その平均値と投資開始時のS&P 500指数値を比較して、どれだけ成長したかを算出するわけです。
満期時のリターンがS&P 500の四半期ごとの平均パフォーマンスがプラスの場合、 130%の倍率で利益を享受できるということですね。
例えば、S&P 500の6年後の四半期平均パフォーマンスが +10% だったとすると、リターン10%×参加率130%=13%となり、
USD100,000を投資していたとすると、
満期時の受取額はUSD100,000 + USD13,000 = USD113,000となります。

平均パフォーマンスがマイナスの場合はどうなるのでしょうか?
平均パフォーマンスがどれだけマイナスになろうとも、満期時に元本の100%が返還されます。
満期時のリターンは、以下の通りということですね。
指数の平均パフォーマンスがプラス → 元本 +(130% × 平均上昇率)
指数の平均パフォーマンスが0またはマイナス → 元本のみ返還
ベネフィット&リスク

この商品は S&P 500の成長に参加しながら元本を守る ことを目的とした投資家向けの低リスク商品ですが、発行体リスクや市場の影響を受ける点は考慮する必要があります。
ベネフィット
・元本保証(Banco Santander S.A.がこの商品の保証を提供)
・上限なしでS&P 500の成長に参加可能(130%の倍率適用)
・四半期ごとの平均化により、急落リスクの緩和
リスク
・発行体の信用リスク(Banco Santander S.A.がデフォルトすると元本保証が機能しない)
・早期売却すると元本割れの可能性がある
・四半期ごとの平均化により、急騰時の利益が抑えられる可能性がある
早期売却すると元本割れの可能性があるとはどういうことでしょうか?
運用期間中、元本割れのタイミングで解約すると、元本割れの可能性があるということです。
ただ、S&P500インデックスで運用している場合、暴落で基準価額が大きく落ち込んでも、いつ価額が戻るかわからないので待ち続けるしかありませんが、このファンドで運用していれば満期に100%元本が戻ってくるわけですから、保有していれば良いですね。

サンタンデール銀行について

サンタンデール銀行(Banco Santander S.A.)は、スペインに本拠を置く世界的な金融機関で、総資産規模では欧州最大級、グローバルでも有数の商業銀行です。設立は1857年と長い歴史を持ち、現在はヨーロッパ、アメリカ大陸、アジアを中心に幅広く事業を展開しています。
個人向け・法人向けの銀行業務に加え、投資銀行、資産運用、保険など多角的な金融サービスを提供しており、特にスペイン、ブラジル、イギリス、アメリカ市場で強い存在感を誇ります。

信用格付けはMoody’s(A2)、Fitch(A)、S&P(A+)といずれも高評価で、安定した財務基盤と国際的な信頼性が特徴です。保守的な経営スタイルと健全なリスク管理により、リーマンショック時にも他行と比べて大きな影響を受けず、近年も安定した利益を維持しています。
また、デジタル化にも積極的で、フィンテック分野への投資やスマートバンキングサービスの強化にも注力しています。
このように、サンタンデール銀行は伝統と信頼、そして革新性を併せ持つグローバル銀行として、多くの投資商品や仕組債の発行体としても高い評価を得ています。
サンタンデール銀行が破産するリスクは低そうですね。
そうですね。
現在の高い信用格付けから判断すると、サンタンデール銀行が破産する可能性は低いと考えられます。
『元本確保型ファンド(Santander S&P500 100% Capital Protected Note)』の募集期限は9/5(金)です。
時間も限られておりますので、投資される方は、急ぎ行動してください。
まとめ
- 満期時に100%の元本が保証される
- 高い信用格付けを得ているサンタンデール銀行が保証
- S&P 500の成長率(四半期平均)×128%のリターンを受け取る
『元本確保型ファンド』の資料を希望の方は、こちらからご連絡ください。
著者プロフィール

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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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