2025年の投資成績を語るうえで、最大の特徴は「結果が直感とズレた」点にある。
多くの個人投資家が信奉してきたオルカンやS&P500は確かに上昇した。しかし、**年間上昇率トップとなったのは株式ではなく金(ゴールド)**だった。
一方で、視点を過去10年に広げると、序列は一変する。
単年で最も強かった金は、長期では主役ではなく、むしろビットコインと米国株が圧倒的な差をつけている。
2025年という「1年」と、過去10年という「時間軸」。
この2つを並べて数字で見ることで、投資における誤解と本質が浮かび上がる。
- 2025年の結論:年間リターン1位は「金」
- 株式は本当に物足りなかったのか
- 過去10年で見ると、順位は完全に逆転する
- 金は「勝ち続ける資産」ではない
- 数字が示す最大の教訓は「時間軸」
2025年の結論:年間リターン1位は「金」

2025年の主要資産クラスの年間上昇率は以下の通りだ。
• 金(ゴールド):約+59%
→ 年初100万円 → 約159万円
• オルカン(全世界株式):約+21.8%
→ 年初100万円 → 約122万円
• S&P500:約+17.4%
→ 年初100万円 → 約117万円
• 米国REIT:約+1.0%
• ビットコイン:年間ではマイナス圏

数字だけを見れば、2025年は明確に**「金の年」**だった。
株式は悪くなかったが、金の上昇率が突出しており、相対的に見劣りしたにすぎない。
株式は本当に物足りなかったのか

S&P500の+17.4%、オルカンの+21.8%という数字は、冷静に見れば決して低くない。
年率で15〜20%を超えるリターンは、本来「非常に良好な投資成果」に分類される。
それでも「負けた印象」が残ったのは、金が+59%という異常値に近いパフォーマンスを叩き出したためだ。

ここで重要なのは、
2025年は株式が弱かった年ではなく、金が強すぎた年
だという点である。
過去10年で見ると、順位は完全に逆転する

次に、2016年初から2025年末までの約10年間の累積リターンを見てみる。
• ビットコイン:約+24,900%(約250倍)
• 金(ゴールド):約+293%(約4倍)
• S&P500:約+242%(約3.4倍)
• オルカン:約+170%(約2.7倍)
• 米国REIT:約+26.7%
この数字を見ると、2025年単年とはまったく違う世界が広がっている。
長期では、リスク資産ほどリターンが大きいという、ごく基本的な事実がはっきりと示されている。
金は「勝ち続ける資産」ではない

過去10年で金は約4倍になっている。
これは立派な成績だが、同期間でS&P500は約3.4倍、ビットコインは250倍だ。
この差は偶然ではない。
金は本質的に価値保存のための資産であり、企業利益や技術革新の果実を取り込む構造を持たない。
2025年の+59%は、
• 地政学リスク
• 金融不安
• 通貨・債務への不信
といった「守りを評価する環境」が重なった結果であり、金が成長資産に変質したことを意味しない。
数字が示す最大の教訓は「時間軸」

2025年だけを見れば、
「オルカンやS&P500より金を持つべきだった」
という結論になる。
しかし、過去10年の数字を見れば、
「株式やビットコインを持たなかったことの機会損失」の方が圧倒的に大きい。
• 1年で+59%を取る金
• 10年で+242%を積み上げるS&P500
• 10年で+24,900%という異常値のビットコイン
どれが正解かは、投資期間によって完全に変わる。
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まとめ
2025年は、数字の上では明確に「金が勝った年」だった。
年初100万円は、株式では120万円前後、金では約160万円になった。
しかし、過去10年というスケールで見れば、
資産を最も増やしてきたのは、依然としてリスク資産である。
単年の勝者を追いかけるか、
長期の構造に乗るか。
2025年と過去10年の数字は、
**「何を買うか」よりも「どの時間軸で考えるか」**が投資の成否を分けることを、これ以上なく明確に示している。
著者プロフィール

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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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