こんにちは、K2 College 松本です。
今回は海外生命保険会社3社(B社、L社、P社)のIUL(Indexed Universal Life)を比較したのでお伝えします。IULは支払方法が非常に柔軟な終身保険と思って頂ければ大丈夫です。
外貨建終身保険は契約していますが、海外だと何か違うのでしょうか?
日本でも販売されている外貨建終身保険と同じですが、大きく違うのは「安い保険料」「利回り」「保険料支払の柔軟性」です。その他にも少し違う点があるので、詳しく知りたい方は下記のリンクで確認してから、この記事を読んでみてください。
*『インデックス型海外終身保険』掛け捨てより安い保険料なのに、貯蓄性は高い!
- 動画解説
- 比較するポイント
- 死亡保障に対する保険料の比較
- 返戻率の推移の比較
- 外貨建終身保険、変額保険、個人年金を契約している人は見直そう。
動画解説
比較するポイント
終身保険を比較する時のポイントは2つです。
死亡保障に対する総支払保険料
終身保険を契約するということは、一生涯の死亡保障を購入することになるので、死亡保障に対して支払う保険料が安いほうがいいから。
返戻率の推移
終身保険には貯蓄機能があるので、支払った保険料が早く増えていく方がいいから。
以上の2点にフォーカスして比較したいと思います。一般的には保険料の払込期間をいつまでにするのかという点も大事なのですが、ユニバーサルライフ(UL)の商品は保険料の支払期間を決めず自由に設定できるので、この点は省いています。
払込期間が自由って初めて聞きました(笑) 海外には面白い商品があるんですね!
日本の保険しか知らないとビックリしますよね。
ULは契約者の好きなタイミングまで支払い、好きなタイミングで支払いをやめることができます。さらに、支払いをとめた後に支払いを再開することもできます。何度でも。
日本の保険商品にも払済保険に切り替える方法がありますが、それとは全く別物です。こんな柔軟な保険料の支払い方法は日本の保険商品にはありません。
死亡保障に対する保険料の比較
死亡保障100万ドルで保険料を比較してみましょう。ちなみにUL(ユニバーサルライフ)の保険は同じ死亡保障額でも支払う保険料を変えることができます。今回は死亡保障に対して保険料の安さを競うので、できるだけ安い保険料設定での比較になります。
B社
契約者:42 歳 男性
死亡保障:USD 1,000,000
払込期間:7年
払込頻度:年払
保険料:USD 18,885(初年度のみUSD 19,010)
総支払保険料:USD 132,320
L社
契約者:42 歳 男性
死亡保障:USD 1,000,000
払込期間:7年
払込頻度:年払
保険料:USD 30,178
総支払保険料:USD 211,246
P社
契約者:42 歳 男性
死亡保障:USD 1,000,000
払込期間:7年
払込頻度:年払
保険料:USD 27,384
総支払保険料:USD 191,688
総支払保険料を比較するとL社とP社は僅差ですが、B社は3割も安くなっています。L社とP社が高く思われるかもしれませんが、これでも日本の外貨建終身保険に比べたらかなり安い水準です。
ちなみにメットライフ生命のドルスマートSで保険料を計算すると、
メットライフ生命
契約者:42 歳 男性
死亡保障:USD 1,000,000
払込期間:10年
払込頻度:年払
保険料:USD 56,511
総支払保険料:USD 565,110
になります。これが日本でトップクラスの外貨建終身保険です。この水準で考えるとB社の保険料が如何に安いかがよく分かると思います。
日本で外貨建保険に加入するのがバカらしくなりますね。
そうですよね。いくら貯蓄ができると言っても、生命保険の本来の目的は死亡保障なので、まずはそこのパフォーマンスがどれくらいなのかを知っておく必要があります。そうは言っても貯蓄性も皆さん気になる部分だと思うので、次のチャプターで比較していきましょう。
返戻率の推移の比較
先程と同じ死亡保障100万ドルでの比較です。次は返戻率の比較なので、できるだけ返戻率が高くなる保険料設定での比較になります。
B社
契約者:42 歳 男性
死亡保障:USD 1,000,000
払込期間:7年
払込頻度:年払
保険料:USD 44,730(初年度のみUSD 44,855)
総支払保険料:USD 313,235
<解約返戻金と返戻率の推移> *過去の実績値からの数字
10年後:USD 400,361(127%)
15年後:USD 622,614(198%)
20年後:USD 940,818(300%)
L社
契約者:42 歳 男性
死亡保障:USD 1,000,000
払込期間:7年
払込頻度:年払
保険料:USD 73,139
総支払保険料:USD 511,973
<解約返戻金と返戻率の推移> *過去の実績値からの数字
10年後:USD 519,923(101%)
15年後:USD 674,182(131%)
20年後:USD 825,348(161%)
P社
契約者:42 歳 男性
死亡保障:USD 1,000,000
払込期間:7年
払込頻度:年払
保険料:USD 72,279
総支払保険料:USD 505,950
<解約返戻金と返戻率の推移> *過去の実績値からの数字
10年後:USD 605,367(119%)
15年後:USD 778,647(153%)
20年後:USD 1,003,154(198%)
LとPではPに軍配がありますが、やはりBが頭2つくらい飛び抜けていますね。
そしてB社の場合は保険料の上限があるので、100万ドルの死亡保障額では上記の保険料までしか設定できません。仮に年間保険料を7万ドルくらいに設定すると死亡保障額が200万ドルを超えてくるので、ポテンシャルの違いが如実にわかりますね。
ちなみにメットライフ生命のドルスマートSの数字を見てみると、
メットライフ生命
契約者:42 歳 男性
死亡保障:USD 1,000,000
払込期間:10年
払込頻度:年払
保険料:USD 56,511
総支払保険料:USD 565,110
<返戻率の推移> *過去の実績値からの数字
10年後:100%
15年後:112%
20年後:126%
になります。この水準で考えると海外終身保険の利回りの高さがよく分かりますね。
これは凄い、、、B社の商品を詳しく知りたいです。
下記のリンクから「インデックス型海外終身保険の資料希望」とお問い合わせください。
※お問い合わせ(無料)
外貨建終身保険、変額保険、個人年金を契約している人は見直そう。
IUL(Indexed Universal Life)は、死亡保障、教育資金、老後資金の備えができるので、一生を通して利用して頂けます。日本だと変額保険、外貨建終身保険、個人年金保険、定期保険を勧められると思いますが、日本の終身保険は史上最低の利率なので、上記の保険を契約している人は改めて見直してみましょう。
外貨建終身保険と変額保険に入っているので見直したいです。
それでは下記のリンクからご相談ください。ご状況を伺ったうえで個別にアドバイス致します。
※直接相談(無料)
まとめ
- 海外終身保険は安くて返戻率も高い
- 死亡保障準備、教育資金準備、老後資金準備が目的の人は選択肢に入れよう
- 日本で外貨建終身保険、変額保険、個人年金保険を契約している人は見直しましょう
著者プロフィール
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大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。
外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。
また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。
そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。
クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。
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