いいファンド?悪いファンド?

こんにちは!K2 Collegeの半野です。

皆様から相談がある際に、一番気にされることは「この投資信託や株、債券に投資するのはどうでしょうか?」という質問です。実はこれに対する答えは、その時点では答えられません。なぜなら

・目的にあった投資になっているのかどうか
・投資するスタンスと合致しているかどうか
・持っている他の資産との相関性はどうなのか

投資・資産運用をする際には、事情や目的が個々異なってきますので、それぞれ適したものかどうかは、最初の段階では分からないからです。よく証券会社から投資信託人気ランキングというものが出てきますが、人気があるから正解ということには必ずしも当てはまりません。

どうしてもそのファンドや商品を購入した方がいいのかどうかが気になってしまいます。

気持ちはわかるのですが、必ずしも投資目的に適しているかどうか、分かりませんので、最初にそちらを確認する必要があります。

  • 人気のある投資信託やファンドが必ずしも適しているとは限らない
  • 投資の目的に合った資産運用を考えること

人気のある投資信託やファンドが必ずしも適しているとは限らない

銀行や証券会社に足を運び、最初のような質問をすると「今当社では、このような商品が・・・」「 こちらの商品が皆様の間で人気ですよ」このようなセールストークを銀行員や証券マンから聞かさせることは間違いありません。もちろんそれぞれの投資信託(ファンド)や、株、債権に良し悪しはありますが、それが自分の資産運用に適しているかどうかは、こちらから何も話していない最初の段階では分かりません。注意しなければならないことは、銀行員や証券マンは手数料が高くとれる商品を勧めてくるということ。そのため、必ずしも皆さんのためを思ってのお勧め商品にはならないということです。人気ランキングを100%あてにしてはいけません。

投資の目的に合った資産運用を考えること

大事なことは「投資の目的に合致した資産運用になるかどうか」ということです。出来るだけ積極的に運用したいと希望している人に、安定している投資信託を勧めてもミスマッチになる・・・という具合です。また現在保有している資産とのバランスも考える必要があります。偏った投資をしてしまうと、リスクが大きくなるからです。例えば、日本株関連の投資信託のみに投資という形は、日本株が暴落すれば、一気に影響を受けますので、リスクが大きいと言わざるを得ません。

まとめ 分散を意識した資産運用を実行すること

自分の投資のスタンスに合っているのか、資産状況を考えた投資になっているのか、これらを考慮に入れてどの商品やファンドに投資をするのかを決めることが重要です。その中でも「どういう資産に分散するか?」という判断をすることがとても大事になります。つまり「分散投資」です。分散投資は以下の2つが重要です。

資産の分散
時間の分散

特に資産の分散をきちんとしているかどうか?です。

・日本円で投資している投資信託(インデックスなど)
・USDで投資しているオフショアファンド
・新興国、先進国、グローバル型のファンドや債券

このように、地域、商品の種類、通貨というように分散しているかどうかということが重要になります。おそらくみなさんの多くは、下記に集中していませんか?

・日本円で投資している投資信託

つみたてNISAで地域も分散しているから そういう意見もあるでしょうが、日本円だけで資産を持つことは、分散投資としては不十分だといえるでしょう。日本での証券会社やNISAなどでは、オフショアファンドは投資できないので、この部分を補うような投資を実行し、資産のリスク分散をするようにしましょう。時間の分散は、海外積立投資などで月々ドルコスト平均法を活用して積立投資することで、中長期投資における「時間分散」が可能になります。投資は分散させることが大切です。

単にお勧め商品だけに投資ではダメなんですね。

ご自分がどのような投資をしたいのか、資産運用の目的は何かというスタート地点から考えて検討しましょう。

まとめ

  • 資産の分散を意識したファンド選びを行うようにする
  • 時間の分散を意識した資産運用でさらにリスクを軽減する

お金を増やす方法は様々です。ご自身のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。

著者プロフィール

半野輝明
半野輝明
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。

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