富裕層に学ぶ資産の増やし方

こんにちは!K2 Collegeの半野です。

今回は富裕層の話。こんな記事をネットで目にしました。

「野村総合研究所によると、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」によれば、日本の富裕層・超富裕層の世帯数は2005年以降、最多となりました。」

会社員の平均賃金が30年間400万円台で一向に収入が上昇しない中で、日本の富裕層が増加しているのです。最近ではアメリカのマクドナルドのアルバイトでも時給が2000円を超えた、海外で働いた方が貯金ができるなど、日本よりも海外で働いたほうがお得になるなんて話題も多くなっています。そんな中、日本国内では富裕層が増加しているのですから、少し驚きです。

人口が減少し、賃金もなかなか上がらない中で、富裕層人口が増えているのですか?ちょっと意外です。

おそらく多くの人が同じ感想を持つと思います。今回検証してみましょう。

  • 富裕層の定義
  • 富裕層の職業や考え方
  • 富裕層の資産状況
  • 富裕層の資産構築に学べること

富裕層の定義

この富裕層ですがどのような定義になっているのでしょうか。子供のころはお金持ちという感覚で、大きな家に住み、高級車が車庫にイメージがありました。この定義を改めて確認しますと、今ではこのようになっているようです。

「純金融資産1億円以上5億円未満」

純金融資産という言葉は、あまり聞き慣れないですが、資産から負債を差し引いた金額が1億円以上ということです。例えば資産が2億円あっても、借金が1億5千万円あれば差し引き5千万円なので、富裕層とはカウントされません。

※野村総合研究所から

もう1つ気になるのが「5億円未満」。あれ?上限はないのでは??と考えてしまいがちですが、5億円以上の場合「超富裕層」となり、さらにパワーアップされた用語が充てられます。1億円未満の人はどうなるの?という疑問が出てきますが、大まかに上記のように分けられています。アッパーマスというのはよく聞く言葉ですね。

富裕層の職業や行動パターン

これらの人たちはどういう仕事をし、どのような考え方をしているのでしょうか。職業として多いのが会社経営者、上場企業や大手企業の経営、さらには中小企業経営者というのが当てはまりますね。他には開業医、弁護士、マンション経営者なども入ってくるようです。最近であれば大手企業の役員クラスも含まれてきそうです。普通の会社員でここまでたどり着くためには、大企業に就職し役員まで昇り詰めるのが富裕層への近道ということでしょうか。

次に行動パターンをざっくりと見ましょう。ここでは投資に関わる部分だけを取り上げます。それ以外にも気になる方は、関連の書籍などで確認してみてください。富裕層の人はROI、つまり投資した額に対して、いくら戻ってくるのかに非常に敏感であるということ。例えば購入に2千万円以上かかるフェラーリと、高級日本車であれば間違いなくフェラーリを購入します。なぜか?お金があるからではありません。フェラーリは中古車でも価格が下落しにくく、モデルによってはプレミア価格となる場合もあります。一方日本車は、年月とともにほとんどが型落ちとなってしまい、中古車市場で価格が下落するだけです。つまりフェラーリの方がコスト的にもいい買い物になるからです。また複利効果を活用するのも特徴です。毎年、毎月、配当があるからいい投資とはならないのです。配当がつくような商品は日本特有のもの。富裕層の方はそのことを知っているので、投資をするのも複利を利用するということを理解しています。そして何よりも分散投資を意識しています。

リターンに対して敏感であることと、複利運用を重視するんですね。

おそらく私達よりも、さらにチェックしていると考えられます。だから資産を作るのも早いのでしょう。

富裕層の資産状況

このようは人たちの資産状況はどうでしょうか。日本ではなく、世界的な富裕層のデータとなりますが見てみましょう。Property(不動産)とEquity(株式)つまり、不動産と金融資産の2つが双璧になっています。

※WealthParkから

不動産の場合は不動産投資で安定した収入を得ていく金融資産の場合は分散投資をしながら運用していくというのが特徴です。日本の金融機関でもあるように、富裕層向けのプライベートバンクというのをよく耳にすると思います。ここに資金を入れ様々なファンドに投資をし、そして利益を出して資産を大きくしていく、これが例えば毎年1%のリターンでも、10億円で資産運用をしていれば年間1,000万円。このように元本が大きい分、リターン数値が小さくても、お金の増え方がケタ違いになります。また日本の場合、代々受け継いでいる不動産が多いのも特徴。地価が異常に高い日本ならではの現象でしょうか。

※「世界のお金持ちが実践するお金の増やし方」から

さらに面白いデータがあります。世界的に見た場合、保有額が大きければ大きいほど投資で資産を築いているケースがほとんどです。上図を見ればわかるように、下に行けば行くほど資産額が大きくなりますが、$10M(約13億円)を超えてから、自社株やプライベートビジネス(未上場株式)の資産に占める割合が大きくなります。さらには債権や他の株式に分散されています。つまり資産を分散しながら投資で作っているということになります。このように富裕層・超富裕層の多くが株式、債券などの金融投資の分野で資産を築いているお金持ちが多いのです。

資産が増えるほど、金融資産が占める割合が大きくなるんですね。

それだけ投資をしていくということが、資産を構築する上では重要なんですね。

富裕層の資産構築に学べる事

今回大まかに見て分かる通り、富裕層に近づくには、以下の2つにまとめられるのではないでしょうか。

・会社経営などで事業を成功させる(当たり前ですが・・・)
・投資で資産を築く

やはりお金を増やすには投資が重要になるということです。しかも分散投資をしていくということ。それには投資する商品、エリア、通貨、時間、様々なものが含まれています。もし資産を増やしたい、大きくしたいということであれば、この分散投資の原則に従って投資をしていきましょう。日本円だけでなく、外貨で投資をすることも重要な要素です海外投資やオフショア投資はその選択肢の1つとなります。ぜひ行動してみてください。

資産を大きくするには、分散投資をすることが1つの要素なのは重要なのは意外でした。ドルでオフショア投資を考えないといけないな。

分散投資は投資をする際に重要な要素の1つです。またリスクヘッジになります。富裕層の方は資産が大きく減ることを嫌いますから、それが大きい要因なのでしょうね。

まとめ

  • 富裕層も資産を築くために、投資を実行している
  • 投資をする際にも分散投資を心がける
  • 分散投資も商品、エリア、通貨と組み合わせていくこと

お金を増やす方法は様々です。ご自分のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。

著者プロフィール

半野輝明
半野輝明
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。

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