こんにちは!K2 Collegeの半野です。
先日こんなニュースがありました。
インドが中国を抜いて人口世界一になった。国連が19日公表したデータで分かった。国連の世界人口ダッシュボードによる2023年中盤の推計によれば、インドの人口は14億2860万人を超え、中国の14億2570万人を若干上回った。人口の約半分が30歳未満のインドの経済は、今後数年で主要国として世界で最も急成長すると見込まれている。同国は現在、アジア3位の経済大国。インドの人口は全世界の2割近くを占める。同国の人口増加傾向は今後も続き、50年までに16億6800万人に達する一方、中国の人口は同年までに約13億1700万人に減少すると予測されている。
※ブルームバーグから抜粋
人口動向は経済にも大きく影響を与えます。インドはすでにアジア3位の経済大国。一方日本ですが、インドと異なり人口減少時代に入り、将来の年金や社会保障への影響が避けられません。
インドの人口が世界一になるんですね。日本は先行き不安です
資産運用にも人口が関わってきます。改めて日本の将来をみてみましょう
- インドの人口ピラミッドと日本の人口ピラミッド
- 人口が減少するとどうなるのか?
- 2050年の日本と年金制度の行く末
- 老後資金不足は自分で対策していくしかない
インドの人口ピラミッドと日本の人口ピラミッド
現在のインドの人口ピラミッドです。徐々に若年層が減ってはいますがきれいな分銅型になっていますね。当面、労働人口などでも悩む必要がない構成になっていることが分かります。
一方日本はこちら。インドと異なる形状です。すでに人口減少が始まっており、少子高齢化が進んでいることが分かります。
異次元の少子化対策なんて話も出ていますが・・・
人口問題は数年で解決する問題ではありませんから、すぐに解決は難しいと思います。現状を受け止めて将来どうするかを対策していく必要があります。
人口が減少するとどうなるのか?
人口減少は長年問題として考えられてきましたが、具体的に何も手を打たずに見過ごされてきました。人口が減少するとどんな問題があるのでしょうか?
1.税収が減る
労働人口が減少するので、税収が落ち込みます。税収が落ち込めば、社会保障費用やその他諸々の費用を支払う人も減少しますから、これまでの体制を維持するには増税、社会保障費用負担増しかありません。SNSで騒がれている五公五民となっていることからも分かりますね。
2.内需の落ち込み
人口が減れば、日本国内での消費活動にも大きな影響が及びます。高齢者は大きな買い物をしませんし、若年層は若年層で将来の不安から買い控えをするでしょう。そうなれば、企業の利益も減少することになります。その穴埋めにインバウンドや輸出に頼るしかなくなるのです。
3.地域の過疎化
人口が減ることは住民が減ること。限界集落とよばれる地域があることからも、ますます地方の過疎化が進むと考えられます。そうなれば、住宅需要が減るわけですから一部を除いて不動産価格も下落。そういう視点から見れば一部のマンション価格の高騰化は少し奇妙です。がこれは一極集中が進み、他の地域の過疎化が進んでいることの裏付けになっています。
ネガティブな問題が山積みなんですね・・・
人口減少に関する本も様々出ていますが、今までのようにはいかなくなるということです。
2050年の日本と年金制度の行く末
これらのデメリットを踏まえた上で2050年の日本の人口予想ピラミッドをみましょう。
人口ピラミッドが劇的に変化することは考えずらいので、おそらくこうなるでしょう。その場合、高齢者を支える形もこうなると予測されています。
60年ほど前の1965年は65歳以上1人に対し、9.1人で支えていましたが、2050年には1.2人まで減少してしまいます。支払ってくれる人が減少するので、社会保障や年金が今までのようにはいかないことが明らかなのです。
老後資金不足は自分で対策していくしかない
老後資金や年金が不足する、ではどうするか?自分で準備する必要があるということです。それには収入を増やし、預貯金額を増やす、さらには投資や資産運用を行い、資産を増やしていく必要があるということです。将来のための資金をどうやって増やしていけばいいのかを真剣に考え、一刻も早く行動するようにしましょう。投資は時間を味方につけることが大切なので早ければ早いほどいいのです。
将来のことを考えた場合、年金だけでは足りない・・・資産運用で増やすための行動が重要ですね。
今後年金は支給額が減ることはあっても、増えることは考えにくいです。一人一人が対応しないといけないですね。
まとめ
- 人口減少により税収や企業の利益に大きな影響が出る
- 2050年は少子高齢化が加速し、年金制度も危うい
- 老後資金のための行動を取ることが重要
お金を増やす方法は様々です。ご自分のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。
著者プロフィール
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大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。
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