「お金とは何か」

こんにちは。K2 College大崎です。

今日は、「お金とは何か」について考えてみたいと思います。

お金には一般的に以下3つの役割があると言われています。

・価値の尺度
・交換(決済)
・価値の保存

みなさんも、受け取った「お金」は預金口座に預けてありますし(価値の保存)、その「お金」を使ってモノやサービスと交換(決済)しますし、交換(決済)する際には、その値段に応じて「お金」を支払いますよね価値の尺度

お金は身近なものであり、実際に価値としての「役割」があるため、お金そのものに資産的な価値を感じてしまいますが、我々が使用している現金紙幣は、日本銀行の借用証書です。

  • お金が生まれる方法は2つだけ
  • お金とは「信用」であり「負債」である
  • 「信用」を使って融資を得る

お金が生まれる方法は2つだけ

お金が生まれる方法は2つだけです。

ひとつは、日本銀行が銀行券を発行する際にお金は生まれます。

ただ、無尽蔵にばら撒くわけにはいきませんから、支払い手段として市中銀行などに貸付を行ったり、国債などの証券を買い取りしたりする場合に限られており、このタイミングで日銀券が発行され使用されます(日本銀行券=日本銀行が発行した借金証書

もうひとつは、市中の銀行が融資をするタイミングでお金が創出されます。

多くの人は、銀行が家計から預かったお金を貸出しに回していると考えておりますが、実際は銀行が融資をすることでお金(預金)を創造しているのです。

お金とは「信用」であり「負債」である

私も銀行から借入れをしておりますが、お金を借りる際に銀行券を手渡しで受け取りはしません。

ただ、借入額が自分の預金口座に記帳されるだけ。
まさにそのときに新しいお金が創造されるのです(信用創造)

仮に、あなたが預けた100万円を銀行が貸出しに回し、その100万円をわたくしが借入れたとすると、あなたの預金口座には100万円と記帳され、わたくしの預金口座にも100万円と記帳される。100万円のお金は銀行が融資をすることで200万円となるのです。

この新しく創造されたお金(100万円)は、わたくしの銀行に対する「負債」であり、わたくしが「負債」を返済すれば、消滅することになります。

「信用」を使って融資を得る

一般的に、借入れをしていると聞くとネガティブな印象を持たれる方は多いです。

また、企業の評価でも、無借金経営と聞くと、ほとんどの方はその企業にポジティブな印象を待たれるのではないでしょうか。

しかしながら、それなりの「信用」があるから、銀行からお金を借りることができるのです。

医者、弁護士、公務員そして会社員などは、金融機関からまさしくその「信用」を得ている訳です。毎月、安定的に給与を得ているために返済が滞るリスクは少ないと考えられております。

まさに金融機関にとって良いお客様です。

であるならば、その「信用」を使って融資を得て、自分のやりたいことを始めたり、お金を増やす仕組みを作っていけば良いのです。

ちなみに、融資に対して毎月の返済をきちんとしていけば、ますます「信用」は積み重なっていき、追加融資の話をいただいたり、他の金融機関からの融資に繋がったりと良いこと尽くしです。

少し本題から外れてしまいましたが、正しい知識を得て、それを上手く使うことが大切です。

世の中には情報が氾濫しておりますが、メディアからの情報が正しいとも限りません。すべてを鵜呑みにせず、自分なりにチェックしたうえで利用してください。

まとめ

  • お金(預金)は銀行が融資をすることで生まれている
  • 「信用」を使って融資を得てお金を増やす

お金を増やす方法は様々です。
個人の属性に合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。
ご相談は、いつもの通りこちらから連絡ください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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