こんにちは!K2 Collegeの半野です。
お金を少しでも貯めるためには、お金の知識を理解していくことがとても重要です。投資や資産運用に興味のある方なら聞いたことがあるかもしれません。「ドルコスト平均法」 今回はこれをしっかり理解していきましょう。
ドルコスト平均法ってなんだか難しそうだな。ネットで検索してもよく分からないし。ドルコストって何のことだろう?
そうですね、言葉だけだと、イメージがなかなか浮かんでこないのではないでしょうか。でも理解すれば、投資や資産運用の大きな武器となります。
今回の記事では「ドルコスト平均法」を解説し、どのようにお金を増やしていけるのか、具体的に解説していきます。基礎的な知識となりますので、お金の増やし方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- ドルコスト平均法の概念
- ドルコスト平均法のメリット
- 投資・資産運用への利用
ドルコスト平均法の概念
ここではイメージを持ってもらうために、簡単な例を挙げて説明します。これを読めば、ドルコスト平均法もイメージしやすくなると思います。
毎月一定金額で株を購入
ドルコスト平均法とは、一定の金額で時間を分散しながら、金融商品を買い続ける方法のことを言います。例えばAという金融商品を毎月3万円ずつ購入する、これがドルコスト平均法です。どうです?簡単でしょ?
でもこれだけでは不十分でしょうから、もう少し詳しく見てみましょう。Aという商品、ここでは分かりやすく株式と考えてみます。このAという株式を1年間、毎月3万円ずつ購入するとしましょう。この株価が今月は100円だったとします。すると3万円で購入できる株数は300株となります。でも翌月株価が50円まで下がってしまいました。この場合、購入する株数は600株となります。単価と購入数の関係をグラフにすると下のようになります。
このように株価、つまり商品単価に関係なく、同じ金額で購入し続けることで、商品の購入数を調整することになります。安い時に多く購入し、高い時に少なく購入する・・・これが「ドルコスト平均法」の大きな特徴です。
なるほど。時間を分散して投資していくんですね。でもこれって時間もかかるし
何のメリットがあるのでしょうか?
実は大きなメリットがあるんです。それを次で解説します。
ドルコスト平均法のメリット
価格変動に一喜一憂する必要がない
投資をすると、どうしても価格が上がった、下がったと一喜一憂してしまいますが、それほど気にする必要はありません。なぜなら、必ず金額に合わせた株数を購入しているからです。長期的にその結果を見ていくことになるのです。毎月の単価と購入数は下のようになります。
価格が下がっても利益が出せる
ポイントになるのは、購入している株数です。こちらにある一覧表、グラフを見ても分かるように、最初100円だったものが1年後には、70円まで下がってしまいました。最初の株価100円を超えたのは1回だけ。それ以外は株価が最初の価格より低いままです。でも結果は??そうなんです。しっかり利益が出ています。
価格が下がっていることの方が多かったのに、利益が出るんですね!
はい!もちろんこちらは一例ですが、ポイントになるのは時間を分散して投資しているというところです。時間を分散することで、リスク分散しているから、こういう結果になるんです。
【まとめ】ドルコスト平均法を活用した投資から考えてみましょう
例を挙げてみましたが、もし最初に全額投資、つまり一括投資をしていたらどうでしょうか?今回のケースの場合、1年後には損をしている計算となります。もちろん様々なケースがありますので、一概には今回の例が正しいとは言えません。しかし、投資の場合、常に価格が下がるというリスクを考えておく必要があります。その場合、そのリスクをどう防ぎ、できるだけ軽減させるかを考えておく必要があります。
ドルコスト平均法は、購入している金融商品の価格が下落しても、リスクを減らす役割を果たしてくれる手段の1つとなります。価格が落ち込んだ時に、リスクを和らげるクッションにもなっています。投資の一歩として、ドルコスト平均法を取り入れた分散投資から、始めてみるという選択肢を持っておきましょう。
投資を始める場合、リスクを考えておく必要があるんですね。
そのリスクを軽減する方法として、ドルコスト平均法は適しています。これを投資に活かしていきましょう。
まとめ
- ドルコスト平均法はリスクを避けるための投資法の1つ
- 一定金額で、一定期間投資することが重要。それが分散投資になる。
- 何から投資を始めていいか分からない場合、ドルコスト平均法を使った分散投資からスタートする。
お金を増やす方法は様々です。
個人の属性に合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。
ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。
著者プロフィール
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大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。
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