あなたの老後も危ない?60代からのお金事情

こんにちは!K2 Collegeの半野です。

ネット上では年金や投資、さらには投資詐欺のニュースなどお金にまつわる話題が多くなっています。今、20代30代の方から見れば、老後の不安は非常に大きいでしょうし、生涯現役といったような言葉もはびこっています。今の時代は若いうちから資産を増やしていく努力をしないといけない時代になりました。そういう状況で年金を受給しようとしている、あるいはすでに受給を開始している60代の方たちの実情はどうなのでしょうか。完全リタイヤも考える年齢ですが、お金の状況とかどうなっているのか気になるところです。今回データから読み取ってみましょう。

年金のことがいろいろ騒がれていますが、実際に受給している人の資産状況や年金の状況を知りたいところです。

最新の調査から、どのようになっているのかを確認してみましょう。

  • 60代で金融資産ゼロの世帯が予想以上
  • 高齢者層でも資産保有の二極化が進んでいる。年金だけでは不安
  • 自分の老後は自分で何とかしないといけない

60代で金融資産ゼロの世帯が予想以上

早速見てみましょう。最新のデータから読み取ってみると、驚きのデータが分かりました。

60代の金融資産保有状況  保有している 79.2%   保有していない 20.8%

※金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」から

何と60代で2割以上の人が金融資産ゼロということが分かりました。ちなみに70歳代でも18.7% の割合が金融資産ゼロという結果です。一方預貯金残高をみると50代から60代の差が非常に大きいことが分かりますね。50代で269万円だったものが、60代で一気に1,000万円台まで跳ね上がっています。金融資産がゼロの割合は世代ごとに20%台とそれほど変わらないのですが、預貯金額が大きく変動しているのは興味深いところです。お子さんが独立した、住宅ローンが完済した等々の理由も考えられるでしょうね。

高齢者世代でも資産保有の二極化が進んでいる。年金だけでは不安

60代で金融資産がゼロ世帯の割合が20%以上あるにもかかわらず、預貯金残高が1,000万円を超えています。このデータをもう少し細かく見てみましょう。こちらが世代別の資産保有額のデータ。60代を見ると3,000万円以上が20%以上と全世代を通じて一番大きい金額です。一方でゼロが20.8%、0~200万円未満が11.6%ですから二極化が進んでいることがうかがえます。そのため中央値も700万円にとどまっています。

次に60代以降の生活資金がどうなっているのかを見てみましょう。

このように80%以上の世帯が年金という回答になっています。そして金融資産の取り崩しも30%以上の世帯が該当しています。しかしその年金ですが、果たして安心なのか?その答えが次の結果です。

60代以降の世代で年金で十分と考えているのは1割にも達していません。日常生活程度が限度というのがその答えなのです。

将来のことを考えた場合、年金だけではやはり足りないんですね。

現状でこの状態です。今後年金支給額は減ることはあっても、増えることは考えにくいので、一人一人が対応しないといけないですね。

自分の老後は自分で何とかしないといけない

今回様々なデータから、60代の資産状況を読み解きました。今回分かったことは、老後や将来を考えた場合、その資金は自分で準備する必要があるということ、それには収入を増やし、預貯金額を増やす、さらに金融資産は投資や資産運用を行うことで増やしていく必要があるということです。「まだ投資なんて早いよ」「投資は危ないから手を出さない」という考え方を捨てて、将来のための資金をどうやって増やしていけばいいのかを真剣に考え、すぐに行動するようにしましょう。投資や資産運用は時間を味方につけることが大切なので、早ければ早いほどいいのです。

投資は自分には関係ないと思っていました。でも今でもこういう状態では、将来がますます不安になります。投資をしていかないといけないですね。

何もしないことがそれだけでリスクになります。まず資産を増やすための行動をするところから始めてみてください。

まとめ

  • 高齢層でも資産の二極化が進んでいる
  • 今現在でも多くの人が年金だけでは不十分な状況になっている
  • 将来のために、投資や資産運用を行い、資産を増やしていくことが重要

お金を増やす方法は様々です。ご自分のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。

著者プロフィール

半野輝明
半野輝明
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。

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