損切(利益確定)するタイミングがわからない

こんにちは、K2 College河合です。

本日は投資において最も難しいと言われる「売るタイミング」の話をしたいと思います。誰でも欲はあるものなので、投資を始める時は儲けたくて始めますが、その後儲かってても損をしていても、売るという決断をするのが難しいものです。

私は最近買ったものが全部儲かっていて、投資するタイミングが良かったなって思ってます。ただまだまだ上がるんじゃないかと思ってしまい、利益確定をいつすればいいのかわかりません。

そうですね、株価が上がってる時は「まだ上がるんじゃないか(売って後悔したくない)」と思い、下がってる時は「損して終わりたくない」と思うものです。人それぞれの投資ルールがあると思いますが、私の考える一つのルールをお話ししたいと思います。

  • 20%リターンが出たら売却、10%ロスが出たら売却
  • 投資は主観(感覚)で行ってはいけない
  • 自分ルールを作り、それに従う

20%リターンが出たら売却、10%ロスが出たら売却

これはあくまで一つの例ですが、例えば・・・

「20%リターンが出たら売却(利益確定)、10%ロスが出たら売却(ロスカット)」

と決めておいて、その時どんな相場環境だろうとそれを徹底するというのが一つの解決策です。株であれば、売り買いいずれも指値ができるので、投資した時点で出口の注文を出しておくといいでしょう。そうすればケータイの株価ボードばかり見る必要もなくなり、普段の当たり前の生活をすることができます。

投資は好きですが、それを専業にしていくまでの自信はありません。本業からの収入があってこそやれるものだと思っているので、このルールはいいですね。

はい、私も本業はアドバイザーであり、トレーダーではないので、いつも自分の投資状況を見ているわけにはいきません。しかし投資をしないというのは時間的価値のロスになるので、し続けています。そのためこのようなルールを作ってすることにしました。

投資は主観(感覚)で行ってはいけない

上がると思うから、その銘柄を購入しているわけですから、投資を始めた時は自信があったはずです。しかし株(投資信託も)は色んな市場参加者の環境や情報、感情によって動くもの。いつも思い通りに動いてくれるわけではありません。うまくいっている時は奢らない、失敗した時はそこまで悲観にならない、というのが大事です。

そのために上記のようなルールを事前に決めておくといいですよね。ただこれがリターン10%、5%の損で、という風にしてしまうと、一日の、そうでなくても短期的な値動きばかり気にしてしまい、本来投資ですべき中長期投資というのができなくなってしまうので、20%/10%などある程度の余裕を持たせることが大事です。

これが投資信託になると、多くの銘柄に分散投資してある分、値動きが穏やかになります。中長期の資産運用をしたいのであれば、投資信託やETF、インデックスに投資するといいですね。

私は何事に対してもよく調べてから始めるタイプです。むしろ調べることに時間が取られていて、最後には選べない、始められないという悪い癖がついています。更に投資をしたらしたで、それが間違っていなかったか?といつも不安になってます。

安心してください、それ皆さん多かれ少なかれ経験してることなんです(笑)。プロのファンドマネージャーもそうです。いくら理論武装して、データ収集して、自信持ったプレゼンをしていても、不安なしに投資をしている人なんていません。不安だからこそ、もっと精度を上げるために努力をするものです。問題はその感情に負けない「何か」を準備しておくことです。それが「自分ルール」です。

自分ルールを作り、それに従う

20%/10%というのは私にとってのルールです。投資家それぞれの自分のルールがあっていいと思います。むしろ自分の投資スタイルを見つけるというのも、今後長く投資をしていく上で一つの大事なことです。

まずは少額から始めてください。そうすることで投資の仕組み、口座の使い勝手、アドバイザー(もしくは営業マン)との付き合い方、相場に対する自分の感情の動きなどを知ることができます。100%勝つことなんてあり得ませんから、必ず失敗します。上げ相場があれば下げ相場があります。その失敗を経験してから、投資金額を大きくしていきましょう。

少額から始めてみればいいと聞いて、ちょっと投資への気持ちが楽になりました。投資の本読んで勉強しても、何もしなければ結局はこうしたことすらわかりませんよね。

はい、まずは始めてみましょう。ただネット証券で全て自分で決めようとすると情報が足りず、広い視野からの投資判断がうまくできません。じゃあ証券会社へ行ってみると、手数料の高い商品を販売したい営業マンとの会話で、長期投資で安定したリターンを出していくのとは無縁の投資となります。なので、一生付き合っていける良いアドバイザーを見つけることが、投資で成功するキーになると思います。

まとめ

  • まずは少額から始めて利益確定も損切りも経験しよう
  • 自分ルールを作ろう
  • 一生付き合っていけるアドバイザーを見つけよう

我々K2は、少額の投資、少額の積立からでも、人生の目標を達成できるよう、投資アドバイスをしていきます。また投資に限らず保険、貯蓄、学資準備、年金準備など、全てのお金に関する悩みを解決する「オンリーワン・マネードクター」として一生お付き合いしていきます。

著者プロフィール

河合 圭
河合 圭
<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部国際経営学科ファイナンスコース卒業
中国天津南開大学漢語語言学院留学
野村證券にて4年半勤務、2008年リーマン・ショックの前日に退社
プライベートバンクを経て、2009年K2 Investment設立
2014年ボストン留学、2018年Paris留学
現在、K2 Holdings会長

<趣味>
ダイビング、クルージング、自然

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