こんにちは!K2 Collegeの半野です。
投資をする際に、必ず考えないとならないのがリターンとリスク。現金や銀行預金と異なり、投資をする場合、元本保証がないのが一般的です。(最近は元本確保型の商品も出ています)投資をする場合、預けたお金が減ることがあるというのが、やはり一番気になるところではないでしょうか。そのため投資をする際には、使う予定のない余剰資金で行う必要があります。また、投資をする際に注意しないといけないのは、自分の投資目的に合わせた商品を選ぶということです。単に『元本をできるだけ減らさないようにする』投資では、投資の目的であるお金を増やすことが、できない可能性が出てきてしまいます。投資のリスクを考える場合、為替リスクや、流動性リスクとリスクにもいろいろありますが、今回は、投資する金融商品のリスクを確認していきましょう。
投資でリスクを考える場合、どうしてもお金を減らさないことを考えてしまいます。
もちろんそれはそれで間違いではありませんよ。ここではリスクにどう向き合って投資をするべきかを考えます。
- リスクとリターンは相関関係
- 各リスクごとのファンド(商品)
- 投資にどのように利用するのか
リスクとリターンは相関関係
リスクとリターンの関係なんて知っていて当たり前と考える人がいるかもしれませんが、意外と知っているようで、知らないのではないでしょうか。まず、リスクとリターンには相関関係にあるということを理解しておいてください。ローリスク・ローリターン、ミドルリスク・ミドルリターン、ハイリスク・ハイリターン・・これがそのまま当てはまると考えると分かりやすいと思います。リスクが低く、高いリターンが狙える商品、こういうものはないと考えるのが一般的です。
各リスクごとのファンド(商品)
ローリスク・ローリターン
この場合、リスクは低いですが、その分リターンも小さくなる、投資利回りが低くなる運用のファンド(商品)となります。典型的なものとして国債や、大企業の社債などになります。例えば日本の国債ですと、5年もので現在の利回りが0.196%(1月21日現在)となります。国が破綻しない限り、投資して5年間が経過すれば、資金が償還されますので、他の商品に比べて安全性が高いと言えます。でも、考えてみてください。100万円預けても、5年で追加される金額は、わずか1,960円だけ。リターンがかなり小さいこともわかります。
ミドルリスク・ミドルリターン
こちらは後ほど説明するハイリスク・ハイリターンと、ローリスク・ローリターン型商品の中間に位置する商品があてはまります。典型的なものとしては、日本の株式や世界の債券などを取り入れた投資信託などがその一例になります。価格変動や為替の影響も受けやすい商品になるケースが多いので、リターンを狙う分、リスクも高くなってきます。
ハイリスク・ハイリターン
文字通り、高いリターンを狙う分、リスクも高い商品が対象となります。例としては、新興国株式などの投資信託などがあてはまるでしょうか。このようなファンドに投資をしたいと考える場合、他の2つのリスクよりも、ファンドの内容をよく理解してから投資をする必要があります。
投資にどのように利用するのか
このように狙いたいリターンによって、取るリスクも変わってきます。ファンドには様々な特徴、リスクがありますから、それらを理解したうえで投資をしていくのが重要です。もしそれでも不安であれば、最初から1つのリスクに絞ったファンドに投資するのではなく、分散して投資することも考えてみましょう。先日話をしたポートフォリオがここで大切になってくるのです。「大きくリターンを狙いたい」「できるだけ安定した運用でリターンを確保したい」どのような投資スタイルを取りたいのかで、投資する資金の配分を決めていきましょう。『できるだけ資金を失わない投資』では、逆にリターンを狙うことができません。重要なのは、1つのタイプのファンドではなく、リターンの異なるファンドを組み合わせ、その投資資金の配分により、リスクをコントロールした投資をしていくということです。
そうか、ローリスク・ローリターンのファンドだけに投資だと、リターンが狙えなくなってしまいますね。
ローリスクのファンドに投資をすることは、決して悪いことではありません。でも投資をして、できるだけ大きいリターンを狙いたい場合、それだけでは物足りないでしょう。さまざまなファンドに投資を分散して実行し、ポートフォリオを組むことを意識してみましょう。
【まとめ】さまざまなリスクのファンドを組み合わせる
このように投資のファンドのリスクには、主に3種類あり様々です。各ファンドによって、運用方針が異なりますし、投資するものも異なります。でも、根底にはリスクを取ることでリターンを得ることを目的としていることには違いがありません。自分の投資のスタイルによって、選ぶファンドも異なってきます。自分の投資のスタイルに合わせて、運用資金を分散して投資を行ってみましょう。
投資する前に、ファンドの内容を確認し、分散して投資をするのが良い方法なんですね。
もちろん最初から1つのリスクに絞ったファンドに投資をしてもいいのですが、分散して投資をするほうが、より効率的な投資ができますし、リターンを狙える場合も出てきます。自分の投資スタイルに合わせた投資をしましょう。
まとめ
- 各ファンドのリスクや内容をきちんと理解する
- 自分の投資スタイルに合わせて、分散投資をすることを考える
お金を増やす方法は様々です。ご自身のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。
著者プロフィール
-
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。
最近の投稿
- オフショア投資2023.06.15円安だから必要な分散投資
- 資産運用2023.05.19資産運用はできるだけ早めに開始しよう
- 複利2023.05.16投資元本が倍になるのはいつ?
- 毎月分配型2023.05.15今だから聞きたい『単利』と『複利』の違い。
この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/basics/9874/trackback