こんにちは、K2 Collegeの野村です。
朝晩すっかり寒くなってきましたが、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
さて、今回は投資に詳しい人なら一度は聞いたことあるであろう「スターリングハウストラスト」(以下、SHT)について書こうと思います。今でもたまにお客さんから問い合わせがありますが、実際のところどうなんでしょう。
そんなSHTについて、すでに投資されている方や検討されている方は是非ご覧ください。
スターリングハウストラストとは?
まずは、SHT社についての会社と商品案内です。
イギリスのロイズ銀行に、プライベートバンクを特別なルートで作る。(通常億単位でないと作れない)
ニュージーランドの政府(金融当局)の許認可を受けて、主にニュージーランド国外に住む人々にトラストという仕組みで財産を保全しながら高い利回りで運用する信託を行っているそうです。
- 銀行名称: The Royal Bank of Scotland plc(RBS)
- 口座種別: 日本円建て総合口座
- 最低預入: 300万円(上限10億円)
- 増額金額: 100万円以上10万円単位
- 2年は元本(300万)は引き出せないが、毎月利息分の約3万円は自由に引き出せる。
- 預入期間: 無制限
- 月利:1% 年率12% の高利回り保証
- 元本保証
- 開設手数料: USD1550(初年度のみ)
- 管理手数料: USD1100(2年目以降毎年)
- 使用方法: インターネットバンキング
英語の会社案内資料が見当たらなくて、調べたらこんな感じですがそもそも
海外投資で日本円建て
手数料支払いはUSD?
元本保証で高利回り
このあたりで個人的にはスルーですwまた、イニシャルと毎年かかるランニングコストもまあまあ高いですね。
信託スキームらしいからそうなんでしょうが。
具体的な社名や商品などは非公開?
詐欺かどうかって結局は事件であったり、いざそうした事実が発覚しないと断定できませんが防ぐことはできます。
そこで、以前に何度か私に相談が来たやりとりですが、まずお客さんから
知り合いから、先進国の銀行系の信託を紹介されました。一括で300万からで積立はなく保険でもないようです。野村さんは紹介していますか?もしくはあまりおすすめではないですか?
これだけでは分かり兼ねるので、具体的にどんな商品ですか?と聞くと、
詳しくは守秘義務あり契約時にしか明かせないらしいです。そういうことあります?とのこと。
商品名や会社名を明かさずに秘密保持契約を結ぶって正直聞いたことないです。嘘か本当かわからない情報を誰かに相談したらOUT!ってことですかねw
私はそこでピン!ときまして
もしかして、スターリングハウストラストですか?
と聞くと、本人もググって調べたらおそらくそうだと思いますとのことです。
こうして秘密保持契約とか守秘義務とか言って情弱者を上手く丸め込もうとしているんでしょうね。
以前にこちらについて動画でご紹介しておりますので、ご覧ください。
【第598回】【大阪府 会社員 40代前半 男性】RL360、スターリングハウストラストしている方がオフショアファンドへ投資始めました。
世界の金利などのベンチマークから利回りを考察しましょう!
コロナ禍で金融緩和が少し和らいできたとは言え、日本含め先進国がゼロ金利ですね。
東南アジアや南アフリカなど金利が高い国もありますが当然カントリーリスクや為替リスクも付いてきます。
またS&P500やNASDAQなど世界の代表的な指標で、長期で見ても年利7〜8%前後のリターンです。
であるのになぜこのように年利12%の高金利が保しかも元本保証できるのでしょうか?
百歩譲って、年利12%を保証というのであれば、胴元は年利20%以上は取らないとビジネスにならないですから、数字的に考えても無理があります。
そんな話をその方に伝えると
「怪しそうなんで辞めようかな」となったので一安心です。
また、こう言うケースで多いのが何年来の友人知人から話が来たというケース。
特にコロナ禍でリアルで会う機会が減りましたが、詐欺もしくはそれに近い人の特徴として
対面大好き(オンラインだとその良さが伝わらないとか言い出す)
昔からの知り合いに声かける(お互い知っているので話が早い)
一緒に稼いで夢掴もうw
みたいな耳障りのいいことで近づいてきます!ですから、今の私は
コロナ禍でも関係なくこうした輩は関係なく生息していますので、皆さんも気をつけましょうね!
著者プロフィール
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<経歴>
大学卒業後、大手宝飾品専門店に3年2ヶ月勤務。
生命保険業界の杜撰さに唖然として、世直ししたい一心で2006年6月から生命保険の代理店で生命保険の営業マンとして11年半勤務。
その傍らで、より顧客ニーズに立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より個人事業として海外投資のアドバイスを開始。
弊社代表の河合と共通の知人経由で知り合い、その後弊社保険アドバイザー(K2 Assurance)として2017年12月より参画。
現在では、主に弊社パートナー(K2 Partners)向けに勉強会やセミナー講師、オンライン面談などを日々こなしています。
多くのパートナーが海外投資・海外保険のスペシャリストになるように日々サポートしております。
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