こんにちは。K2 College大崎です。
今回は、Goldをアセット・アロケーションにどれだけ組み入れた方が良いか解説します。
わたくしはGoldを保有しておりませんが大丈夫でしょうか?
現在の金融システムがこの先も維持されるかわかりませんし、ある程度は保有しておいた方が良いですね。
どれくらいの割合、Goldを保有した方が良いかも含めて解説しますので、参考にしてください。
- 動画解説
- 中央銀行におけるGold保有量は急増している
- 中央銀行に従え
- Goldの最適配分は14〜18%
動画解説
中央銀行におけるGold保有量は急増している
以前のブログやK2 Collegeの記事において、資産全体の10〜15%程度はGoldをアセット・アロケーションに組み込んだ方が良いと述べてきました。
その理由も述べてきておりますが、その一つに、各国中央銀行がGoldの保有を増やしているという点があります。
以下は「世界公式中央銀行金保有高」の推移ですが、2008年以降、世界の中央銀行がGoldの保有を増やしてきていることが確認できます。
ちなみに、これまでに採掘されたGoldのほぼ半分は宝飾品の形で保有されておりますが、中央銀行のGold保有量はGold全体のほぼ5分の1を占めていると言われ、2021年時点で公式保有量は3万5,000トンを超えているとのことです。
2009年以降、中央銀行におけるGoldの保有量は増えてきておりますが、
特にロシアと中国は、米国による制裁や金融システムでの影響力に対抗するため、米ドルへの依存を減らし、Goldを代替資産として購入しています。
そして、ロシアはウクライナ紛争以降、米国や西側諸国から厳しい経済制裁を受けており、国際的な金融システムから部分的に排除され、外貨準備の凍結リスクが増加しました。
このようなこともあり、Goldを保有することで、制裁の影響を回避し、資産の保全を図ることができると考え、BRICS諸国はじめ、世界の中央銀行がGoldの保有を増やしてきているわけです。
Goldは通貨の価値を裏付ける資産として、米ドルの代わりに国際決済で使用する可能性も考えられており、今後、外貨準備でのGold保有が増え、ドル離れが加速することが考えられております。
日本円だけで持っているのは良くないと考えて、米ドル資産に置き換えているのですが、米ドル資産だけといのもよくないのですね。
米ドル資産に置き換えているのはBetterですね。それにGoldなどの資産もアセット・アロケーションに組入れていけばBestになるのではないでしょうか。
中央銀行に従え
世界の中央銀行が準備資産に占めるGoldの保有割合は世界平均で12~13%と言われているため、我々も資産の10〜15%をGoldで保有するというのも理にかなっているとお伝えしてきました。
経済危機やインフレ、金融市場の混乱が起きた際のリスク回避のため、そして米ドル依存の回避のためと各国で事情は異なりますが、
現在の金融システムは維持できないところまで来ており、各国もそれを理解しているためにデジタル通貨への移行に舵を切り始めております。
中央銀行がGoldを準備資産に加えてリスクに対するヘッジを強化しているように、我々としてもアセット・アロケーションに組み入れておきましょう。
なお、先日、YouTubeを観ておりましたら、貴金属スペシャリストの池水雄一さんが、【資産運用は中央銀行に従え】といったサブタイトルでゴールドを保有すべき理由を解説されておりました。
さすが貴金属スペシャリストですね。
ちなみに、わたくしは中央銀行と同じくらいの割合のGoldを保有すべきと述べておりますが、以下のような見解も述べてきておりますので参考にしてください。
株価は実体経済とは乖離しており、FRB(中央銀行)が低金利政策や金融緩和で通貨供給量を増やしているから、それが株高に反映されているだけです。
現在は、通貨供給量を増やし続けているために株価は上昇しているだけで、まさに資産バブルです。
中央銀行がやっていることだからと気にもしておりませんでしたが、今後は気にした方が良いですね。
今後も資産運用をしていくのであれば、少なくともG7やBRICS各国の中央銀行の動きは注視しておいてください。
Goldの最適配分は14〜18%
わたくしは、ブログやK2 Collegeの記事において、資産全体の10〜15%程度はGoldをアセット・アロケーションに組み込んだ方が良いとお伝えしてきておりますが、
最近の調査によると、大多数の投資家がアセット・アロケーションにGoldを組み入れている割合は1%未満とのことでした。
ただ、incrementumが2024年8月に公表した「The-Optimal-Gold-Allocation」というレポートによると、以下のように纏めてありました。
・SPDR、Sprott、WisdomTreeなどのエコノミストや資産運用会社による最近の調査によると、最適なGold配分は10%から19%の間であることが示唆されている
・Gold市場の新しいルールは、従来の資産配分とポートフォリオ構築の再評価を必要としており、彼らの歴史的分析によると、最適なGoldの配分は通常14%から20%の範囲に収まる。
しかしながら、地政学的不確実性と景気後退の懸念を特徴とする現在の市場環境を考えると、約25%のより高い配分は賢明であるように思われる。
実際、私自身、現在Goldの割合は20%程度となっており、このレポートの内容に共感です。
また、彼らの調査結果によると、Goldを株式/債券ポートフォリオに統合すると、シャープレシオにプラスの影響があり、最適な配分は14〜18%になるようです。
(※1970年から2024年までの期間をカバーする株式/債券ポートフォリオ内のさまざまな金配分の影響を分析し、金に関する月次データ、およびS&P 500および10年米国財務省債の総収益指数を利用)
もしこの範囲を超えてGoldの配分を増やすと、シャープレシオが低下し、バランスの取れた割合ではなくなると述べております。
どういうことかと言うと、
Goldの配分を40%にすることでリターンは最高になるかも知れませんが、ボラティリティ(リスク)とドローダウンも大幅に高くなってしまいます。
シャープレシオは、リスクの大きさに比べてどれだけのリターン(収益率)を得られるのか運用効率を示したもので、数値が大きいほど運用効率が良いわけですから、
運用効率を考えると、アセット・アロケーションにおける最適な配分は14〜18%が良いと言うことになります。
今まで「リターン」だけしか気にしておりませんでした。
それではダメでしょうか?
自分の投資ですから好きにすれば良いですが、「リスク」や「シャープレシオ」を考慮した上で投資されるのも宜しいかと思いますよ。
まとめ
- 資産運用は中央銀行に従え
- Goldをアセット・アロケーションにどれだけ組み入れるのが良いか
- Goldの最適配分は14〜18%
アセット・アロケーションは人それぞれです。
ご自身の年齢や収入、資産状況に適したアセット・アロケーションを相談されたい方は、こちらからご相談ください。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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