投資通貨を分散してリターンを底上げする

こんにちは。K2 College大崎です。

ポンド高が続いておりますね。

以下はポンド円の日足チャートですが、年初来で円安ポンド高が進んでおります。

  • 進む「円安ポンド高」
  • ポンド投資でリターン拡大

進む「円安ポンド高」

どうしてこんなに円安ポンド高が進んでいるのでしょうか。

主な理由は、英ポンドと日本円の金利格差による影響ですね。

ポンドは、英国イングランド銀行(BOE)が2021年12月以降、段階的に「利上げを継続」することでポンド買いが加速し、高値圏で停滞している状況です。

一方で、日本円は日本銀行が「マイナス金利政策を継続」しており、金利の低い日本円は魅力がないですからね。

そして、現在、イギリスのインフレ率は10%を下回り、8.7%上昇と下がってきてはおりますが、依然として食品価格などの値上がりが続いており、高いインフレも継続中です。

英国経済は2025年までゼロ成長が続くと見られておりますが、英国立統計局が13日発表した2-4月の雇用・賃金統計は予想を大幅に上回る強い内容となったために、追加利上げ圧力が強まるとみられております。

6月22日に金融政策委員会が開催されますが、利上げは継続され、円安ポンド高がさらに進むかも知れません。

ちなみに、6月22日は、日本でも金融政策決定会合が開催されますが、マイナス金利政策は継続されると見られております。

ポンド投資でリターン拡大

弊社代表の河合が6月7日にメルマガで事例紹介をしましたが、

今回のケースは、海外積立の満期金をそのまま日本に戻さずに、オフショア資産管理口座を開設して、そこから以下3つのファンドに再投資することになりました。

この方はもう80代になられるのでリスクが高い投資は好ましくなく、リスク(標準偏差)が1%以下となるポートフォリオで運用されることになりました。

積立投資ではリスクの高いファンドで運用しながら資産を積み上げていき、纏まった資金となったらリスクの低いに投資先に移管するのが理想ですね。

なお、今回のポートフォリオは投資通貨も分散されております。

豪州不動産ローンファンドはAUDでしか投資されないのですが、英国学生寮ファンドはGBP、USD、EUR、SGDいずれの通貨でも投資が可能です。

通常はUSDで投資される方が多いのですが、今回はGBPで投資されました。

その理由は、このファンドの場合、USD運用よりもGBP運用の方がリターンが高いからです。
特に他の理由がない限り、リターンが高い方が良いですね。

また、冒頭で案内しましたとおり、年初来で円安ポンド高が進んでおります。

最近は、英国学生寮ファンドに投資する場合、GBPで投資される方が多いですね。

USDで投資するよりもリターンが高いですし、円安ポンド高が進むみ、為替でも含み益が拡大していきますので、ダブルでリターンを得ようとする投資家が増えております。

長期運用をして複利でお金を増やしていくことが基本ですが、どこかのタイミングで利益確定しても良いですね。

当面、ファンドのリターンと為替差益をダブルで得られそうです(^^)

まとめ

  • 「円安ポンド高」が進んでいる
  • ポンド投資でリターン拡大

国際分散投資が世界標準の投資方法ですが、投資通貨も分けることで分散となるだけでなく、リターンを底上げすることができます。

投資家それぞれに適した方法をアドバイスします。
相談を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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