「サイドFIRE」であれば半分の資金でFIREできる

こんにちは。K2 College大崎です。

7割の人が望む「FIRE」という記事を目にしました。

少し前に「FIRE卒業」が話題になっておりましたが、引き続きFIREムーブメントは人気がありますね。

以前 、まずは「Coast FIRE」を目指しましょう との記事を書きましたが、今回は「FIRE」ついて解説したいと思います。

  • 動画解説
  • 何のためにFIREするのか
  • FIREは仕事を続けてもいい
  • 「サイドFIRE」であれば、半分の資金でFIREできる

動画解説

何のためにFIREするのか

冒頭の記事は、株式会社AlbaLinkが「FIREに関する意識調査」を実施したものですが、アンケートのFIREしたい理由を見ると、一番多い理由が「仕事や会社からの解放」となっております。

そもそも母数が少な過ぎると思うのですが、大きく分けると「働くことそのものに嫌気がさしている人」と「会社・職場にうんざりしている人」がいたとのこと。

ただ、働くことに嫌気がさしている方は、自分のやりたいことで収入を得ることができたり、会社・職場にうんざりしている方は、働きやすい職場に変わることができてもFIREしたいのでしょうかね。

そもそもFIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉ですが、労働収入から独立した生活基盤を築いてやりたいことに時間を費やすなど、より自由な生き方を追求するのがFIREの目的です。

「好きなことをして暮らす」ためにFIREしたいと考えるのはわかりますが、「仕事や会社からの解放」のためにFIREしたいと考えるのは、どうなのでしょうか。

「仕事や会社からの解放」のためにFIREしたいと考えるのは良くないのでしょうか?

自分の人生ですから好きにすれば良いのですが、仕事や会社から得られることもたくさんあります。

特に「会社・職場にうんざりしている人」はまずは転職するなどして、新しい環境でチャレンジしてみるのも宜しいかと。

FIREは仕事を続けてもいい

FIREは投資や貯蓄などの資産形成を通して、会社などの勤め先に縛られずに自由な生活を送るライフスタイルですから、別に仕事を続けてもいいわけです。

ですから、仕事を辞めることではなくて、自分の時間をどう使うかを自分で好きに決められる状態を目指すのがFIREです。

こちらの記事で5つのFIREについて簡単に説明しましたが、十分な資産があり不労所得のみで生活できる「Fat FIRE」の方でも、FIRE達成後も引き続き仕事をしている方は少なくないですし、収入が減っても自分がやりたい仕事をする「Barista FIRE/Side FIRE」の方もいます。

「仕事しているならFIREじゃない」という意見を聞いたこともありますが。。。。

そんな意見は気にしなければ良いだけです。

そういう方々はお金を得るために仕事をしている人間がほとんどでしょうから、お金を得るためではなく、やりたい仕事をやるためにFIREしている人間の価値観は理解できないのではないでしょうか。

「サイドFIRE」であれば、半分の資金でFIREできる

とはいえ、FIREを実現させるためには多くの資産が必要となります。

冒頭の「FIREに関する意識調査」を見てみると、FIREするのに必要だと思う資産は、ボリュームゾーンが「5,000万円超1億円以下」で平均額は1億900万円でした。

1億円程度は必要ではないかと考える人が多いようです。

FIREを目指している方で1億円を用意することが難しい場合は、「サイドFIRE」を選択されてはいかがでしょうか。

「サイドFIRE」は資産運用から得られる収入では生活費が賄えない場合、不足分を人的資本(労働)などで賄いながら生活するという考え方です。

例えば、年間300万円程度の生活費が必要な方であれば、「トリニティスタディ」の4%ルールを当てはめれば、FIRE、サイドFIREに必要な資金は以下のようになります。

FIREの場合
300万円×25倍=7,500万円

サイドFIRE(労働収入120万円)の場合
(300-120万円)×25倍=4,500万円

FIREであれば7,500万円が必要となりますが、サイドFIREの場合であれば4,500万円あれば良いことがわかります。

労働収入で120万円/年必要ということは月10万円ですから、例えば時給1,200円のアルバイトを1日8時間するとして、週に3日だけ働けば良いことになります。

週3日だけ自分がしてみたいアルバイトなどで稼いで、残りの時間は自分のやりたいことに費やすことができるということですね。

サイドFIREだと、随分ハードルが下がり目指せそうです。

良かったですね。

実際にFIREしなくても、いつでもFIREできる状態にあるということは、気持ちに余裕が生まれますし、日々、心穏やかな生活をすることもできるのはないでしょうか。

まとめ

  • 何のためにFIREするのか
  • FIREは仕事を続けてもいい
  • 「サイドFIRE」であれば、半分の資金でFIREできる

FIREは投資や貯蓄などの資産形成を通して、会社などの勤め先に縛られずに自由な生活を送るライフスタイルですから、資産形成が大切ですね。

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著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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