「米国国債」と『新海外固定金利商品』ではどちらの利回りが大きい?

こんにちは。K2 College大崎です。

相談をいただく中で、弊社が紹介しております『新海外固定金利商品』と米国債で迷っているという方が少なからずおられます。

『海外固定金利商品』と米国債の比較については、以前の記事で取り上げておりますので、今回は、『新海外固定金利商品』と米国債の比較について、解説します。

  • 動画解説
  • 米国国債には2つのタイプがある
  • 「米国国債」と『新海外固定金利商品』を比較する
  • 金利が下がる前に投資をして、高い利回りを得ておく

動画解説

米国国債には2つのタイプがある

米国国債はアメリカ合衆国財務省によって発行される政府債券で、「利付債」と「ゼロクーポン債」の2種類があります。

「利付債」は半年に一度、利子を受け取ることが出来き、満期日に額面金額が償還されます。

一方、「ゼロクーポン債」は、利子(クーポン)を受け取ることができない代わりに、額面から利回り相当額を割り引いた価格で購入し、満期日に額面金額で償還されます。

つまり、購入価格と償還金額の差額が、利子に相当する収益となります。

SBI証券の既発債券で「米国国債」を見ていただきますと、多くの米国国債が販売されております。

米国国債とあるのが「利付債」米国国債(ストリップス債)とあるのが「ゼロクーポン債」となります。

「利率(税引前)」の項目を見ていただくと、米国国債にはそれぞれの%が掲載されており、米国国債(ストリップス債)はすべて0%となっております。

これが1年間に受け取れる利子(クーポン)の%を示しているわけですね。

「利付債」と「ゼロクーポン債」はどちらが良いのでしょうか?

どちらが良い悪いということはありません。

定期的に利子収入が欲しければ「利付債」にすれば良いですし、満期まで利子収入の受け取りが不要で、満期時に増えた資金を受け取りたい方は「ゼロクーポン債」を選べば良いです。

「米国国債」と『新海外固定金利商品』を比較する

『新海外固定金利商品』は投資金額の10%を上限として、利子収入のように毎年引き出すことはできますが、基本的には複利で増やしていく商品ですので、米国国債の方も利子収入のない「ゼロクーポン債」と比較します。

また「ゼロクーポン債」は残存期間に応じて利回り(税引前・複利)が異なりますので、今回は『新海外固定金利商品』の10年プランと、残存期間が10年程度の「ゼロクーポン債」である米国国債(ストリップス債)で比較します。

SBI証券に残存が約12.8年のものがありましたので、こちらを利用します。

ちなみに、基本的に債券は残存が長い方が利回りは高くなりますので、米国国債(ストリップス債)の方が約2.8年分、有利です。

<米国国債(ストリップス債)>
2037年5月に償還日を迎える(残存期間約12.8年)ストリップス債は、クーポン(利払い)がない代わりに、額面の63.65%で購入し、償還日に額面の金額(100%)で戻ってくるというものです。

例えば、額面USD100,000の63.65%のUSD63,650で購入したら、償還日USD100,000となって戻ってきます。

差額のUSD36,350を12.8年で稼ぐことになりますから、年間の利回りは3.59%ということになります。

<新海外固定金利商品>
『新海外固定金利商品』10年満期プランに同じUSD63,650を投資した場合、こちらは10年後にはUSD109,758.42となり、差額のUSD46,108.42を10年で稼ぐことになります。

年間の利回りは5.6%ということになり、米国国債の利回りに比べ、年間で約2.01%も『新海外固定金利商品』が高いです。

利回りで比較すれば、どちらのリターンが大きいか一目瞭然ですね。

そうですね。
お金を増やすために投資するわけですから、合理的に判断するだけですね。

金利が下がる前に投資をして、高い利回りを得ておく

米国債の利回りは、米国債の需要動向や金利情勢によって変化します。

FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長は8月23日、ジャクソンホールで開かれているシンポジウムで講演し、インフレが目標である2%に向かいつつあるため、政策を調整する「時期が来た」と述べて、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で利下げに踏み切る考えを示しました。

要は、9月に入れば利下げとなり、利回りは下がるということです。

債券価格と金利は逆相関する関係にあり、一般的に金利が下がると債券価格が上昇し、金利が上がると債券価格が下落します。

例えば、前述した<米国国債(ストリップス債)>も、額面USD100,000の63.65%のUSD63,650で購入できたものが、74.41%のUSD74,410などどなってきます。

<米国国債(ストリップス債)>は償還日にUSD100,000となって戻ってくるものでしたから、得られる差額は小さくなるということですね。

『新海外固定金利商品』10年満期プランも8月1日時点における金利は5.60%でしたが、9月に入れば、この金利も下がってくることが想定されます。

先ほど、「お金を増やすために投資するわけですから、合理的に判断するだけ」と述べましたが、金利が下がる前に投資をして、高い利回りを得ておりましょう。

合理的に判断するだけですから簡単ですね。

それがそうでもないのですよ。

条件が良いタイミングで決断できずに、あのタイミングで投資しておけば良かったと、後悔している方もたくさんおられます。

まとめ

  • 米国国債には、「利付債」と「ゼロクーポン債」の2種類がある
  • 『新海外固定金利商品』の利回りは、米国国債に比べて高い
  • 金利が下がる前に投資をして、高い利回りを得る

『新海外固定金利商品』への投資を希望される場合、金利が下っていく前にこちらからご連絡ください。
(お問合せ内容に「新海外固定金利商品資料希望」とご入力ください。)

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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