海外口座(カリフォルニア・アカウントプログラム)終了だって〜!

こんにちは、K2 Collegeの野村です。

今回は、海外口座ご紹介サービス《カリフォルニアアカウント・プログラム》がこの度サービスを終了するとのことで、その点について解説していきたいと思います。

  • 海外口座(カリフォルニア・アカウントプログラム)とは?
  • 三菱UFJ銀行が子会社ユニオンバンクを売却
  • (まとめ)海外口座を持っていない方は今すぐにでも口座開設を!

海外口座(カリフォルニア・アカウントプログラム)とは?

ここでは、海外口座ご紹介サービス《カリフォルニアアカウント・プログラム》について触れていきたいと思います。こちらのサービスは、日本最大手の銀行である三菱UFJ銀行がMUFG Union Bank, N.A.(「ユニオンバンク」という)を所属外国銀行とする外国銀行代理銀行として、セービングス口座とチェッキング口座の契約締結の媒介(勧誘ならびに取り次ぎ)を2017年ごろから開始しました。

日本人が日本に居ながら銀行口座開設ができるのが最大の特徴。ユニオンバンクは、三菱UFJフィナンシャルグループの子会社であるため、三菱UFJ銀行の銀行口座を持っていれば簡単にアメリカに銀行口座の開設ができます。三菱UFJ銀行にカリフォルニアアカウントプログラムを郵送で申し込めば2~3週間で銀行開設が完了します。日本語サポートが手厚いため、英語が苦手な方でも問題なく銀行口座を維持することができるので、人気がありました。

しかし、昨年あたりから流れが変わってきました・・・。

三菱UFJ銀行が子会社ユニオンバンクを売却

昨年2021年9月21日に、MUFG の米国子会社である米州 MUFGホールディングスコーポレーショ(CEO Kevin Cronin)を通じて保有する MUFG Union Bank, N.A.の全株式を U.S. Bancorp(以下 USB)に譲渡すること(以下 本株式譲渡)について USB と合意し公表しました。その記事はこちらを御覧ください。

本株式譲渡は当初、2022 年 1 月~6 月の実行を予定しておりましたが、関係当局からの許認可取得プロセスが継続していたことから 2022 年 7 月~12 月の実行予定へ変更したことを 2022 年 5 月 16 日に発表しました。

ユニオンバンクの株式譲渡のため、カリフォルニアアカウント・プログラムは、2022年11月22日(火)郵送専用申込書(メールオーダー)当行到着をもって、新規受付が停止となります。

プレスリリースの中では、US Bancorpへ売却後も日本人のユニオンバンク口座やサポートサービスが継続できるように協議しているとのことです。

アメリカでファイナンシャルサービスを受けるためには、原則Social Security Numberが必要です。それを持たない非居住者である日本人の銀行口座はどうなってしまうのでしょうか。最悪のケースは、ユニオンバンクの銀行口座が閉鎖されてしまう可能性があります。いま非居住者がアメリカで銀行や証券会社で口座を開設するのは、アメリカで手続きをしたとしても非常に難しくなっています。クレジットカードをあらたにつくるのも至難の業です。

(まとめ)海外口座を持っていない方は今すぐにでも口座開設を!

とはいえ、日本人のユニオンバンクの銀行口座が閉鎖されるという可能性は非常に低いでしょうすでにユニオンバンクから融資を受けている投資家もいますし、日本人のアメリカ不動産オーナーは頻繁に入出金があり、送金もしているので利用者保護の観点から閉鎖するということにはならないでしょう。
今、ユニオンバンクの日本語サポートに確認したところ、日本人のユニオンバンクの銀行口座を閉鎖するということはないということでした。

であれば、海外口座を持っていない方にとっては最後のチャンスかも知れません。海外口座といえば、香港に渡航してHSBC銀行など開設するというのが一般的でありましたが、コロナ禍で入国規制の厳しい香港に行き来できるのもまだまだ先の話である。また、香港のチャイナ・リスクも考えると日本にいながらアメリカの銀行口座を持てるというのも今後無いだろう。

また、日本の銀行で円資産だけしか持っていない方は、金利は殆どつかないし今の円安・物価高で資産が目減りしていく一方です。USD資産を海外口座で持つことでいざという時の資産防衛にもなりますし、USDを持つことで今後益々円安になったとしても円換算した資産の目減りを防ぐことができます。

繰り返しになりますが、海外口座を持っていない方は今すぐにでも作りましょう!

まとめ

  • 海外口座(カリフォルニア・アカウントプログラム)が新規受付を停止すると発表
  • カリフォルニア・アカウントプログラムは日本にあながらアメリカの口座開設が可能
  • 2022年11月22日(火)郵送専用申込書(メールオーダー)当行到着をもって、新規受付が停止
  • USDを持つことで将来の資産防衛にも!
  • 海外口座を持っていない方は今すぐにでも開設を!

今回は「海外口座(カリフォルニア・アカウントプログラム)終了だって〜!」について寄稿しましたがいかがでしたでしょうか?日本にいながらアメリカの銀行口座が持てるのは、ラストチャンスかもしれません。仮に開設できても現地に渡航しなくてはいけないなどハードルは上がります。ですので、海外口座を持っていない方は今すぐにでも郵送で作成しましょう!

*パートナー募集はこちら

著者プロフィール

野村元輝
野村元輝
<経歴>
大学卒業後、大手宝飾品専門店に3年2ヶ月勤務。
生命保険業界の杜撰さに唖然として、世直ししたい一心で2006年6月から生命保険の代理店で生命保険の営業マンとして11年半勤務。

その傍らで、より顧客ニーズに立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より個人事業として海外投資のアドバイスを開始。

弊社代表の河合と共通の知人経由で知り合い、その後弊社保険アドバイザー(K2 Assurance)として2017年12月より参画。

現在では、主に弊社パートナー(K2 Partners)向けに勉強会やセミナー講師、オンライン面談などを日々こなしています。
多くのパートナーが海外投資・海外保険のスペシャリストになるように日々サポートしております。

この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/8207/trackback