積立投資の失敗を避けよ

こんにちは!K2 Collegeの半野です。

今回も積立投資の話です。先日つみたてNISAや海外積立投資の内容を確認しました。すでに積立投資を始められている方もいるかと思います。ただ、株式市場などマーケットの状況がここ1年ばかり、あまり良くないので、少々焦り気味の人もいるのではないでしょうか。株価が上がらないと不安になっている人も多いでしょう。だからと言って焦ってはいけません。

「つみたてNISAだと、すぐに出金できるし、解約してもいいかな」

そういう考えが浮かんでいる人もいるかもしれません。しかし、積立投資の特徴は何でしたでしょうか。それを確認してからでも遅くはありません。何が本当の投資の失敗につながるのかを確認しましょう。

最近株式市場も良くないので、積立投資を開始したのは、失敗したって考えているんです。

積立投資の場合、マーケットが落ち込んでも失敗とは限りません。ここで確認しましょう。

  • 積立投資の特徴を再確認する
  • 積立投資の失敗は何か

積立投資の特徴を再確認する

ドルコスト平均法を使った分散投資

何と言ってもこれが一番大きい特徴。ドルコスト平均法は、一定金額で時間を分散し、購入する口数を調整する投資方法です。この方法であれば、価格が上下に変動しても慌てる必要はなし。

下落していても損していることにならない

積立投資で大事なことは最終的にどうなっているかが重要です。途中を無視しろとは言いませんが、その価格に一喜一憂して、すぐに損切りというのはお勧めできません。

相場が下落した → すぐに売却 

これだとデイトレをする株取引のようなものです。しかも価格が下落して損切りですから、当然残るのは損失のみです。損切りすることは重要ですが、積立投資の場合、慌てて損切りしてしまうことが、将来の利益を捨てる可能性につながるのです。つまり「マイナスだ!!」と言って、すぐに売ってしまうことは決していいことではないのです。積立投資は、デイトレのような株取引とは異なりますので、注意しましょう。

積立投資の失敗は何か

先ほど述べたように価格下落→すぐに解約。これが一番良くありません。下の表を見てみましょう例えば10年目に、価格が大きく下落したからと言って購入をストップし、解約したらどうでしょう。

このようにマイナス246万円以上の損失です。価格下落に振り回された一例です。

一方最後まで継続した場合もみてください。最初のファンド単価が300円、終了時が半額以下の130円となってしまっていますが、結果はどうでしょう?

投資金額:1,200万円
評価金額:1,348万円

そうなんです!普通に考えると損失になっていそうですが、148万円以上のプラスになっていることが分かります。しかも途中の経過を見ても、マーケットの状況が良かったとは決して言えません。それでもリターンを得て終わることができます。

暴落しているからという理由で、途中解約するのは良くないんですね

もちろん状況により変わってきますが、マーケットが良くないからという理由ですぐに解約するのは良くないことがわかります。

【まとめ】積立投資で途中解約はやめること

積立投資の場合、価格下落のリスクを回避するためのドルコスト平均法を利用しています。価格が下がったからと言って、すぐに解約してしまうことが、一番の損失につながってしまいます。もしそのように考えている人がいたら、再度考え直してみましょう。自分で計算してもいいかもしれません。

すぐに解約ってなりそうですが、我慢してマーケットの状況をみながら、自分の投資がどうなっているかを確認することが大切なんですね。

ドルコスト平均法を利用した投資ですから、長い目で見ることを忘れないようにしてください。

まとめ

  • 積立投資は継続するところにメリットがある。
  • 価格の変動で焦って解約することが損失につながる。

お金を増やす方法は様々です。ご自身のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。

著者プロフィール

半野輝明
半野輝明
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。

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