法人保険  

エヌエヌ生命「Emergency Plus LⅡ」（法人向け商品）

こんにちは、K2 Collegeの野村です。
今回は、エヌエヌ生命「Emergency Plus LⅡ」ついてご紹介します。
エヌエヌ生命といえば法人向けの商品がメインの会社です。
以前にEmergency Plus　無解約返戻金型災害・重度疾病定期保険についてご紹介しましたが、それとの違いなども解説していこうと思います。

エヌエヌ生命って法人向けの商品が売りの会社とのことですが、このご時世でやっていけるのでしょうか？

以前は「節税保険」メインでしたが、昨今の流れから保障をベースに提案してきているようですので、財テクありきでの提案ではないのでそういったニーズのある法人にはいいかと思います。

  • 「Emergency Plus LⅡ」動画解説
  • 「Emergency Plus LⅡ」は死亡保障が段階的に上がっていく生命保険
  • 解約返戻率よりも保障重視で
  • 診査扱いだと不安な経営者には向いているぐらい

「Emergency Plus LⅡ」動画解説

「Emergency Plus LⅡ」は死亡保障が段階的に上がっていく生命保険

この保険は以下の3点が特徴となります。

まず1についてですが、死亡保険金はご契約から1年以内は基準保険金額の25％をお支払いします。
2年目からは50％が保険期間満了まで保障されます。

次に、脳卒中や急性心筋梗塞による死亡時はご契約から1年以内は基準保険金額の50％をお支払いします。
2年目からは満額が保険期間満了まで保障されますので、3大疾病のうちこの2つの疾病による死亡時には手厚い保障となります。また、不慮の事故または今回の新型コロナウィルスなどの感染症による死亡時も先ほどの脳卒中や急性心筋梗塞と同様の保障内容となります。図で表すとこのようになります。

ただし、あくまで死亡時のみ保障対象ですので診断されたからといって一時金は支給されませんのでご注意ください。

また、下記3つの告知に該当しなければ引き受けOKです。ハードルはとても低いかと思います。

また、生命保険のタイプとしては低解約返戻金型ですので、その分保険料を抑えております。

  • 少しでも保険料を抑えて出来るだけ多くの保障を確保したい法人
  • 脳卒中・急性心筋梗塞・感染症・不慮の事故による重点的な死亡保障を確保したい法人
  • 診査扱いの手間と時間をかけることなく死亡保障を準備したい法人
    にはぴったりかと思います。

告知事項が3項目だけってめちゃ加入するのに楽ですね！

告知を少なくする分、初年度の保険金額を削減したり病気や事故などで保険金額が異なるように調整して、保険の引き受けの間口を広げている感じですね。

解約返戻率よりも保障重視で

さて、次に解約返戻金および返戻率ですがどのようになっているでしょうか？上記の保障内容と同じで見てみましょう。

＜契約例＞
契約者：法人
被保険者：50歳男性
保険期間・払込期間・低解約返戻金期間：88歳（低解約返戻金割合：98％）
保険金額：1億円
年払い保険料：1,401,800円

ピーク時の返戻率は8年目で69.55％となります。こちらは解約返戻率のピークが50〜70％に該当しますので、ピーク時までは保険料の6割を損金処理できます。
しかしながら、損金処理して税効果を加味してもピーク時の返戻率は80〜85％程度です。
解約返戻率よりは死亡保障メインで解約した時にお金がいくらか戻ってくる程度の保険と考えて良いかと思います。

返戻率も良くないならそこまで加入するメリットを感じないのですが・・・。

掛け捨ての生命保険に入るのが勿体無いぐらいの法人にはいいかもしれませんが、おっしゃるように個人的にもこれ以外の保険の方がいいプラン沢山あると思います。

診査扱いだと不安な経営者には向いているぐらい

先ほどからお伝えしているように告知項目が3項目のみですので、加入しやすいのが特徴です。加入できる間口を広げている分初年度の保険金を削減していたりと通常の生命保険とは違い、条件付きなのが特徴です。

ですので、死亡保障を十分にご用意していない法人で診査扱いだと何か指摘されそうで不安だな・・・という社長にはいいかもしれません。それ以外に該当しなければ他社の低解約返戻金型の定期保険の方がコスパもいいかと思いますので、他社で条件付き契約となったり、謝絶となった場合にこちらの保険でしたら、検討の余地があるかと思います。

保険で謝絶になっても他社に情報共有はされないんですか？

金融機関の信用リスクと違い、謝絶になってすぐにそういったことはないですね。ただ、担当者の報告書ベースでは他社で謝絶や条件付き契約になったことがるか？などの報告は求められることはあります。

まとめ

  • 「Emergency Plus LⅡ」の告知は3項目で加入しやすい
  • ただし、保険金削減期間などがあるのでよく確認しよう！
  • ピーク時の返戻率が70％以下なのでメリットはあまりない
  • 死亡保障をどうしても確保したいけど体況に不安のある経営者向き

いかがでしたでしょうか？エヌエヌ生命は法人向けの商品がメインですが必ずしも法人のニーズを満たせるとは限りません。特に法人保険は今となっては売る商品がない！と嘆いている保険営業マンも多いかと思います。そんな時には、弊社のビジネスパートナーとして登録してみてはいかがでしょうか？国内外のから保険や投資を選んでクライントにより良い提案をしましょう！

＊パートナー募集はこちら

著者プロフィール

野村元輝
野村元輝
＜経歴＞
大学卒業後、大手宝飾品専門店に3年2ヶ月勤務。
生命保険業界の杜撰さに唖然として、世直ししたい一心で2006年6月から生命保険の代理店で生命保険の営業マンとして11年半勤務。

その傍らで、より顧客ニーズに立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より個人事業として海外投資のアドバイスを開始。

弊社代表の河合と共通の知人経由で知り合い、その後弊社保険アドバイザー（K2 Assurance）として2017年12月より参画。

現在では、主に弊社パートナー（K2 Partners）向けに勉強会やセミナー講師、オンライン面談などを日々こなしています。
多くのパートナーが海外投資・海外保険のスペシャリストになるように日々サポートしております。

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