こんにちは、K2 College 松本です。
今回は『元本保証SP500』についてお伝えします。
ラチェット運用がよく分からないですが、元本保証されながらS&P500に投資できるということでしょうか?
その通りです。シンプルな商品なのでそんなに説明することないのですが、ラチェット運用も含めて、この記事で解説していきたいと思います。
- 動画解説
- 元本保証SP500の概要
- ラチェット運用しながら、インデックス投資を超える利回り
- 教育資金準備、退職金運用など幅広く利用できる。
- 日本の一時払終身保険を契約している人は個別に相談してください。
動画解説
元本保証SP500の概要
冒頭でもお伝えしましたが非常にシンプルな商品です。
商品概要
保険会社:KNIGHTHEAD
預入金額:USD 25,000〜
預入通貨:米ドル(USD)
預入期間:5年、7年
運用口座:インデックス口座(S&P500/MSCI EAFE/MSCI EM)& 固定金利口座
上限金利:預入期間と運用口座によって異なる(契約後は毎年更改)
無料引出:年間で預入金額の10%まで、預入期間中は最大50%まで引出可能
引出手数料:預入期間によって5〜8%から経過年数に応じて低減
インデックス口座の上限金利(2024年11月1日〜)*毎月更新
5年 | 7年 | |
S&P500 | 8.00% | 8.25% |
MSCI EAFE | 9.00% | 9.00% |
MSCI EM | 9.00% | 9.00% |
固定金利口座の金利(2024年11月1日〜)*毎月更新
5年 | 7年 | |
固定金利 | 3.40% | 3.60% |
引出手数料 *年間で預入金額10%を超える部分に対する手数料
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 7年 | |
5年プラン | 6% | 6% | 6% | 5% | 4% | – | – |
7年プラン | 7% | 7% | 7% | 6% | 5% | 4% | 3% |
商品解説
『元本保証SP500』は、米ドル建(USD)で預入期間(5年、7年)と運用口座に応じて上記の上限金利または固定金利が適用され、複利で運用できる商品です。インデックスのリターンに応じて付与される金利が毎年変動します。シナリオとしては3パターンです。
- インデックスのリターンが0%未満
→その年の金利は0%になる - インデックスのリターンが0%〜上限金利以下
→リターンの数字がそのまま金利として適用される - インデックスのリターンが上限金利超え
→上限金利が金利として適用される
ということで、元本未満になることはない商品です。また付与された金利によって増えた金額が減ることもありません(ラチェット運用)。その代わり上限金利を設けているので、突き抜けて増えた年の金利は抑えられる仕組みです。インデックスに投資したいけど株高で躊躇されている方、また運用期間を長く取れない方にはとても適した商品です。また運用する口座は毎年変更できるので、固定金利に変えたくなったら切り替えてもOKです。USD 25,000以上であれば契約できるので、幅広い方に利用できる商品かと思います。
気になるこの保険会社の格付け(レーティング)はA-です。
なおこの会社、イギリスのバーミンガムC(サッカーチーム)のオーナーです。
ちょうど外貨建一時払保険の提案をされているのですが、こちらの方が増えそうだし面白そうですね。
日本の一時払外貨建保険商品よりは上限金利が高いですし、インデックスのリターンを享受しながら元本確保されるのは安心ですね。
ラチェット運用しながら、インデックス投資を超える利回り
実際にどれくらい増えるかはインデックスのリターン次第ですがシミュレーションをしてみましょう。
契約例
契約者:50歳 男性
預入金額:USD 50,000
預入期間:7年
上限金利:9.70%(2024年4月時点)
口座価値の推移
経過年数 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 7年 |
S&P500 リターン | -13.5% | 8.0% | 15.0% | 10.0% | 5.0% | 7.0% | 8.0% |
適用金利 | 0% | 8.0% | 9.7% | 9.7% | 5.0% | 7.0% | 8.0% |
付与利息(USD) | 0 | 4,000 | 5,238 | 5,746 | 3,249 | 4,776 | 5,841 |
口座価値(USD) | 50,000 | 54,000 | 59,238 | 64,984 | 68,233 | 73,010 | 78,850 |
返戻率 | 100% | 108% | 118% | 129% | 136% | 146% | 157% |
S&P500に一括投資した場合の推移
経過年数 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 7年 |
S&P500 リターン | -13.5% | 8.0% | 15.0% | 10.0% | 5.0% | 7.0% | 8.0% |
S&P500の価値(USD) | 43,200 | 46,710 | 53,716 | 59,088 | 62,042 | 66,385 | 71,696 |
返戻率 | 86% | 93% | 107% | 118% | 124% | 132% | 143% |
仮に上記のようなリターンだった場合は、普通にインデックスに投資したときよりも増えます。インデックスの暴落が経過年数の後半になればなるほど価値の下落幅は大きくなるので、『元本保証SP500』に投資していたほうが良かったという結果になります。
仮でシミュレートしたS&P500のリターンですが、通常投資した場合の年平均利回りは6.14%しかありません。『元本保証SP500』だと年平均利回りが8.14%になります。
長年インデックス投資をして大きな恩恵を得ていますが、今後の株価暴落を考えると『元本保証SP500』の方が安心できるし、増える楽しみもありますね。投資したいと思います。
リスクの分散にもなりますし、いいと思います。下記の直接相談から「元本保証SP500の資料希望」とお問い合わせください。
※直接相談(無料)
教育資金準備、退職金運用など幅広く利用できる。
預入期間が5年、7年と選択肢があるので、様々なニーズに対応できます。
教育資金準備
お子さんの為に学資準備をする時は「積立」でする人が多いですが、独身時代の預貯金など既にまとまった資金を持っている方もいます。まとまった資金で運用した方が早く増えるので、『元本保証SP500』を教育資金準備に利用できます。また一人目の時はバタバタで学資準備をしてなくて、大きくなってしまい積立では間に合わない場合でも7年以内であれば金利を付けて増やしておくことができます。
退職金運用
退職金はまとまった資金が一気に手元に入るので、皆さん住宅ローンの返済に充てたり、資産運用をやってみたりと色々考えると思います。ただ、人間は何歳まで生きるか分からないので、老後の生活資金はできるだけ枯渇しないように長持ちさせたいはずです。かといってリスクが高く価値が大きく変動するものや流動性の悪いものだと万一の時に使い勝手が悪くなってしまいます。そこで『元本保証SP500』なら預入期間が7年以内ですし、元本または増えた価値が減ることがないので安心して運用できます。
退職金運用をどうしようかと思っていましたが、『元本保証SP500』減ることがないので安心ですし、普通に投資するよりも増えそうです。始めたいと思いますが、まずは資料など見てみたいです。
しっかりと守りながらも積極的なリターンを狙いたい方にはとても良いと思います。下記の直接相談から「元本保証SP500資料希望」とお問い合わせください。
※直接相談(無料)
日本の一時払終身保険を契約している人は個別に相談してください。
『元本保証SP500』は、教育資金準備や退職金運用と若い世代や高齢世代でも利用して頂けます。日本だと外貨建で一時払の終身保険や個人年金保険を勧められると思います。代表商品は以下。
・メットライフ生命 サニーガーデン
・メットライフ生命 レグルス
・メットライフ生命 ビーウィズユープラス
・ジブラルタ生命 積立利率更改型一時払終身保険
・PGF生命 米国ドル建積立利率更改型一時払終身保険PGF
・ソニー生命 米ドル建一時払終身保険
・プルデンシャル生命 米国ドル建積立利率更改型一時払終身保険(無告知型)(無配当)
・住友生命 ふるはーとJロードグローバルⅡ 5年ごと利差配当付指定通貨建終身保険(一時払い)(19)Ⅱ型
・明治安田生命 米ドル建一時払養老保険
・明治安田生命 期間がえらべる外貨建一時払終身保険
・マニュライフ生命 未来につなげる終身保険 通貨選択型一時払終身保険
最近は利率も上がりましたが、それでも『元本保証SP500』の方が増える可能性が高いですし、短い運用もできるので、上記の保険を含めて一時払の生命保険を契約している人は改めて見直してみましょう。
まとめ
- 銀行に眠っているお金は運用しよう!
- 低金利の商品に預けている人は見直そう!
- 教育資金準備や退職金運用が目的の人は選択肢に入れよう!
著者プロフィール
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大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。
外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。
また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。
そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。
クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。
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