配当控除(はいとうこうじょ)

   

意味

配当控除とは、国内株式等の配当等について、総合課税を選択して確定申告をした場合に適用される税額控除。

   

解説

例えば、国内株式の配当は、通常、法人税が課された後の利益を株主に分配するものだが、ここにさらに所得税が課されると二重課税になってしまう。これを排除する意味で、税額控除として設けられたものが配当控除。配当控除率は課税総所得(申告分離課税分の所得を含むが、山林所得・退職所得は除く)の金額により異なり、所得税については配当所得の10%又は5%(住民税については配当所得の2.8%又は1.4%)が算出税額から差し引かれる。なお、一定の公募国内株式投資信託の収益分配金についても配当控除の適用があるが、配当控除率は最高でも国内株式の配当金の半分となる。

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